留之助商店の流儀、のようなもの、後編。
入荷が確実で、破損・紛失等の事故が起きた場合には代替え品が確保でき、メーカーやディストリビューターが認めるなら予約を募る、けれど、基本的には手元にあるものを売り、ないものは売らない。
グダグダ書き連ねた“前編”で留之助商店の予約販売に関する流儀のようなものをお伝えしましたが、4日ほどまえにいただいたコーストさんのコメントについて、そこらへんを踏まえつつお答えしたいと思います。
つまり「マイケル・ラウのゴッドファーザーや店主がライセンスの関係で日本へは輸入できないと言っていたMINDstyleのDisneyものが、日本のショップで予約販売されているが留之助商店の予定を知りたい」という件、じつはよく似たご質問をDunny Fatale Seriesに関するお問い合わせ以上に、メールや電話でもいただいてました。
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MINDstyle’s x Michael Lau’s x Paramount Pictures The Godfather (2.0 White Version)

楽しいオブジェモチャの話じゃなくて、味も素っ気もない業界のあーだこーだ、なので手短かつ率直にお答えします。
ようするに、SideshowからはMINDstyle製品の日本への卸し販売はございません。
もしどこかが予約販売されていらっしゃるのなら、それは何かの間違いか、並行輸入によるものではないかと思われます。
昨年までMINDstyle製品を扱っていたNYのSubculture DistributionのアカウントをSideshowが引き継いだのですが、製品の配給エリアは英語圏に限られアジア・ヨーロッパは含まれていないのです。
Disneyについてはそれ以前の話で、DCP(Disney Consumer Proucts)との契約上、MINDstyleに限らず海外のメーカーによるライセンス商品の日本への輸出はほとんどの場合、禁じられています。
日本のメーカー各社があらゆるタイプの商品化権を有し、日本市場をガッチリ独占しているからです。
留之助がこれまで扱ってきたSpan of Sunset、MINDstyle、kidrobotなどのDisneyモチャは、すべて海外の友好店から並行輸入したもので、コアな留之助ユーザーさんならご存知のように、これからも同じ手法で販売させていただきます。
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MINDstyle’s x Michael Lau’s x Paramount Pictures The Godfather (Classic Version)

発売が大幅に遅れ2月上旬にズレ込みましたが、以前からお伝えしてきましたとおり留之助商店へはマイケル・ラウの白と黒のふたりのゴッドファーザーがMINDstyleより直送されます。
販売力のあるSideshowが300個(2.0 White Version) 〜500個(Classic Version) という限定生産品を英語圏でセールスしますので、アジア・ヨーロッパへの配給数はいままで以上に絞られることは間違いないでしょう。
留之助用には各12個が確保されていますが、予約販売は例によっていたしません。
商品入荷をこの目で確認後、直近の土曜日深夜を発売日にきめて当ブログでお知らせします。
それより心配なのはSideshowの参入でアメリカ国内での取り扱いショップが急増し、生産数を抑えたMINDstyleのDisneyモチャの各店への割当数が激減、その結果、友好店から(スペシャル・プライスで)平行輸入できる数も少なくなりそうだということ。
いろいろ気苦労が絶えませんです。
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by tomenosuke_2006 | 2010-01-21 23:59 | 留之助商店計画
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