こういう趣味を共有できる人、何人、いるんだろう。
子どものころからSFやファンタジーやホラーや怪獣やコミック・ヒーローが大好きで、当然その種のモチャを買い漁り、気がつけばそんなのを仕入れてきて売ったり、作ったりを生業とする大人になっていた。
ビジネスとして成功しているかどうかは別として、傍目にはとても楽しそうな人生に見える、のがSteve Fordeじゃないかと思うわけ。
ウソかマコトか、赤ん坊のスティーブ・フォードがはじめて口にした言葉は「バットマン」。
絵の得意な少年で、高校・大学時代はオモチャ量販店のKay Bee ToysやToys "R" Usでアルバイトに精を出し、その後、アニメーター兼イラストレーター兼グラフィック&Webデザイナーとして活動しながら、2004年に好きなオモチャをデザイン-製作-販売するための自分のブランドGo Heroを立ち上げた。
手始めに日本の怪獣やロボットに熱狂した少年時代の夢をソフビで立体化、いずれも会社を前進させるに十分な成功をおさめたのだった。
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そして去年はじめ、ライセンスを取得しての商品開発をはじめたのだけれど、その最初の作品として発表したのが1/6サイズのアクション・フィギュア、Buck Rogersと彼の愛銃アトミック・ピストルだったからたまげた。
正確には1929年のPhilip Francis Nowlan(フィリップ・フランシス・ノーラン)の小説を1930年代はじめにDick Calkins(ディック・コーキンズ)が新聞連載のコミックにした時の出立ちそのままの精巧なフィギュア化であり、ピストルはそのコミックの大ヒットが呼び水となって作られた数々のオモチャの中でもいちばんハイエンドだったDaisy(デイジー)社製の光線銃の復刻なのである。
オールドファンならそのバック・ロジャース人形に感涙するだろう、ミントコンディションのアトミック・ピストルに1000ドルを投じることもいとわないビンテージトイ・コレクターならその復刻を大歓迎するにちがいない。
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が、スター・ウォーズより遥かむかし、スーパーマンやフラッシュ・ゴードンよりもっと古いスペース・ヒーローのモチャ化はいくら思い入れがあるとはいえ、秘境への大冒険である。
いずれも1000個の限定生産というけれど勝算はあるのか、けっして価格も安くはないぞ(現地価格175ドル)。
なんて心配したってはじまらない、スティーブ・フォードの中ではすべて解決済みだから、ついにアトミック・ピストルが入荷するのだ。
今後のラインナップも同様に恐れ知らずで、Buster Crabbe(バスター・クラブ)が演じた1936年の映画版フラッシュ・ゴードンやレイ・ハリーハウゼンのシンドバッドの1/6フィギュアが計画されている、うれしいような、こわいような、Go Heroが新作を作り続ける限り、ずっと付き合う覚悟でいる。
で、自分もスティーブ・フォードにあやかって、傍目に楽しそうな人になろーっと。
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1. メタル・プレス成型、メッキ仕上げ、銃側面に0001〜1000までの製造番号が刻印される。
2. 引金を引くと快音を発し、赤いセルロイドを貼った窓の内側で火花が散る。
3. レーザーエッチングでグラフィック処理されたマホガニー仕上げの木箱入り、フタには製造番号入りダイキャスト・エンブレム。
4. 箱内側は銃がピッタリ収まるモールド加工、バック・ロジャースの復刻ミニフィギュア付き。
5. 製造番号が付された保証書が付属する。



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by tomenosuke_2006 | 2009-04-09 21:16 | Sci-Fi Classicモチャ
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