1点1点、コジックさんが仕上げます。
留之助書店でゴッソリ仕入れた『ビヨンド・ウルトラマン』、まだの人は買った方がいいと思うけど・・・少年時代、TVで観た日本の怪獣モノに影響されて変な絵を描くようになったというゲイリー・ベースマンやティム・ビスカップたち7人のロウブロウ・アーティストによる展覧会図録です。
彼らの絵画やオブジェモチャをくまなく紹介した盛りだくさんの内容でウケもいいし。
でも、これを見たとき、コジックさんも入ってたっていいんじゃないかと。
ソフビ怪獣風なのを日本のメーカーとコラボで出したりしているし、最近、こんなお遊びをはじめた。
つまりFRPで抜いた高さ60〜90センチもある3種類の巨大怪獣スタチューを、ひとつひとつ気ままに手塗りで仕上げるというもの、だから同じものがふたつとしてない。
そこで『ウルトラQ』で終わってしまっている店主の中途半端な知識では十分意を尽くせないので、お店の常連の中谷さんにご登板願って話をすすめたいと思う。
この中谷さんという人はまだ30代なのに、自分が生まれるよりずっとまえ、店主が幼少のころからのSF怪獣TVに精通し、ばかりか歴史の塵に埋もれて誰の目にも止まらないような微細かつ、ほとんど無価値とも思えるB級・C級・ウルトラC級の映画情報におそろしく詳しい飛騨高山の伝統菓子屋の職人さんなのである。
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店主「これ、BELCHOR(ベルコー)っていうんですが、いったいナンですか?」
中谷「あっ、これはですね、『マグマ大使』に登場する植物怪獣バルザスが元ネタになっていますね」
店主「オリジナルとの大きな相違点ってありますか」
中谷「目の下のヒゲ状の突起がオリジナルにはありません。これは90年代にマーミットが発売したソフビを参考に作られたと考えてよいでしょう」
店主「ははーっ」
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店主「REAL HEAD MUTANT EVIL(リアルヘッド・ミュータント・イーヴル)っていう、3つの中ではいちばん背丈のある90センチのスタチューですが、デビルマンを下敷きにしてるんでしょ?」
中谷「そうとは言い切れませんね。『ドラゴンボール』のセルにも似ていますし、今回の3作品の中ではもっともオリジナリティを感じさせてくれます」
店主「な〜るほど」
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店主「このサイクロップスみたいなヤツはBIGAZZALON(ビガザロン)って命名されてますが、どんなんでしょう?」
中谷「これは分かりやすい。むかし秋田書店から出版された中岡俊哉・著の『写真で見る世界シリーズ・世界の怪獣』で紹介されたオリジナル怪獣で、その名も山中の怪獣ザゴラといいます。ただしサイクロドンという別名もあり、ワタシはついそっちの名前で呼んでしまいます」
店主「どーですか、このパープルとシルバーのツートンカラーは?」
中谷「意欲的でいいんじゃないですか、イメージとしてはグリーンですが。その昔、大協から本体約28センチ、ミニドラマが入ったソノシート付きのザゴラが発売されたのですが、オリジナルの箱付きですと、現在のプレミア相場は20万円ともいわれてますね。第16回東京トイフェスティバル限定復刻版ザゴラなら、いまでも手に入りますよ」
店主「いろいろタメになるお話、ありがとうございました。それぞれ1個ずつ入荷するんですが、どれかおひとついかがですか?」
中谷「あっ、はい。でもワタシには大きすぎます。コジックといえば、やっぱりミニフィギュアでしょうか、こちらのお店に入荷するコジックの小さいのはぜんぶ買わせてもらってますよ」
店主「そーでしたよね、毎度ありがとうございます」
by tomenosuke_2006 | 2008-03-16 11:28 | イマモチャ
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