NYで開催中のStreet Tribeっていうアートショー。
Vincent Yu(ヴィンセント・ユー)が主宰するNYのmy plastic heartといえば留之助商店の半分ぐらいの、そりゃぁ狭いショップだけれど、オブジェモチャとロウブロウアートの布教にはとくに積極的で、年に4〜5回、旬なアーティストを招いて開催する作品展はもはやNY名物である。
去年、ショップを訪ねて、これだったらウチでもちょこちょこっとモノを片づけ、壁面に掛けてある絵を隅に寄せれば、アートショーができるぞっと勇気づけられたりもした、が、ようは噐(Hard)じゃなくって出し物(Soft)なんだよね、ウチには玉がないわ。
それに引きかえヴィンセントの元にはいろんなアーティストが集まって来て、いまもkaNOJesse HernandezをフューチャーしたStreet Tribe(ストリート族)っていう面白そうなアートショーを開催中なのだ。
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『ストリート族』の出品作をオンラインで鑑賞したり購入したければ、まずmyplasticheartnycで登録し、折り返し送られてくる招待状に添付のリンクから入室する必要がある、遠慮なくどうぞ。
で、kaNO(下の画像の左)はすっかりお馴染みだけれど、ジェシー・ヘルナンデス(右)は当ブログでは初お目見え、どこのストリートが縄張りかというとNYではない、西海岸はSF近くのレドウッド・シティなのである。
そこできれいな奥さんとふたりの娘と生まれたばかりの赤ちゃんに囲まれ、シアワセを謳歌しながら多方面で創作活動中なのだ。
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ジェシーの大胆なラインと鋭い配色、しばしば牙をむく獣の口をあしらったエキゾチックでコワモテな作風は、アーバン・ネイティヴとかアーバン・アステカと呼ばれている。
ヘルナンデスという姓からしてルーツはメキシコ以南だろう、サンフランシスコ芸術学院でデジタル・メディアを専攻するかたわら、インディアンなどアメリカ先住民族の絵や織物に傾倒し、その道の著名な画家Oscar Howe(オスカー・ハウ)の元でペインティングを学んだ。
現在はレドウッドのローカルTV局でアートディレクター兼アニメーターとしてフルタイムで勤務しながら、絵を描いたり、モチャをデザインする注目株なのだ。
『ストリート族』の出品作のひとつ、ブラックドラゴンと名付けられた下の10インチMADLをご覧ください、この暑苦しさがジェシー・ヘルナンデスなのです。
で、キッドロボットが彼を放っておくはずがない、このタッチでいよいよ3月、さらに暑苦しい8インチの・・・が出るっていうから、楽しみこの上ないのだった。
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ジェシー・ヘルナンデスのブラックドラゴン及び、下に紹介するkaNOの5インチ・ラビットや20インチ・メガマミーでありますが、『ストリート族』開会と同時にヴィンセントに電話して、押さえました。
いわゆる立体物の3大おいしいところは、my plastic heartで作品展が終わったあと、2月下旬には留之助商店でご覧いただけます。
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by tomenosuke_2006 | 2009-01-20 17:20 | ロウブロウアート
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