SWINDLE最新13号は死と名声の特集。
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LAパンクのカリスマ的存在なんだってね、ハードカバーのポップ・カルチャー誌SWINDLE 13号の表紙を飾るGERMSの面々。
ちょうど店主がLAに越した年、ヴォーカルのダービー・クラッシュがヘロインの過剰摂取で死んだっていう話を、知り合って間もない(店主がLAを離れる6年後まで友人付き合いが続いた)映画マニアでパンク好きのスコットランド人、J・ロスから聞いたっけ。
そのジャームスが最近活動を再開したり、アンソロジーをリリースしたりで、SWINDLEへの登場となったわけだけれど、はたして新ヴォーカルにはジャームスの歴史を追った映画What We Do Is Secret(2007年)でダービーを演じた俳優シェーン・ウエストがそのまま起用されたっていうんだから面白いね。
とにかく20数年前、友人のJ・ロスに「君が聴いたり観たりするバンドじゃないから」といわれたことを思い出す。
不吉な数字13号の特集はDEATH & FAME、だからほかにも“死と名声”に関する記事は続く。
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ダービーと同じ1980年だから忘れもしない、個人的にはダービー以上に巨星の死が登場する。
1980年8月のプレイメイト、ドロシー・ストラッテンの悲劇をフォトノベルにまとめた『Star 80』。
そのタイトルは彼女をショットガンで射殺してしまう嫉妬深い夫との蜜月時代、ふたりが乗り回していたメルセデス・ベンツのライセンスプレートの文字に由来する。
同時に『Star 80』はかつてドロシーについて書かれたドキュメンタリー本の書名でもあり、1983年にはボブ・フォッシー監督が同名の映画を発表もしている。
CULT GODDESS(カルトな女神)といわれるドロシーについては以前このブログで触れたような、ドロシーの最初にして最後の主演映画ギャラクシーナのことも話題にしたと思う。
もちろん店主はドロシーが表紙になった当時のプレイボーイをずっと大事にしている、なんてことはあまり自慢にはならないよね。
とにかくドロシー役にジャスティン・スザンヌ・ジョーンズを、夫のポール・スナイダー役に映画版のエリック・ロバーツそっくりなジェロニモ・ルイスを配して、写真家アーロン・コベットが美しく撮り下ろしている。
ギャラクシーナ風コスチュームも登場するし。
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店主、もうこの『Star 80』だけで13号購入の決定材料なんだけど、他にも『東京で最も悪名高い殺人ミステリー』とか『英国のナイトクラブ・ホステス、ルーシー・ブラックマンの死』なんていうヴィジュアルな記事もあり、どうぞ買って、見てちょうだい。
死といえば、LA時代の6年間、毎週のように遊んだ友人のJ・ロスは店主が帰国する1週間まえの1985年11月11日、不治の糖尿病と決別すべく大量の睡眠薬を摂り自らの人生を閉じた。
そんな友の名声を回想するいい機会を、いまSWINDLE 13号に見つけたような気がするのだった。
偲んだり、生き続ける死について考える、そういう静かな夜もあっていいと思う。



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by tomenosuke_2006 | 2007-12-13 23:59 | 書店入荷新着情報
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