デッカード・ブラスター現地レポート-5。
「留ブラチームはうがい、手洗いはもちろん、携帯サニタイザーでの手の消毒を励行しております。また島田さんの奥さんが持たせてくれたという強力な抗菌作用のあるプロポリスノド飴を常用。僕に関してはさらにマスクを常着してます。チームがインフルにかかる可能性はマスクもしていないLA現地人よりはるかに低いはずです。予定通りオークション2日目に再度P.I.H.を訪ね、ヒーロー・ブラスターが落札される瞬間をこの目で見届けてまいります」とは、榎本店長。
一方、島田さんは「来て良かったと実感しています。一歩間違えりゃ漂流者になりかねない今回のLA出張。その甲斐あってAP制作の考察が決して的外れではなかったこと、自信を持って進められると確信できました」。
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1.ヒビや割れが散見できるレフトカバー。
2.レフトカバーのダメージのアップ。アルミパーツは極薄でシリンダーとのクリアランスはほとんどない状態。ヒビ割れはシリンダーギャップから吹き出した発射ガスによるものかもしれない。
3.4.グリップフレームの黒色仕上げ。質感からしてアルマイト処理だろう。
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5.許可を得てシリンダーを展開。
6.ボルトハンドル裏側に新事実の“23”のナンバー刻印が。その左側、ライトカバーの裏側にシリンダーとの干渉を逃げるためにリュウターによる手加工あり。
7.“A”の刻印があるシリンダー。シリンダーストップとの擦れ跡が目立つ。ラチェットのエジェクター部分が折れて破損している。
8.触れるとケガをしそうな薄くて鋭いエッジのレフトカバー。レーザーサイトには打ちつけたようなクボミもある。レーザーサイトはレフトカバーに溶接されており、島田APではネジ止めの後パテ埋めで溶接痕を表現することになるだろう。
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9.これも新発見、ブルドック・ハンマーがラウンド・トリミングされていた。
10.シリンダー展開時に新発見、サムピースの最下部にもワッシャーらしきものが。
11.シリンダーヨークにあるレフトカバーを留めるためのネジ穴は、奥まで貫通していた。
12.突き抜けていたウェーバーノブ。



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13.マガジンハウジングを留める大きなビスは思ったより奥に入り込んでいた。
14.新たに這わせられた白コード群。画像では判別しにくいがステアーの樹脂製マガジン本体には透明部分があり、ヒーロー・ブラスターにもそれが認められた。
15.トリガーガードの根元取り付け部にネジまたはバネのような部品を発見。
16.ウェーバーノブの取り付け部。ムリヤリねじ込んだ感じがする。
17.グリップエンドのダメージ。
18.真鍮を溶接したように見えるピン。

ヒーロー・ブラスターに抱いていたデザイン上の疑問や謎はこれですべて解明できた。
島田さんはこの経験をAPにフィードバックさせて究極の留之助ブラスターを仕上げてくれるだろう。
徳さんはLA滞在中にチャーターアームズ・ブルドッグとステアー・マンリカー・ライフルを分解・採寸し、必要に応じてパーツを型取りする。
発表まで1年はかかるにちがいない工業製品版留之助ブラスターをより完ぺきなものにするため、店主がお小遣いをはたき、徳さんがLA在住の専門家の協力をあおぎ代理登録いただいた実銃。
今回のLA派遣のもうひとつの目的は、自分の物のようで、そうでない、一度も触れることなく用が済めば転売してもらうブラスターの肝の本物のピストルとライフルを徳さんに思う存分イジってもらうことだった。
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by tomenosuke_2006 | 2009-05-02 17:01 | 留之助ブラスター
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