ヒストリー・オブ・バイオレンス
a0077842_1121678.jpg昨夜観たDVDのこと、つい書きたくなったので、とりあえず自己紹介のカテゴリに入れることにします。

何気に借りてきたDVDを観始めたら、なんと監督がデイヴィッド・クローネンバーグときた。
おととい10月2日、レドラム・ダニーを紹介したついでにTV版シャイニングの監督ミック・ギャリスのことに触れたけれど、そのときクローネンバーグの名を出した。
そしたら借りたDVDヒストリー・オブ・バイオレンスが、偶然クローネンバーグの新作だったと。

いまでは単なる中年の映画好きでしかない店主は、とくべつ映画情報をチェックするわけでもなく、家内から日経MJで仕入れた映画やDVDのランキングを上の空で聞く程度。
高3の娘が映画好きで、たまに彼女からオススメの映画を教わることも。
たとえば、有頂天ホテル。
観たい映画は、なんとなく面白そうという理由で選ぶことが多く、むかし入れ込んだ監督を追いかけるパワーなんて年取るごとに薄らいで、いまでは皆無にひとしい。
だからこそ、予備知識ゼロのままジャケットの解説文もまともに読まないで借りたDVDが、最近ブログで名を出したクローネンバーグ作で、しかも久しぶりにジックリ面白かったりしたものだから、黙ってはいられなくなった次第。

といってここで映画紹介のまねごとしたり、評論する気はない。
ま、観てちょーだい、凄いから。
“スゴイ”じゃなくって、漢字の“凄い”がぴったりの映画なのである。
ひっそりとした佇まいながら強烈であり、不愉快と浄化、憎悪と愛が表面張力のごとく緊張し合う。
1976年の“They Came From Within=人喰い生物の島”をはじめて観た時の衝撃から30年。
途中、クローネンバーグ作品が店主のたしなみとは別の味付けで料理されるようになり、裸のランチからこっち、あまり気にとめなくなっていたが、まさに“ヒストリー”は“人喰い”の監督が正しく、美しく、年を重ねた結果の映画だと感心させられた。

絵がないのもさびしいような気がしたので、左に1980年代に講談社から出版された店主のヒストリー・オブ・SF映画(フィルム・ファンタスティック)の表紙を並べてみた。
イラストレーターの杉山真さんにお願いして描いてもらったバタ臭い表紙絵は店主のお気に入りで、たとえば70年代後半に作られた“人喰い”はハン・ソロの表紙本に収録されていると、即答できるところなどは、やっぱり著者ならではというか、エクス(元)マニアの面目躍如である。

そのクローネンバーグとは超能力合戦映画“スキャナーズ”完成直後の1980年、はじめてミックの紹介で会い、それからも“ビデオドローム”がはじまるまで、彼がLAに来たとき(当時はカナダのトロント在住)何度かミックに誘われてランチしたりした。
そんなある日、クローネンバーグから「今度の映画で君の名前を使っていいか」とたずねられ、「ドーゾ、ドーゾ、ユーアーウェルカム」と答えたものだ。
で、待ちに待った“ビデオドローム”の試写の日。
ハハーン、ウ?
店主のファーストネームのシンジを名乗るキャラは確かに出てきたが、なんと日本人のつまらないポルノビデオのセールスマンじゃん。
情けないやら、でも、うれしいやら。
その“ビデオドローム”は、どの本に入っているかというと、もちろん答えられます。
いちばん下の狼男アメリカン。

おっと、現実的な話をひとつ最後に。
クローネンバーグ関連といえば、メディコムから発売された裸のランチのバグライター1個、留之助商店で在庫してます。
去年の1月、香港に住むお友だち、野中りえちゃんの案内で行ったオモチャ屋で見つけ、日本へ逆輸入したヤツ。
香港情報満載のりえちゃんのBLOG版香港中国熱烈歓迎唯我独尊に、店主の買い物風景紹介されてます。
ガレキのミニチュア・バグライターの完成モデルもあります。
よかったらどーぞ。
ショーバイ、ショーバイ。
by tomenosuke_2006 | 2006-10-04 15:04 | TV・映画・ビデオ
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