けったいな、あとのふたりをご紹介します。
みんなにチヤホヤされるんじゃなくって、むしろ「ワタシは遠慮しときます」みたいな人の方が多い、ユルイをさらに下方修正したあげくのけったいな存在。
例のキャロット・スレイヤーゲットー・リーパーは、それでもポチポチ売れてますが、そのふたりに次ぐ第2弾こそがウサギのJacked RabbitとカメのWaffleなんでございます。
イソップ童話の『うさぎとかめ』とは無縁です。
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で、ジャックド・ラビットとワッフルの魅力についてご報告したいと思います。
魅力その1、箱がちょっとショボイ。
作者Robert Curet(ロバート・キューレット)のすっとぼけたイラストが箱の4面を飾っているのだけれど、正面のキャラクターの絵は楕円のシール貼り、1種類の箱を使い回している。
いや節約の精神にケチをつける気は毛頭ないよ、でも、シールはちゃんとズレないように貼ってもらいたい。
シールの下にエアーが入り、波打っているものさえある。
さらにこのモチャのために生まれたブランドXONE INDUSTRIES(ゾーン・インダストリー)の白抜き文字のフタだけど、これもシール貼り、ミスプリントを隠すための苦肉の策に決まっている。
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魅力その2、目指すところが判然としない。
16センチのジャックド・ラビットしかり、13.5センチのワッフルしかり、これでオブジェモチャ界に殴り込みをかけようとか、しこたま売って大儲けしようとか、セレブの仲間入りを果たそうとかの野望が一切感じられない。
言いかえれば肩に力が何も入っていない、どころか腰砕けの気安さが滲み出ている。
のが好感なんだけれど、作者のロバート・キューレット(下の画像)のキャリアを調べてみると、ナンと熟練のスカルプターだと分かった。
生前のスタン・ウィンストンからToy Guyのニックネームで可愛がられ、ToysrusやNECAとのコラボレーション・アクション・フィギュア開発の中心メンバーとして活躍した華々しいキャリアの持ち主なのだ。
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現在はLittle Wonder Stuidioの代表であり、‪Disney‬、Dreamworks‬、Fox‬、Nickelodeon‬、Pixar‬、Universal‬、Warner Brothers‬などのライセンス・トイからテーマパークのラージスケール・キャラクターまで幅広く彫刻をこなしている。
その気になればもっとカッコイイのだって作れるのに、あえてこう来たあたりは、スーパーマリオとミッキーマウスが合体したけったいなアカシの作者デイブ・ボンディ的だ。
アンドリュー・ベルのジルクスをはじめ、ジョーレッドのファインダーズ・キーパーズやルーク・チューのポゼッスドなどの緻密でストイックな仕事をするかたわら、自費でアカシを作ったボンディのように、キューレットもまた誰かのデザインに縛られることなく勝手気ままにやってみたいと思ったのではないか。
ジャックド・ラビットとワッフルを腰砕けの気安さと言ったけれど、さらにこうも付け加えたい。
息抜きから生まれたモチャ、ストレス解消の大いなる証だと。
そんなノリであとひとつ、シリーズをしめくくる第3のキャラクターが現在中国で量産中だというから、逃げるならいまのうち。
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by tomenosuke_2006 | 2010-11-04 22:25 | 商店入荷新着情報
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