Cool Rockets、4年の歳月を経て、ようやく取り扱い開始。
お気に入りの写真がある。
1985年の秋、構想を温めていた本のリサーチのため、ワシントンDCの国会図書館(ライブラリー・オブ・コングレス)を訪ねて見つけた一葉の8x10。
真っ白い煙をモクモクと吐きながらトンネルから出て来た弾丸型蒸気機関車"20世紀号"が、線路脇に佇む鉄道員の父と子の前をいままさに横切ろうとしているモノクロ画像だ。
その機関車はマシン・エイジといわれた1930年代のアメリカで、レイモンド・ローウィとともに一世を風靡したインダストリアル・デザイナー、ヘンリー・ドレフェスの傑作。
機関車の威容に驚き、白い煙に漲る無尽のパワーに圧倒された。
まるでランタンを手に見上げる少年になったような気分で。
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以来、"流線型"と"煙"は少年心を刺激する切っても切れない存在となった。
だから4年前、レトロ・ティン・トイ風レジン製ディスプレー・モデルCool Rocketsシリーズを仕入れようかどうか悩んだのも、"流線型"と独創的な"煙"の表現に魅せられたからだった。(2007年6月19日のポストを参照→http://tenshu53.exblog.jp/5757681/
当時はミニマム6個を仕入れる勇気がなかったというか、種類も豊富で目移りもして、結局はスルーしてしまったのだけれど、たぶん在庫処分の意味もあるんだと思う、今度は割り引いてもらえるし、円高ドル安だし、いまさら取り寄せることに決めたのだ。
1930年代から50年代の少年たちが熱狂したスペース・オペラの宇宙を、ワイヤーで吊られ、煙をくゆらせながらプカプカと飛行したロケットやフライング・ビークル風、中でもとくに気を引いた3種類。
いまどきのディテール過剰な船とちがって、あっさりツルンな流線型がほどよいし、爆煙まで造形してディスプレーの支柱代わりにしたあたりがとくにアイディア賞なのだ。
作者は映画のSFX部門でミニチュアやプロップ・メイカーとしてキャリアを積んだJeff Brewer(ジェフ・ブルアー)。
届いたらどれかひとつ、机に飾るつもりだよ。
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Cool Rockets are designed and created by Jeff Brewer who is working at film industries. All models are cast in polyresin plastic and hand painted. Comes carefully packaged in a reinforced gift box with color label and a Cool Rockets Authenticity Card.



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by tomenosuke_2006 | 2011-09-22 21:12 | Sci-Fi Classicモチャ
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