Midnight CROONERは真のハイエンド作品である。
開店休業中の老舗オブジェモチャ・メーカーSTRANGEcoの、それは最後の賭けだったのか。
高品位のOEMメーカーとしても有名な香港のThreeZeroとコラボレーション、わざわざSTRANGEcoとは別にDOUBLE SUPERなるブランドを立ち上げて、よりハイエンドなアート・トイをリリースしていく。
オーナーJim Crawford(ジム・クロフォード)がSDCC 2010の自社ブースで新作のプロトを前に熱弁を振るうビデオを見て、大いに期待を寄せたものである。



しかし残念なことにDOUBLE SUPERの夢は最初の作品Midnight CROONERで途絶えてしまった。
しかも限定300個という公称どおりの数が流通したのかさえ定かではない。
2010年9月、STRANGEcoの卸売り部門からミッドナイト・クルーナーの案内があり、すぐさま注文を入れたのだけれど、1ヵ月はたっただろうか、作品の完成が大幅に遅れるため改めて受注の連絡をするとレスがあり、それっきりになってしまったのだ。
いわば幻のミッドナイト・クルーナー。
真に妥協のない、激しく細密なディテールに満ちて、原案の深く重いファンタジー・アートの世界観までも立体視させてくれる傑作。
それを一般販売した数少ない小売店の3DRetroの倉庫で極々少数発見したのである。
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作者はLA在の日系アーティストNathan Ota(ネイザン・オータ)。
高校生のときグラフィティに目覚め、パサデナのArt Center College of Designに入学するとイラストレーションの腕を磨き、1993年にはフリーランス・イラストレーターとして新聞、雑誌、レコード会社、ゲーム・メーカーなどに作品を提供、有名ギャラリーのバックアップで度々個展を開催して高い評価を得てきた。
その一方でSanta Monica CollegeOtis College of Art and Designで教鞭もとる多忙なアーティストなのである。
奇怪な生き物が住む幻想世界を孤独な色合で、果てしなくディープに、時には誇張したパースペクティブな手法を用いて描く。
そんなオータの代表作がミッドナイト・クルーナーの原案となったイラスト『Candy Colored Clown』であり、その立体化作品は念入りに作り込まれた衣装の美しさ、手のランタンが点灯するギミックも加わって、もはや絵画を超えそうな勢いなのだった。

ご注文はこちらから→http://tomesyoten.exblog.jp/i0/
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Midnight Crooner was based on an original painting by the artist Nathan Ota from 2008 and features special tailored clothing and an actual working lamp. Super high quality and crazy detail, produced in a limited edition of 300.



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by tomenosuke_2006 | 2011-11-22 23:38 | 商店入荷新着情報
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