リチャード・コイルのオールメタル・ワーコンモデル。
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数日まえ、リチャード・コイル氏からオールメタル・ワーコンモデルの出荷準備が整ったという内容のメールが入り、その後、輸入に関するさまざまな問題をクリアすべく、のべ12回のメールの交換をした。
日本のトイガンを取り巻く厳しい状況や法規制が理解できないようで、説明にかなりの時間を要した。
メインの金属パーツを黄色や白色にスプレーするよう頼んでも、けっして承諾してくれない。
そんな彼と日本の法規制を遵守したカタチでの別のカスタマイズの合意がとれたのがつい数時間まえのことだった。
しかし税関検査を担当する係官の腹ひとつで問題視されたり、されなかったり、店主は幾度となく不可解な経験をしてきたから気が気じゃない。
銃関係ではアンクルカービン用のブシュネル・ファントム・スコープ。
送り主が小包の送り状に“ピストル・スコープ”と但し書きしたために税関で足止めを食い、もし銃関係の部品を輸入したいなら通産省の特別な書類を用意しなければならないといわれた(これが大変な仕事なのだ)。
幸運だったのは係官がイジワルじゃなかったこと。
この品物に望遠効果があると認められるなら、望遠鏡として申請し直すことで通関できると(抜け道を)教えてくれた(いつもこうとは限らない)。
それからはスコープを輸入するときは、かならず“テレスコープ”と記載してもらうようにしている。
最悪だったのはティム・ビスカップのオブジェモチャ、陶器製のトーテムポールを輸入したときのこと。
送り状に“テーブルウェア”とあったのが運の尽きだった。
食器だけは他のいかなる陶磁器製品とも異なり厚生省の管轄となり、食品を輸入するのと同じような手順を踏まねばならないのだ。
運が悪いとしかいえない、見れば明らかに置物なのにけっして聞き入れてもらえなかった。
で、どう解決したかというと小包を送り主に返送し、安全な名目(このときはトイ)で再度送ってもらったのだ(これがいちばん手っ取り早い)。
ちなみにオールメタル・ワーコンモデルの但し書きは "Sci-Fi Toy"、SF玩具ということにしたのだった。



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全体のバランス、見た目の造りなど、コイル氏の前作ワーコンモデルと大差はなさそうだ。
いや、大差があってはならない。
前作は材質こそ異なるが、コイル氏としてはすべての点において過不足ない最終形のつもりだから。
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オールメタル・ワーコンモデルは前作の樹脂で処理された本来金属であるべきパーツをホワイトメタル化し、より本物に近づけたものであり、それ以上でも以下でもない。
彼が今回とくに拘ったのは、アッパーレシーバー、バレル、チャーターアームズのフレーム、トリガー周辺の金属パーツなどを無塗装のままにしているところ。
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昨年夏のワールド・コンベンションでお披露目されたオリジナル・ヒーロープロップの金属部分が赤茶けて見えるのは、錆びが浮いたからであり、本来は美しい金属の地肌のままだったという解釈に基づき、ホワイトメタルには一切表面処理を施していない。
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ディスプレースタンドに飾られたオールメタル・ワーコンモデル。
プレートを見ると1000挺の限定モデルということか、運良く日本に入ってくるのはその内の何挺ほどなのだろう。
留之助の分(2挺)だって必ずしも通関するとは限らない。
by tomenosuke_2006 | 2007-09-21 18:29 | プロップ
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