留之助ブラスター・アップツーデート-13。
実銃のシリンダーは鋼のブロックを挽いて造られる。
一方、亜鉛合金やABSのモデルガン用シリンダーは金型で量産される。
1973〜74年ごろ、発売前に予約注文だけで売り切れたという六研の真鍮製SAAやウェスタンアームズの真鍮製ミリポリのシリンダーは、実銃通りに挽いて造られた。
留之助ブラスターの場合、法令を遵守して樹脂を採用することは当初から決まっていたが、製造方法については紆余曲折あった。
まず量産品ではないから高価な金型は無理。
そこで当然、シリコン型で抜く方法が検討されたが、シリンダーという特殊な形状を一体成型することは不可能だと分かった。
耐久性の低いシリコン型では量産がきかないのだ。
そこで究極の選択を迫られた、一体をあきらめ分割成型とするか、樹脂のブロックを実銃さながらに挽いてシリンダーを造り上げるか。
後者を選ぶなら徳信尊さんに精密な図面を引いてもらわねばならず、完成はさらに先送りされ、製造コストもキャストパーツの比ではなくなってしまう。
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しかしここまできたのだから後には引けないだろう、これまでも妥協しないでやってきた。
銃を手にしただけであの2019年のカオスにワープするような、リアルで、説得力があって、真剣で、大人の遊び心に満ちている。
そんな特別なブラスターを造ってみたい、出来る限り価格を抑えて提供したいという思いで集まった留之助チームにとって、シリンダーは最後の難関だったのだ。
90℃以上の温度に耐えるエンジニアリングプラスチックであり、金属の代替材料としても使われているデルリン樹脂を採用し、徳さんの図面どおりの惚れ惚れとする見事にエッヂの利いたシリンダーは完成した。
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by tomenosuke_2006 | 2008-10-14 22:50 | 留之助ブラスター
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