留之助ブラスター・アップツーデート-27。
ワーコン・モデルを撮影したKarl Tate (カール・テイト)氏から丁重なメールが届いた。
やりとりはこれで3度目になるだろうか、要約すると。

拝啓
留之助ブラスター・チーム
オリジナル・ブラスターがジェフ・ウォーカー氏によってオークションに出品されますが、驚くことはないでしょう。私はブラスターが適価で売れることを確信しています。映画史に残るウェポンですから。
私はワールドコンで直接ウォーカー氏と話しました。彼は『ブレードランナー』でマーケティングと宣伝を担当していました。また警察官としても映画に出演しています。作家のフィリップ・K・ディックがスタジオを訪問したときも、ウォーカー氏が案内役をつとめました(Paul Sammon著『メイキング・オブ・ブレードランナー』にもその記述があります)。
撮影が終わった際、ウォーカー氏はスタジオからいくつかのプロップや衣裳を譲り受けました。それがワールドコンで展示されたブラスターであり、衣装やユーティリティベルト、IDバッジやフォース・バッジなどでした。最近、フォース・バッジは7,500ドルで売却したそうです。
留之助チームはオンラインでダウンロードした私の写真をレプリカ製作の参考にされたと思います。私はそれらの画像ファイルの高解像度版を一度も公開したことはありませんが、留之助チームにそれを提供します。あなた方のブラスター研究とレプリカ製作に役立てていただきたいと思います。これらの画像のウェブ公開、販売、留之助チーム以外での閲覧は厳禁です。 ご理解ください。
(中略)
全体的に見て、留之助ブラスターはこれまでに作成された同様のレプリカの中で、最も素晴らしい出来栄えだと思います。
敬具
カール・テート

テート氏が提供してくれた高解像度画像はアーティスト・プルーフ製作中の島田英承さんにとって、グッドタイミングの、しかも最高の資料となった。
島田さんいわく「どこまで再現するかという課題はより難度を増したわけですが、現物を手にする機会を得ず製作に当たる者にとっては、そうそう踏み込むことの出来ない領域にまで足を突っ込んだ思いです。ほどよく制御しながら取りかからないと、いつまでも出来上がらなくなりそうですね」
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画像を検証した結果、両サイドのシリンダーカバーのアルミ説は揺るぎないものになった。
しかし金属パーツをこれ以上増やすのは止めて、現行樹脂パーツへの加工に切り替えたいと島田さん。
送られてきたのが上の画像(テート氏の画像ではない)、アルミパテ象眼のテストである。
Rカバーの白く見える部分は写真のハイライトではなく、パーツを一部そぎ取り、そこへアルミパテを練り込んで磨き上げた個所なのだ。
ダミーカートもテストが上がった。
実包から製作されたダミーカートはグレイゾーンで、国内在庫はお目こぼし状態のものだと言われているが、果たして島田さんはなかなか見つからない44SP(44マグナムではない)を探し当てた。
しかし44SPが入手できなかった場合を考え、留之助ブラスター用に作製したキャストメタルのカートを島田さんが入念に加工したものの方が、店主は好きである。
研磨後、弾頭部には鉛っぽく打ち傷をつけてからブルーイング、第一段階の発色まで処理。
ケース部はプライマー部を除き、金をさしメッキした。
工業メッキでない雑なメッキにすることで真鍮っぽさを表現している。
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by tomenosuke_2006 | 2009-01-27 18:16 | 留之助ブラスター
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