当店最初のビッグダディ製品だと思います。
ちょっとファンシーな雑貨屋さんへ行けばかならず目にするEd "Big Daddy" Roth(エド“ビッグ・ダディ”ロス)モノ。
中でもラット・フィンクは有名だけれど、それが1960年代、ミッキーマウスを揶揄って生まれた長寿キャラだということ、その作者ビッグダディ・デザインのRevell製プラモデルが当時の少年たちの憧れだったことを知る人は、やっぱり店主くらいの熟年でしょうか。
(彼のキャリアについてはこちらの記事を参照ください)
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オモチャ好きの父のおかげでバチ当たりな子ども時代を過ごした店主は、Revell製プラモでビッグダディの世界に触れ、ほとんどのモンスター(カスタムカーが付属)は組立てたけれど、AURORA製ユニバーサル・モンスターと同じく仕上げの塗装でものの見事に大敗したのだった。
とにかくビッグダディ・プラモのパーツがぜんぶ純白なのには驚いた。
今井科学から出ていた動力内蔵のアニメ原作ロボットやサンダーバード・シリーズなどは、どれも色分けパーツで構成され、組立てたあとは動かして遊ぶのがお決まりだった。
が、ビッグダディ・プラモは色を塗るのがお遊びのしめくくり。
DIY(Do It Yourself)という発想はいまにはじまったわけではなかったのだ。
乾電池を詰め替えイジリ倒すのではなく、ディスプレーして眺めるというオブジェモチャ的扱いが当時の少年店主には新鮮に映った。
だから最近のビッグダディ・モノは別にどうでもいいの、他界して、彼の知らないところで量産されているラット・フィンクの絵をあしらった腕時計やポーチやゴミ箱や灰皿やエアフレッシュナーやその他もろもろのグッズにはピンとこない。
ようするに留之助ではビンテージでもないビッグダディはパスだと決めていたら、出たんですよ、これならイケルっていうヤツ。
その名もTALES OF THE RAT FINK(ラット・フィンク物語)、モノはDVD。
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上映時間76分にビッグダディのインタビューからヴォン・ダッチとのペインティング・ジャム、ビッグダディのガレージを再現したヴァーチャル・アート・ギャラリーやカスタムカーの紹介、さらには彼をとりまく60年代の懐かしいクリップが収録されている。
ビッグダディの偉大さ、彼がファンシーグッズのデザイナーじゃないということがよ〜く分かる1作なのである。
ちなみにヴォン・ダッチ(Von Dutch)とはフライング・アイのロゴで有名な60年代ホットロッド・ムーブメントにおける伝説的人物のひとりであり、ビッグダディの盟友。
すでに他界するも、彼の妹がヴァージニアで立ち上げたアパレル・ブランドVon Dutch Originalは日本でも人気を集めるメーカーに成長した。
おっと、それからこのDVDにはアニメによるラット・フィンク成長の記録も収められていて、声の出演者がこれまた豪勢なのだ。
ジョン・グッドマン(おデブのコメディアン)、アン・マーグレット(店主少年時代のセックスシンボル)、ジェイ・レノ(コメディアンでNBCのトークショー“The Tonight Show”のホスト)、ブライアン・ウィルソン(ビーチボーイズのリーダー)、ポール・ルマット(アメリカングラフィティで兄貴分のジョンを演じた)など、書きだしたらきりがないくらい個性的で濃いひとたちばかり、早く観たい。

こちらで当DVDの予告編がご覧いただけます。
by tomenosuke_2006 | 2008-07-07 00:01 | 書店入荷新着情報
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