留之助ブラスター・アップツーデート-24。
完成モデルは、いわば新品の支給品。
真新しい徽章とともに新任刑事に渡される銃器工場から届いたばかりの傷ひとつないブラスターという設定だ。
一方、アーティストプルーフは何度も修羅場をくぐり抜け、生き延びたブラスター。
しばらく現役を退いていたエクス・コップがクローゼットの奥から引っ張り出してきたような1挺、渇いた油紙に包まれて、自分と同じくらいくたびれている。

APは200挺分の量産に入るまえ、3本ずつ、3回に渡る合金の配合テストで抜かれた別あつらえのモールドによるプルーフ・レシーバーを使用する。
わずかに配合比を変えて、より硬質なものから最終的に落ち着いた量産用のテストショットまで合計9本の内の8本を使い、削り出しアルミパーツなども採り入れて島田さんが料理するのだ。
以下の写真キャプションは島田メモの要約である。
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ブルドッグ・フレームやスペイサー(前回の記事のマガジンハウジングとバレルジャケットをブリッジする錆びの浮いたパイプ)等の樹脂パーツはメタル色に塗装したが、スペイサーについては同寸のスチールパイプを調達、もしくは自作する予定。
現状キャスト樹脂製シリンダーカバーのアルミ説にのっとった削り出しパーツの製作もメニューに入っている。

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グリップフレームとグリップエンドは現状メタルパーツの磨きと処理でアルミニウムの雰囲気を出しているが、実際はアルミの削り出しパーツに黒色アルマイトをかけた上で削り込み、アルミ地金色を出す。

お正月休みのあいだに仕上げの方向性を決め、同時に接着個所を精査し剛性確保のテストをしたり、トリガー&ハンマーの干渉部シアの材質の改善を試みるという。
休みが明けるとアルミ・パーツの製作準備をはじめるとも。
1月の早い時期に、徳さんと島田さんの工房を訪ねようと思っている。
by tomenosuke_2006 | 2008-12-30 23:59 | 留之助ブラスター
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