H・G・ウェルズ・チックなブラスター。
APLLEのブルートゥース・キーボードを愛用しているけれど、キーを叩くたびにカシャカシャと音が跳ね返ってきたあのメカニカル・キーボードを懐かしく思うことがある。
何事につけ、ハイテク・デザインの素っ気なさが、たまにつまんなくなるのだ。
で、アメリカの物好き職人さんがオークの硬木をふんだんに使って作り上げたヴィクトリア調のキーボード&マウスを見つけたときは、狂喜したものだ。
酸化皮膜処理のアルミニウム・ボディとは対極の素材と外観、タイプアームが下から跳ね上がりインクリボン越しにアルファベットを印字する大昔のタイプライターそっくりの丸いキートップが愛らしく、木のコブの紋様もすこぶる美しい、まるで探し求めていた理想の女性に巡り合えたような感動とでもいおうか。
さっそく自分用に1台取り寄せ、ついでに日本での受注窓口を引き受けることにしたのだった。
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最近、くどいデザインが気になる。
H・G・ウェルズ原作、ジョージ・パル製作の1960年の映画『タイム・マシン 80万年後の世界へ』に出てきた時間旅行機(上の画像)のような、主に木と鉄で組み上げられたムダに装飾的な機械、動力は小型発電機か蒸気機関。
あるいは電線や碍子や真空管に傾倒し、過剰に発展させた空想の発明品。
放射能汚染や公害もなく、明日が文字通り明るい日だと誰もが信じて疑わなかった時代の未来的なるデザインに心癒されるのだ。
SFの世界では産業革命の原動力となった蒸気機関が、現実の歴史の絶頂期のありようを超越して発展した技術体系や社会を描く作品をスチームパンクと呼んでいるけれど、オモチャだって然り。
たとえば産業革命発祥の地イギリスのアーティストDoktor Aの作品などはスチームパンク・モチャの代表なのである。
そんな同じイギリスで今度はスチームパンクな未来銃のシリーズが発表された、となると見過ごすわけにはいかないのだ。
Colonel James Fizziwig(コロネル・ジェームス・フィジウィグ)と名付けられたBlasters & Disruptor(ブラスター・アンド・ディスラプター)シリーズで、ポリレジン製無可動銃に専用のディスプレー・スタンドが付属する。
詳しくは品物が届いてからじっくり紹介するとして、まずは下のフライヤーで期待に胸を膨らませていただきたい。
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by tomenosuke_2006 | 2011-06-18 23:59 | Sci-Fi Classicモチャ
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