香港挨拶回り、最終、Michael Lauの待つcrazysmilesへ。
付き合うに値するヤツかどうか、ちょっと会ってみようぜ、夕飯までにはまだ間があるし。
きっとそんな感じだったんじゃないかと思う。
マーク・ランドワーのスタジオを出てしばらくすると、アテンドをお願いしたジャムさんの携帯にMichael Lau(マイケル・ラウ)のcrazysmiles galleryから連絡が入った。
ギャラリーには何も見せるものはないけれど、マイケルもいるし、よかったらどうぞ。
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何でこうなったのか、一瞬、戸惑った。
ジャムさんいわく、きのう何度もギャラリーに電話を入れたが、留守なのか誰も出ない。
そこでサイトの片隅に見つけたメールアドレスへギャラリーの見学について問い合わせ、その際、留之助商店のサイトや店主のブログのURLを添えて、こんな人物の代理でメールしていると告げたというのだ、なんて気が利く人だろう。

14階建てオフィスビルのワンフロアを占拠するクレイジースマイル・ギャラリー。
エレベーターを降りると床も壁も天井も艶消しの黒で塗りつぶされ、正面の壁だけがシックな焦げ茶色の板で仕上げられたホールに出る、ドアもサインさえ見当たらない。
するとその大きな木の壁が丸ごと左にスライドして、笑顔のアシスタント氏が迎え入れてくれた。
入ってすぐの、段ボール箱がいくつも積み上げられた薄暗くガランとした空間がギャラリー・スペースなのだろう、マイケルが奥の暗がりからこちらに近づいて来るのを感じた。
彼の放つ強いオーラで周りの空気がうねり、後ずさりしそうになる。
海に首までつかり、押し寄せる波に足をすくわれてよろめくような感じといえばよいか、完全に店主はミーハーな玩具少年と化していたのだった。
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マイケルは故意に英語を話さないのか、話せないのか、終始広東語で通し、ジャムさんを介しての会話となった。
それによると当店のサイトを見て回り、会ってみる気になったというのだ。
日本とはすっかり縁遠くなり、日本人の新しい協力者を探していたところだったとも。
しばらくするとマイケルがぜひ紹介したいと言う、彼の弟分で完璧な日本語を話すMeter Chenがやって来た。
およそ10年前、日本で香港フィギュア・ブームが巻き起こり、猫も杓子もマイケルに寄ってたかった時代、彼と行動をともにし、彼の言葉を正確に日本に伝えてきた青年がメーター。
いまではマイケルと日本人の間に入って通訳するような機会はほとんどなくなり、代わりに香港でもっとも売れているファッション・モデル(たぶん諸葛梓岐=マリー・ジュウガー)のマネージャーとして大成功しているという。
メーターの登場でますます場は盛り上ったけれど、マイケルとは通訳を介するためにいささか距離を感じないではいられなかった。
そんな店主のもどかしさを察したのか、あるいは彼も同じような気持ちでいたのか、メーターを指さすと、冗談っぽく日本語で「スケベ」。
「いやぁ、そんなことないっすよ」とメーターが日本語で言うと、さらにマイケルが突っ込む、「ノーノーノー、ドスケベ」。
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ジャムさんがクレイジースマイル・ギャラリーに送った1通のメールのおかげで、突然、天才マイケル・ラウの招待を受け、彼の作品が陳列されているギャラリー隣接の小部屋で1時間ほどとりとめのない話をしただけなのに、すっかり日本では留之助がいちばんマイケルに近い所にいるような気になってしまったのだった。
とんでもない勘違と笑われてもいい、救いがたいご都合主義とヒンシュクを買ってもへっちゃらだ。
「スケベ」のひとことで打ちとけ合えた者でないと、この感じは分からない。

図らずも本日午後、The Godfather 2.0、Classic ver.、Horseheadが到着(上の画像)。
いましがたメーターからはマイケルに頼まれたからと香港の新ショッピングセンターK11のMixtra Shoe Shopで7月に開催される新作トイの案内(下)が届いた。
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by tomenosuke_2006 | 2010-06-21 23:59 | モチャ行脚
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