ハロウィンが近づくと思い出す彼女のこと。
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10月31日は留之助商店にとって2度目のハロウィンである。
店主のハロウィン観については1年前の10月25日の記事で吐露してるから、お時間のある方はそちらをどうぞ。
でね、店主がLA暮らしを始めて1年後の1981年の秋、もうじきハロウィンってころにローカルテレビ局のKHJ-TVでB級ホラー映画劇場、その名もMovie Macabre (ムービー・マカーブレ=不気味映画)がはじまった。
その解説者が、きょうご紹介のエルヴァイラ様なのだった。
顔の倍くらいにブロウさせた黒髪に、これまた真っ黒でタイトなロングドレスがトレードマーク。
たっぷりたわわなオッパイをおヘソのあたりまで開いたV字の胸元からのぞかせて、くびれた腰にいまにもとどきそうな深目のスリットからは、美しいおみ足が。
TVコードぎりぎりの惜しげのなさ、一見ドラキュラの花嫁のようだけれど、圧倒的に女王様の貫録、しかもみんなが大好きなホラー映画の伝道師にして、とっても妖しい姐御映画評論家なのだ。
これこそおかまいなしのハリウッドならではでしょう、映画解説といったら淀川長治先生や水野晴男さんの時代だよ、ぜったい日本じゃ考えられない。
大袈裟な手振りに腰の振り、突っぱねたような話っぷりが、またよかった。
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そんなエルヴァイラ様だけど、ムービー・マカーブレの解説者としてブレイクするまではずっと二流の女優業に甘んじてきた。
10年以上もTVや映画の端役を辛抱強くつとめてきたんだよ。
たいがいストリッパーとかダンサーの役、1971年の『007 ダイヤモンドは永遠に』にもチラッと出てたりする。
が、自慢はその凹凸のきいた肉体のみにあらず、ホラー映画マニアとしても筋金入りで、ムービー・マカーブレはエルヴァイラというキャラクターのアイディアともども彼女自らTV局に売り込んだ企画だったのだ。
1980年代アメリカのショービズ界のアイコンは?ってきかれたら、店主はエルヴァイラ様を真っ先に挙げるね。
存在感ことのほか濃厚で、ひと目会ったら忘れられない、一度嗅いだらもっと忘れられなくなるいい香りの姐御だった。
そう、LA滞在中、何度かSFホラー映画関係のコンベンションであのコスチュームのままの彼女を間近で拝ませてもらったんだけれど、フェロモン・プラス、後にも先にも嗅いだことのないミステリアスなパフュームの香りをプンプン漂わせていたのだよ。
店主が帰国したあと1988年には初の主演コメディElvira, Mistress of the Dark が、2002年には脚本も書き主演したホラーコメディ映画ELVIRA'S HAUNTED HILLSも公開されて大ヒット、とはいかないまでもそこそこに人を集め、いまでもあっちじゃDVDがロングセラーだとか、買って観なきゃね。
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デビューから26年、ってことは店主もこれだけジィさまになったんだもの、エルヴァイラ様だってと思うのは浅はか、いまもあのままの現役なんだよ、毎年SDCCにもちゃんとゲストで登場してる。
彼女にとってはハロウィンを目前に控えたいまごろが1年でいちばん忙しいとき。
アメリカじゅうのホラーイベントや仮装大会、TVの特番にゲスト出演し、必ずどこかで会える仕組み。
もはやクリスマスのサンタクロース、ハロウィンのエルヴァイラなのだ。
で、彼女の名せりふを耳にする。
エブリバディ・ライクス・バッド・ムービー、ユー・ライク、アイ・ライク・ツー。

エルヴァイラ・グッズがどこかにあるはずだと思い出し、店長に探してもらったら、上のふたつが見つかった。
探せばいろんなものが出てくる留之助商店でございます。
ブルーは普段の出で立ち、レッドはハロウィン専用コスチューム、フィギュアのショボさも味のうちでしょう、パッケージグラフィックがいいじゃございませんか。
さっそく値段を付けてお店に並べました。
ちなみに下の写真はエルヴァイラの素顔、本名をカッサンドラ・ピーターソンっていう。
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by tomenosuke_2006 | 2007-10-21 16:03 | チョイマモチャ
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