ゲイリー・ベースマンの最新作について。
テキサス州オースチンにあるファインアート専門の印刷工房に丸6日間こもり、ビールとメキシコ料理をやりながら完成させたのが、この大作Celesteである。
古い写真の上に絵を重ねるゲイリーの得意技、ミックスドメディア作品。
セレステという名の見目麗しいヌードモデルに、一見あどけなさそうで、じつは危険極まりないサソリの尻尾をつけたホット・チャチャチャやチョウチョウが取り憑き、宙にはゲイリーがいうところのMODが浮遊している。
内蔵のような、タマタマのようなのがMOD、つまりManifestation of Desireのイニシャルで“欲望の現われ”のことをいう。
何十年も前の男たちがこっそり楽しんだにちがいないこのシロクロ写真。
全裸のセレステは数えきれないほどのMODを見たり感じてきたはず。
ゲイリーはその写真に残された目に見えない欲望のシミを暴き出したのだ、きっと。
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ちなみにこの大作は24レイヤーのセリグラフで100枚が印刷され、売りに出されたのは80枚のみ。
それもすでに完売し、留之助にはゲイリーの好意で2点を融通してもらった。
もちろん1点は店主用だけど、あとの1点は入荷次第、留之助書店で発売の予定、気が気でない方はお問い合わせくださいね。



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by tomenosuke_2006 | 2008-03-12 21:22 | ロウブロウアート
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