ベイダー・プロジェクトが幕張に来る。
スター・ウォーズ30周年の去年5月24日にLAで開催されたSW CLEBRATION。
そのイベントの公式展示のひとつで、1分の1ダースベイダー・ヘルメットを75名のロウブロウ・アーティストがスキンデザインしたTHE VADER PROJECT、覚えてますか?
プランナー兼プロデューサーはDov Kelemer(ダヴ・ケルマー)といってSWモチャの熱心なコレクターであり、留之助が創業以来お世話になっているオブジェモチャ・ディーラー、DKE Toysの代表だ。
から、あれ以来1年近く、ベイダー・プロジェクトを日本でも開催できないものかと友人のハリコレ代表の胸組さんと手を尽くしてみたけれど、いい結果は得られなかった。
理由は単純、美術系イベント屋さんや美術館の学芸員さんたちに、ロウブロウアートについて知る人なんてほとんどいないから。
っていうか、ここでは日常茶飯事の話題でも世間では見知らぬ世界のヨタ話?、いわゆる“お茶漬け”ではない、我々は“世界の珍味”を追求しているのだ。
「フランク・コジックって、どこかで聞いたことがあるような・・・」、「ゲイリー・ベースマンって野球関係者ですか?」
オーマイゴーッ、である。
で、便宜上「日本の村上隆さんなどもロウブロウ・アーティストの仲間なんですよ」と説明すると、「じゃ、彼のダースベイダーはなぜないの」と突っ込まれる。
根気のない店主としては、だから「まっ、いっかぁ」との結論に達してしまったのだった。
が、SW CLEBRATION JAPANが7月19日(土)〜21日(月・祝)に幕張メッセで開催されることになり、状況は大いに変わってきた。
というのも、あの時の作品の大半に新作も追加された新ベイダー・プロジェクトがプログラムのひとつに組み入れられたのだ。
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ロウブロウ・アーティストによるダースベイダー・マスクのスキンデザイン展、このお茶目な遊びが日本のSWファンにどう受け入れられるか興味津々だね。
往年のSWスターのサイン会や再現セットでのフォトセッション、コスプレコンテストにSWグッズの即売会など、ファンの集い的この催しでロウブロウアートが一躍脚光を浴びたりしちゃって、風が吹けば桶屋が儲かるみたいに留之助が繁盛すればバンバンザイなんですが、甘い夢は見ないこった。
さしあたって日本に来る新ベイダーのひとつ、アンドリュー・ベルの冒涜的作品が収録された新刊Do Not Eat!(食べちゃダメ!/下の画像)だけでも売れるとうれしいです。
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by tomenosuke_2006 | 2008-06-12 18:47 | TV・映画・ビデオ
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