CS&T Worldcon Model到着、ファーストインプレッション。
リチャード・コイルさんが造ったワーコンモデル最初の15挺のうち、留之助分の2挺が到着した。
大きめの段ボール箱の中にはエアキャップの包みが4つ。
2つはディスプレー用アクリルスタンド、あとの2つが1日も早く握ってみたかった新ブラスターだ。
包みを開けるまえから、すでに驚きが伝わってくる。
何かの間違いかと思わせる重さなのだ。
最初の包みからサイド・スイッチなしワイヤー露出なしのHidden ver.(ヒドゥン・バージョン)が、次ぎにサイド・スイッチにワイヤーが露出したShowing ver.(ショーイング・バージョン)が現れる。
撮影に応じて使い分けられたといわれているヒーロープロップの復元モデルが2挺、いま眼前にならんでいる。
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重い。
ver4.5の物足りなさはとりわけ重量と質感にあったが、新作へのその種の懸念はいっきに払拭された。
握った際の前腕筋に伝わる思いもよらぬ快感。
たとえばHWSがグリップ回りの金属パーツで重さを稼いだのとは異なり、準備と試作に時間を費やしただけあって外見や構造のみならず、ワーコンモデルは絶妙のウェイトバランスで仕上がっている。
金属パーツの多用と配分にも作者の並々ならぬ苦心がうかがえるのだ。
バレルをはじめ、トリガー、トリガーガード、レバーを含むボルト1式、レバー横のノブ、シリンダーのスイングアーム、グリップエンド、5発の疑似弾などを金属で再現し、総重量約840グラムとした。
大きい。
大きくなったのはグリップフレーム、それにともない透明グリップも大型化、ディテールも改良された。
同じくグリップエンドも形状が変更され大型化した。
トップヘヴィなイメージがブラスターの外見的特徴だったが、実際のプロポーションはよりシンメトリィだったと知る。
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光る。
レーザーサイトの両端にグリーンのLEDを追加搭載し、ステアーマガジン部の5つのLEDとともに連動して発光。
ヒドゥン・バージョンは前作同様、爪楊枝でオン・オフし、ショーイング・バージョンは右側面に設けられたスイッチで操作する。
レッドにグリーンの光が加わり、薄暗い場所でスイッチを入れるとハッとさせられる綺麗さだ。
細部。
右側面シリンダーカバー前のボタンパーツは、従来のマイナス・スクリューとWeaver scope knob(ウェバー・スコープ・ノブ)の2種類が付属する。
検証の結果、どちらか一方だけが使われたと断定するにはいたらなかったためだ。
いずれにせよ後者のウェバー・スコープ・ノブは実物をキャスティングして造られた。
その他、サム・リリースで直接シリンダーがスウィング可能となった。
ボルトと連動してバレル先端上部のファイヤリングピンが可動し、約1センチ後退したポイントで止まるよう改良された(スクリューひとつ外せば従来通りの完全後退も可)。
右側面カバーのアールがより強調されグラマラスに、内側は肉抜きされボルトを上げた際、内部にシリンダーが見える仕様となった。
もちろんツートーン。
試作や製作段階の写真から受けたエッジの甘さもなく、じつにシャープな仕上がりで申し分ない。
総括。
究竟とか、究極的といわれるものは、もうこれ以上はないという意味で空虚ですらある。
このワーコンモデルからは、何かを成し遂げてしまったコイルという人がいま抱いているであろう虚無感、そしてやっと訪れた心の平穏さえ、伝わってくるのだ。
神聖なるデッカードブラスター。
世界でいちばん神秘的なステージガンに拘り続けた男、リチャード・コイルにひとまず「お疲れさま」といってあげたい。

彼はここでしばらく休養したあとワーコンモデルの製作に復帰するという。
日本でのレップのオファをいただいているので、いずれ留之助が普及に一役かうことになるかもしれない。
コイルさんの希望はアメリカ本国同様オークションでの販売が中心となるが、彼の希望もあって留之助所有の1挺(ヒドゥン・バージョン)を近くヤフオクに出品することに。
希望落札価格を設定せず、原価(商品価格$445+送料$35+関税¥2550)を開始価格に出品して、反応を知りたいとコイルさん。
それは店主も同じだけれど、そんなことよりいつ店主秘蔵用ヒドゥン・バージョン回してもらえるのか、そこらへんのことハッキリさせておきたいものです。



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by tomenosuke_2006 | 2007-03-25 04:16 | プロップ
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