ブローニング・アンクルタイプを想ふ。
分相応をわきまえているつもりだから、誰かをウラヤムっていうことはほとんどないけれど、その昔、MGCのブローニング・アンクルタイプを手にとって見ただけでなく、自分専用をひと揃い購入され、スライドストップが壊れるまで遊んだとおっしゃるM in KYOTOさんのコメントには、そりゃもう強いジェラシーを覚えましたよ。
やはりそうだったんですね、あのチクワのような木製フォアグリップは前後し、銃のスライドそのものを動かして、先端の凹みに紙火薬を詰め込んだ真鍮カートをチェンバーに送り込む。
さすがMGCだ、こんなところにも小技が利いている。
当時、中学生の店主は京都新京極の“やまもと”から送ってもらったモデルガンと居合刀がゴッチャになったカタログのブローニング・アンクルタイプが載ったページを穴のあくほど見つめながら、丸めた人さし指と親指でセレーションをつかんで引こうとすると、あの幅広なスコープマウントがじゃまになりはしまいかと、マジ心配したものだった。
43年ぶりに合点がいった。
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MGCのブローニング・アンクルタイプは、TVシリーズに登場したモーゼルの小型銃M1914の初代アンクルカービンをベースにしていたことは自明の理だ。
しかし中学生にそれが分かるはずもなく、およそ1年後に発売されたMGC製P38・アンクルタイプのカッコよさや、矢継ぎ早に発表される大型軍用銃に目がくらみ、ブローニングへの興味は完全に消失。
その後、グリップを変えただけのP38にアクセサリーてんこもりの中田商店製アンクルタイプや、ブローニング・ハイパワーを無理矢理アンクルタイプ風に仕立てた商品名サブマシンタイプでさえ手に入れたというのに、モデルガン人生最大の不覚はMGCブローニング・アンクルタイプを触らずじまいで終わってしまいそうな気配だということ。
あのチクワ・フォアグリップをガシャガシャやってみたかった。
中学3年生の秋の修学旅行で新京極の“やまもと”をはじめて訪れた時は、すでにブローニング・アンクルタイプはそこになく、記念にMGCのS&Wハンドエジェクター用純正木製カスタムグリップを500円で買って帰ったのだった。
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by tomenosuke_2006 | 2009-05-16 16:43 | ムカシモチャ
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