ランドストライダー、別名足長さん。 1982年の年末にウェストウッドの劇場で観たダーククリスタルは、その年を締めくくるにふさわしいSFX映画だったなぁ。 LA在住中の1982年といえば店主が勝手に呼んでいるところの“SF映画有頂天時代”とか“SF映画バブル期”の真っ只中、5月から6月にかけて封切られたサマームービー(日本の夏休み映画)のラインナップを思い出すだけで、青春時代の興奮がよみがえる。 なんたってブレードランナーと遊星からの物体Xが同じ日に公開されたんだよ。 『ポルターガイスト』や『E.T. 』もその年のサマームービーだったね。 SF映画評論家なんていわれてた若き日の店主には執筆依頼が殺到し、好きなことして稼ぐという生き方はこのとき身についたような気がするんだけれど。 とにかくそういう1982年のクリスマスに『ダーククリスタル』は公開された。 セサミストリートやマペットショーの人形遣いジム・ヘンソンと『帝国の逆襲』ではヨーダも演じたフランク・オズが共同監督、スター・ウォーズの製作者ゲイリー・カーツがプロデュースしたという申し分なしの布陣だった。 『ダーククリスタル』とは人間がひとりも出てこないライブアクション映画。 登場キャラクターたちはアニマトロニクスを駆使して動くリアルな人形であり、造型、美術などスクリーンに映し出されるものすべてがこの世のものじゃない、魔法のよう。 ロウテク&アナログSFXの金字塔、忘れ得ぬ映画なのである。 忘れられないのは、ロウブロウ・アーティストたちの作品を積極的にオブジェモチャ化しているMINDstyleの社長Matthew D. Youngにとっても同じらしい。 他のマインドスタイル製品とはちょっと毛色の異なるダーククリスタル・キャラを、映画公開から4分の1世紀も経ったいま、ジム・ヘンソン・カンパニー公認で商品化したのだよ。 店主、じつは7月にLAで完成したばかりのフィギュアを見て、触って、驚いた。 その細部にまで精巧な造型と仕上げ、ソフビとは思えない重厚さは、それ自体が魔法のようだった。 生産数が極少で、なんとか留之助でも扱えないものかと交渉をはじめたところです。 正義の種族ミスティックスの長老ウル・ス。
by tomenosuke_2006
| 2007-09-23 13:20
| MINDstyle 新製品情報
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