2010年 05月 15日 ( 1 )
ジョーレッドの赤裸々な作品集の発売です。
版元があのSF・ファンタジー・ホラーのパロディ満載、裸の女の子いっぱいのナードコア・カレンダーのNERDCORE社と聞いて、ある美術評論家の言葉を思い出した。
「芸術家のスケッチブックを見ることは、その人の裸を見るのに似ている」
Joe Ledbetter(ジョー・レッドベター)の2冊目の作品集『スケッチブック』は、まさしく彼のポップなアニマルアートやオブジェモチャのアイディアを包み隠さず網羅した裸の素描集といえるだろう。
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このハードカバーを手にしてまず驚くのは、表紙絵の油絵の具の凹凸を型押しで再現していること、じつにリアルで手触りよし。
表紙を繰った最初の見開きにはジョーレッド作のポスターやモチャのパッケージなどがカラーでコラージュされて、モノクロに一転する次のページに二度目の驚きが待ち受けている。
なんと奥付が鉛筆で手書されているのだ。
そればかりかさらに数ページ、鉛筆とブラックマーカーだけの扉や前書きが続き、あとは絵やメモに触れると鉛筆の粉が指にくっつきそうな生々しいペンシル・スケッチの連続。
ジョーレッドが2003年〜2008年に描きためた膨大なスケッチを彼自ら1点ずつ厳選、編集している。
表紙も背表紙にも、当然本文ページにも、どこにもマシン・フォントは使われていない、すべてが絵同様に手書きというのもこの本の特徴だ。
最終ページで目にするジョーレッドのバックグラウンドをフォントで印刷したような個所も、いったんフォントでプリントアウトした紙片を画像原稿として、他の写真やポスターとともにコラージュしている。
単なる素描のリプリント集ではなく、本物のスケッチブックを見るような錯覚におちいらせたい、ジョーレッドのそんなこだわりさえ伝わってくる1冊なのだ。
先のカラー作品集『クリーチャー・オブ・ハビット』よりひと回り大きな縦254×横184mm、合計184ページ、留之助書店で絶賛発売中です。
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by tomenosuke_2006 | 2010-05-15 19:06 | 書店入荷新着情報