遠近両用で新しい世界が広がる?
細かい文字が見ずらくなったのはいつごろからだろう。
目を近づけるとますますぼやけ、遠ざけると、なんとピントが合ってしまう皮肉、つまり老眼。
左手で愛用の近眼メガネを額の上へずらし、右手に持った本でも雑誌でも名刺でもいいけれど、とにかく細かい文字が印刷された何かを腕のリーチ分だけ目一杯離して見る。
この所作、亡きジィちゃんバァちゃんといっしょではないか、いまでは普通に身についてしまった。
しかし離せばすべてが鮮明に見えるというわけではない。
とくに細かいものや遠景などは霞んでしまう。
ドライブや映画館では遠くをはっきり見たいから近眼メガネは欠かせないし、近くのものを見ようと思えばすなわち老眼鏡がいる。
そこで重宝なのが遠近両用メガネ、熟年のための必須アイテムなのだった。
これさえあればメガネを上にずらしたり、手を伸ばすといった所作で老いを見抜かれないでもすむし。
で、最近、遠近両用を新調し、アンクル秘密諜報部員腕時計の文字盤の絵がはじめてクッキリ見えて感動したんだから、いたいけな熟年だとは思いませんか。
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スパイな気分の時(近ごろではスラッシュライフルの資料を整理したり分析する時)、たまに使う直径30ミリの手巻き式少年用腕時計がそれ。
さすがに“6”時の左側の“1966-MGM”と右側の“SWISS MADE”の文字はルーペなしでは判読不可能だけれど、真ん中の絵がナポソロだったとは遠近両用をかけるまで知らなかった。
じつに特徴を捉えたいい絵である。
トレンチコートの襟を立て、手にはトランスミッター。
遠近両用のおかげで、最初期型のタバコケースから取り出して使うタイプの通信機だと分かる。
「オープンチャンネル・D、こちらソロ」。
ナポソロのそんな決まり文句さえ聞こえてきそう。
いや、幻聴なんかじゃない! 耳はまだ大丈夫なのだ!!
by tomenosuke_2006 | 2008-06-09 16:49 | ムカシモチャ
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