躁鬱のさすらい人、ダニエル・ジョンストンの、
どこらへんから書けばよいのか。
シンガー・ソングライターとして2003年には来日公演もしたらしいけれど、店主が知ったのはそれよりずっとあとの映画雑誌だった。
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いわく2005年のサンダンス映画祭でドキュメンタリー作品監督賞を受賞し、2006年9月に日本公開された『悪魔とダニエル・ジョンストン』(ジェフ・フォイヤージーグ監督)。
そのダニエルが描いたポスターの、ナメゴンのような目をしたカエル(だと思う)の絵に、まずやられた。
上手に描こうとか、奇をてらって見せようとかの、計算も何もない、子供が黙々と描いたとしか思えない一途なタッチ。
Lime Wireで彼の“Casper The Friendly Ghost”を聴いて、そのボーイ・ソプラノに、あのカエルの絵はまちがいなく子供の仕業だと確信した。
正確には子供で止まってしまった大人、悪魔に自分の存在を知られたと信じている躁鬱病の画家であり音楽家。
映画はそんなダニエルの狂気と天才、そして愛を描いている。
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まるでこの傑作ドキュメンタリーが昔に計画されていたのではないかと錯覚さえしてしまう、彼が年少のころから記録していた膨大な量のカセットテープの歌や声、スーパー8ミリのホーム・ムービーやアニメーションが随所に引用されて、最大級の効果を上げている。
葬儀屋と結婚してしまった初恋の女性、ローリーの歌ばかり何百も書いたり、その後、恋したふたり目の女性の歌を作ったけれど、その題名は『君はローリーじゃない』だったり。
ダニエルの歌がMTVで流れるとテープの注文が殺到し、ダビングを知らない彼は1本1本、演奏して録音したりと、小説より奇なりなエピソードが次々に紹介される。
まだ観ていない人はDVDで感動してください、本題はそのダニエル・ジョンストンのナメゴンガエル(正式名称はJeremiah The Innocent)が、なんとオブジェモチャ化されることになったんだよ。
ホワイトが350、グリーンとイエローが各250のみ。
全色入れるとなると相当の在庫を抱えることになるし、気の小さな店主はやっぱりホワイトかなぁと。
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by tomenosuke_2006 | 2008-03-15 00:18 | イマモチャ
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