TTF 2010現地リポート-3/香港のハート人形、loving on。
ハートのかたちをしたモチャを指さし、これいいじゃない、買おうよ、と言った店主の心の内は、榎本店長には分からなかったと思う。
ばかりか、大いに戸惑ったふうだった。
なんたって毒気は皆無だし、見てのとおりのかわいらしさ、説明されなくても遊び方さえひと目で分かるシロモノなのだ。
ならどーしてブルーとピンクの人形、loving onだったのか、この場を借りて説明させてもらいます。
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じつは、子どものころに見たトンボの交尾を思い出したのだった。
人間にも交尾があるなんて想像さえしたことのない純情無垢な時代、尻尾の先を連結させて空中でのたうつ2匹のトンボに、なんとなく「がんばって」と声援を送っていた自分。
トンボ採りに出かけた裏山で、この2匹だけは掴まえないでおこうと決めたのに、近所でも評判の乱暴者の中学生が「バッカモーン」と奇声を上げながら、連結部分を竹竿で一刀両断にしてしまった。
トンボの痛みがものすごい勢いで伝わってきた。
股間をギュッと締め上げられたような気分になった。
遠い夏の終わりの出来事だった。
なので、背中合わせで合体すると側面までハートのカタチになるブルーの男の子人形とピンクの女の子人形は、あの時、守り切れなかったトンボ・カップルの代わりに、そっとやさしく持ち帰りたいなぁと思った次第。
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パッケージの上フタを開けると、内フタ状の透明プラスチックが人形のすぐ上にのっている。
これは、付属の愛の言葉の吹き出しシールを、場面に合わせて切り抜いて貼るためのもの。
あとはお分かりでしょ、愛するあの人に、自分の気持ちをハート人形に託して贈るわけですよ。
で、紹介が遅くなってしまいましたが、このほのぼのの作者は香港でアトリエ・メーカーTOUCHを主宰するJoe Lo(ジョー・ロー)、作品同様とってもテンダーなお姉ェ言葉の青年でした。
榎本店長が首をかしげるほど買い込んでしまいました。



下の画像はジョー・ローのもうひとつの顔、1/6フィギュア作家としての参考出品作Hair Salon。
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by tomenosuke_2006 | 2010-07-12 23:43 | モチャ行脚
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