そんなに昔のことじゃない、バレンタインデーに手作りチョコレートをもらったことを思い出す。
洋風甘党の店主としては変則的でぎこちない形状の、ちょい大柄な一粒を頬張り、いまも老人をいたわる気持ちのやさしい女の子がいることに喜びを噛みしめながらガブリとやると、中のアーモンドが堅過ぎて、しこたま奥歯を痛めたのだった。
が、それでも心を和ませてくれたのはチョコレートと同じくらいぎこちないお手製の箱、
Luke Feldman作のMaiko(たった10個限定)が入った箱とよく似ていた。
18x13x8cmサイズの一見“木”を思わせる生成り段ボール箱のフタにはルーク・フェルドマン手描きのMaikoの絵、白い紙を畳んで作った帯で巻かれている。
中にはこれまた手作り感目一杯漂う透明レジン製フィギュアが。
竹ひごで出来た髪飾り付きの頭と胴は二分割され、両者は首の部分に仕組まれたマグネットで固定されて全高12cmのMaiko像となるのだ。
10個限定のうち、留之助用とあとひとつ、日本のオブジェモヂャンのために特別に2個キープしてくれたルークに感謝、残りの8個は1分で売り切れたと聞く。
ご希望の方は
こちらからお問い合わせください。
追伸)当記事をポストしたおよそ30分後の15時40分に嫁ぎ先が決まりました。
↑ Maikoの粘土製コンセプト彫刻。
↑ Maiko像の製作に一肌脱いだのは創作集団Dodgrr。
各種有名フィギュアを透明レジン化するゲリラ行為で有名。