サンフランシスコに知り合いがいればなぁ。
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巨大な銀色の円盤でワシントンDCに降り立った平和の使者“クラトゥ”と、その従者で身長2.6メートルの物言わぬ銀色のロボット“ゴート”。
忘れもしないSF映画『地球の静止する日』(1951年)は、『禁断の惑星』(1956年)とともに語り継がれる50年代2大ロボット映画の傑作である。
『世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956年)の侵略ロボットにゴートの面影を見るのは、両者が親戚とか従弟同士というのではなく、単にレイ・ハリーハウゼンがメカのデザイナーとしてはイマイチ独創性に欠けていたことを意味している。
ゴートは怖いロボットのナンバーワンでもある。
無言で何を考えているのか分からないところが怖いのだけれど、さらにバイザーが電子音とともに開き、その下の黒いレンズの奥からあらゆる兵器を分解してしまう特殊光線を発射するところが、とても怖くてカッコいい。
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その怖いゴートの正確なレプリカがハリウッドのフレッド・バートン・プロダクションで製作されていると聞いたことはあるけれど、このたび映画ミュージアムで5年近く展示されてきた定価9600ドルのフレッド・バートン製中古のゴートがeBayに出品された。
上の画像がそれで、ただいま入札13件、4150ドル、オークション終了まであと6時間。
赤外線リモコンでバイザーの開閉がコントロールでき、電子音も鳴る。
留之助店内の真ん中でお客さまを迎えるロボット・ロビーと並べたらさぞかし壮観だろうと思い、物欲がムクムクと頭をもたげたけれど、出品文にこうあった。
「これはサンフランシスコにあり、引き取りに来てくれることが条件」
なんとなくサンフランシスコに知り合いがいなくて、ホッとしたのだった。
by tomenosuke_2006 | 2008-02-25 22:56 | プロップ
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