ぶっちゃけ、13日になったわけは。
じつをいうと11月二十日過ぎまで東京プレビューの開催日は12月の第1土曜日と決め、そろそろ告知しなきゃと思っていたのだが、店主の個人的な理由できゅうきょ1週間先に延ばしたのだった。
それで胸を撫で下ろしたのは、まず徳さんである。
チャーターアームズのグリップフレームにキャスト不良が多数発見されたり、完成モデル用にグリップエンドを磨いてみると中から大小のアバタが現れ、200個すべて点検してグリップフレーム同様に不良箇所をハンダで修正するという、想定外の仕事が増えたからだ。
徳さん担当の完成モデル用レシーバー回りの磨きとブルーイングだけでも相当な仕事量なのに。
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榎本店長もホッとした様子だった。
昼間は店番しながら琥珀グリップをせっせと磨き、閉店後は夜を徹して組み上げても1晩に1挺しか完成させられないことが分かってきたからだ。
店主がプレビューを先送りしたのは、しかし切羽詰まった状況や製品準備のための時間稼ぎとはまったく無関係なのだ。
ローマからお帰りになったばかりの大事な水野純子さまが今度はロンドンへ出かけられることになり、12月の第2土曜日じゃないとプレビューには来られないとおっしゃったから。
彼女の麗しく華奢なお手で、あのごっついブラスターを握っていただきたかった、もうただそれだけなのである。
結果、純子さまのおかげというべきでしょう、ハリコレへ搬入した店頭販売用の完成モデルが数挺増えて、プレビューにお出かけいただいたお客さま全員に滞りなくお渡しできたり、印刷所のミス続発で完成までに余計な時間がかかってしまった愛しのアイコ・パッケージも、一部エラー蓋を臨時使用したとはいえなんとか間に合った。
これがもし第1土曜日とアナウンスしたあとに1週間延期でもしてみなさい、非難轟々、考えただけでも怖くなるブラスターを取り巻く特殊な世界なのだった。
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完成モデルはプレビュー当日、ハリコレ店頭で30挺、オンラインでも30挺の注文が入り、いったん受け付けを締め切ったとうかがった。
あと20挺の追加をいただいたが、納品は2月になりそうだ。
キットモデルは8個しか売れなかったが、オンラインでは国内64挺、海外5挺と好調なすべり出し、ペイラインの150挺は1日でクリアできたことになる。
問題はパーツを仕分けして箱詰めするだけのつもりでいたキットモデルにも、後加工にハンダ修正という余分な仕事が増えて即納品できないこと、つまり現金回収できないということ、ようするにこんなことしていたら年末の資金繰りがショートしそうだってことなのだ。
「慣れてきたので、スピードアップできると思います」とは徳さんの頼もしい言葉。
200挺完売できたとしても、キャストメタルの品質が改善されず、いまのような後加工と修正作業が必須となるようなら、これにて打ち止めも視野に入れねばならないだろう。
いずれにしても徳さんと榎本店長の眠れぬ夜は当分続きそうである。
by tomenosuke_2006 | 2008-12-15 12:06 | 留之助ブラスター
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