Art Dabutsu Tomenosuke Exclusive by Erick Scarecrow - 1
自由の女神像のような、君がデザインしたヒップホップな大仏像を見てみたい。
きっかけはErick Scarecrow(エリック・スケアクロー)と連絡をとりはじめた2007年10月20日の、奈良の大仏の画像を添付した冗談半分のメールだった。
以来、もっと大仏の画像を送ってほしいという彼に画像検索のURLを教えたり、性別を問われてしばし答に窮したり、しばらく大仏の話題が途切れることもあった。
それが今年に入り、急にピッチが上がった。
突然スケッチが送られてきて意見を求められ、「帽子が変だ」というと帽子をカットし、「坊主頭が淋し過ぎるし、台座をなくしてその分フィギュアを大きくしたらどうか」というと、これでいきたいと最後のスケッチが届いた。
スプレー缶を両の手ではさみ、穏やかな表情でしゃがむ大仏、鉛筆の先端が平らな頭を成しているのが面白い。
6月にはプロトが完成し、7月はじめの来日の折り岐阜市正法寺の籠大仏(かごだいぶつ)へ案内すると、いろいろ感じるものがあったのだろう、あと少し原型に手を加え、留之助商店の4周年までにはかならず完成させると約束したのだった。
というわけで、これから数回に分けて、いままで秘密にしていたエリック作の大仏、その名もArt Daibutsu(アート・ダイブツ)完成までのプロセス画像を紹介しようと思う。
まずはコンセプト・スケッチから。
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エリックを籠大仏へ案内したのは晴天の7月4日、日曜日の朝だった。
檀家の皆さんなのか、町内会の人たちなのか、とにかくふだん着の大人も子どもも総出で夏の大掃除の最中だった。
拝観料一人200円を払って見物させていただいた。
じつに美形の大仏様、恥ずかしながら岐阜市にこんな宝物があるとは思いもしなかった。
奈良、鎌倉に次ぐ日本三大大仏のご本尊を目の当たりにして、エリックの感動もひとしおだった。
取り憑かれたようにデジカメのシャッターを押し続けていた。
下の画像はそんな彼から送られてきたものである。
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籠大仏についてはWikipediaで詳細されています。→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%90%E9%98%9C%E5%A4%A7%E4%BB%8F
by tomenosuke_2006 | 2010-08-29 12:28 | 留之助限定モチャ
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