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キースのアンディ・ウォーホルはKAWSのルーツ?
古びた建物の壁や高速道路のコンクリート壁、地下鉄の通路やバス停の空いたスペースにイタズラな誰かが描き残していった落書きを、ストリート・アートとかグラフィティ・アートという芸術のジャンルにまで高めた人こそキース・へリングではなかったかと思う。
踊る絵という言葉がぴったりな、シンプルな線で描かれたリズミカルな作風。
何年かまえ、ユニクロが彼の絵をプリントしたTシャツを販売したように、日本でもへリング作品は多くの人に親しまれている。
1980年、ニューヨークの地下鉄構内の使用されていない広告掲示板に黒い紙を張り、そこにチョークで絵を描くサブウェイ・ドローイングと呼ばれる創作活動を開始。
圧倒的な支持を得て、ついには世界的なアーティストとして成功したけれど、1990年、エイズのため31才の若さでこの世を去った。
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そんなへリングの1986年の作品にアンディ・マウス(上の絵)というのがある。
ご覧のとおりのアンディ・ウォーホルとミッキーマウスを合体させたユーモアたっぷりの作品。
ポップアートの旗手にしてカリスマのウォーホルは、世界中の誰もが知っているアメリカのシンボル、ミッキーマウスを自作にたびたび登場させたけれど、へリングは大先輩に当たる無表情で透明で空虚が似合ってカッコいいウォーホルの作品世界を、あるいは世界観のようなものを、フランケンシュタインよろしく人とネズミをつなぎ合わせて描こうとした、のかなぁ。
胸のドルマークはリッチなウォーホルを揶揄しているわけではないよ。
これもまたウォーホルの有名な“$1”(ワンダラー)という作品からの引用だ。
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こともあろうにというか、待ってましたというべきか、アメリカの360 Toy Group という小さなデザイナーズトイ・メーカーがへリングのライセンスをとってアンディ・マウスを立体化(上の写真)しちゃったよ。
左のグリーンが400個、右のレッドが50個限定。
店主、毎度のことだけれど、売りにくいと知りながら最小ロットのグリーン16個とレッド2個を予約した。
クリスマスまえには届きそうだ。
こういうのをプレゼントしたくなる相手がいる人は、とってもシアワセだと思うよ、本当に。
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アンディ・マウスをながめていたら、いまも精力的に創作活動しているバッテン目のキャラで有名なKAWS作のCOMPANION(上の写真)を連想した。
COMPANIONは、ミッキーマウスを題材にポップアートしたウォーホルその人を描いたへリングの作品アンディ・マウスに、ちょっとはインスパイアされたんじゃないのかなぁ(ややっこしい?)。
彼ら3人にはいろいろ共通点もある。
生きた時代こそちがうけれどNYベースのアーティストで、しかも「芸術家の内面」とか「作品の内側」といった小難しい理屈とは縁遠い、見たままの、大衆的で分かりやすい作風を特徴としている。
60年代〜80年代のアンディ・ウォーホル、その跡を継ぐように80年代を駆け抜けたキース・へリング、そして90年代〜イマのKAWS。
気になる3世代であることに間違いはない。
そしてまた、彼らを結びつけているのがミッキーマウスの生みの親にしてコマーシャル・アートの偉大なるゴッド、ウォルト・ディズニーだったりして、アメリカって分かりやすいじゃないですか。
だから店主、好きなんだよね、アメリカと、アメリカの自動車以外のプロダクツ。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-30 18:11 | イマモチャ
またパチ、つまりパチパチ。
面白い写真をヤフオクで見つけましたので、ご紹介します。
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あきらかにダニーのパチです。
いくらなんでも短足すぎる。
商品説明によると高さ16センチというオリジナルにはないサイズで、貯金箱にでもなってるのかなぁ、後頭部に横スリットが。
そーいえば、留之助商店オープンしたてのころ、ダニーをはじめて見たお客さんに、「貯金箱でもないのなら、いったい何に使うの?」と問われて、言葉をなくしたことを思い出しました。
出品者は承知の上なのか、それともあまり詳しくないのか、どちらにしてもパチが出るくらいなんだから、ダニーもゴリラズに負けじ劣らずのメジャーってことですか。
パチゴリラズのニュースを知ったとき、じつはなんでダニーにもソレがないんだろうって、ちょっと嫉妬な気分になったから、いまヤフオクでコレ見つけて、なんかうれしいような。
とりあえずウォッチリストに入れときました。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-24 18:29 | イマモチャ
東京にお住まいの方は、ぜひDEAN & DELUCAへ。
DIESEL、PATRICIA-PEPE、MOSCHINOなど、来年冬物の展示会まわりで東京出張していた家内が、小さなおみやげを持ち帰った。
しかしそれを手渡してくれるまでの話がクドイ、いつものことだけれど。
数年前、NYにできた本むら庵(本店は荻窪・店主はたまに六本木の支店に寄る)へ、わざわざ蕎麦を食べに行ったとき(まだ店主と再婚するまえ)の出来事にはじまり、ブロードウェイとどこかの角で見つけた食料品と台所用品の店に感激したことなど。
その店はDEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)といって、最近、東京の一等地に次々オープン中とかで、きょう帰りがけに品川のお店に寄った。
一見セレブご用達のような気取った空気を感じたけれど、それは店に集まる大勢の客の雰囲気の問題で、実際はNYと同じか、それ以上のとてもフレンドリーな接客、称賛に値すると。
で、そのDEAN & DELUCAのレジ横にこれがあったから買ってきたんだけれど、あなた知ってる?
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バカいってんじゃないよ。
ゲイリー・ベースマンデザインのヒントミント。
このアタシが知らないわけないでしょ、でも、ありがと。
じつはこれ11月のはじめにアメリカのオモチャディーラーさんから売り込みがあったんだけれど、仕入れの最低ロットが多過ぎてあきらめた。
家内の話では、品川のDEAN & DELUCAにはベースマンのヒントミントがぜんぶで2種類あった。
たぶん売りやすそうなデザインのものだけ(味はシナモンとペパーミントを)ならべてるんだろうけれど、じつはあと3種類のデザインと味がある。
中には店主の好物、チョコレートも。
それはさておき、日本の立派な会社(デリカフローラ株式会社)が輸入しているから、薄い金属製のケースの裏にはちゃんと日本語の商品説明シールが貼ってある。

限定コレクターズラベル/クリスマス期間のみ世界3万個同時発売を行うデザイナーズラベル。ゲイリー・ベースマンが滑らかなカーブの薄型ケースをキャンバスに見立てたアーティスティックなミント。シナモンのスパイシーな風味が大人の味覚を刺激します。

お値段は798円。
近くにお住まいの方は、ぜひDEAN & DELUCAへ。
ゲイリー・ベースマンが1000円以下で手に入るチャンスです。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-23 00:27 | イマモチャ
ゴリラズのパチ
ゴリラズのCMYKエディションのパチものが出回ってるらしい。
パッケージも瓜二つ。
店主、未確認だが、塗装にムラがあったり、色が均一でなかったり。
もうじきパチのWHITEエディションも出そうだ。
みなさん、お気をつけください。
お求めは、開店2カ月足らずで信用と実績こそまだまだですが、本物指向にうそ・いつわりの絶対ない留之助商店へどうぞ。
結局は、宣伝か・・・
by tomenosuke_2006 | 2006-11-21 21:07 | イマモチャ
コジックの新作、スモーキンウンチです。
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管理が煩雑になりがちな細かいオモチャはなるべくお店に置かないようにしてるんですが、こればっかりは注文入れちゃいました。
コジックの新作SHO-PO PLOPS (=ウンチ、チャッポン)という名のスモーキンウンチです。
いわゆる開けてみるまで中身が分からないブラインドボックス入りで、気になる色ツヤは写真の5色に20分の1のシークレットを足したぜんぶで6種類。
盛り上がり具合は、およそ2インチ(5センチ)。
臭いは、フツー。
このスモーキンウンチの何が店主をその気にさせたかというと、じつはキッドロボットの10インチ・スモーキンラビットにぴったりのケールでできている点。
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上の写真のような飾り方が楽しめます。
8インチのスモーキンダニーにもフィットするかどうか、今週末の入荷を待って確認したいと思います。
1個=850円、20個入りカートン(6種類コンプできます)=16400円で発売の予定です。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-19 22:08 | イマモチャ
続報・ドン・ガバチョ・ダニー
昨夜は名古屋レインボーホールでクラプトンに盛り上がったあと、“プラダを着た悪魔”を観るという満腹の週末を過ごさせていただきました。
榎本店長、留守番ありがとね。
で、就寝まえ、いつものようにあっちゃこっちゃのオモチャ・サイトをチェックすると、おや?、ポール・スミスのダンディ・ダニー改めドン・ガバチョ・ダニーの8インチがキッドロボットのオンラインショップに。
なんと11月24日金曜日午前11時(NY時間)から、少数限定ながら注文を受け付けるんだと。
特約店への卸しはなく、お値段は85ドル、日本のポール・スミスの方が安い。
店主は何がなんでもポール・スミスの青山SPACEへ行く。
行ってキッドロボットにはない3インチ・ドン・ガバチョとTシャツのセットを買う。
お店で、どんなふうにダニーが飾られるのかも見てみたいし。
きょうのお昼、その青山SPACEのショップマネージャーから電話があり、上の方から取り置き禁止のお達しがあったと教えられる。
ただし店主はお達しまえの問い合わせだったため、特別にオッケーだと。
ありがとうございます。
厚手な生地の、濃い色合いのラフなジャケットがありましたら、それもいっしょに購入させていただきますのでよろしく。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-19 20:57 | イマモチャ
ポール・スミスのダニーですよ、絶対いい。
コラボがオハコのベアブリックとは一線を画すのが、ダニーの慎しみ深さである。
ソーソー始終コラボらない。
最初が2005年、NYのチャイルド・ショップヨヤマートと出したブラウン・ダニー。
たった600個限定で、ヨヤマートとキッドロボットで半分ずつ販売し、あっという間にソールドアウトになった(もちろん当店に在庫あり)。
今年のはじめ、ベルリンの携帯電話メーカーがコラボで出したセルフォン・ダニーはゴールドが333個、シルバーが222個限定で、手書きのナンバリング入り。
やっかいなことにキッドロボットでの取り扱いはなく、ドイツ国内だけで販売され、手に入れるのに苦労した(2個ずつ在庫あり)。
まぁ、ダニーに関しては日本でいちばんの苦労人と信じてやまない店主だが、コラボ・ダニーの第3弾、1000個限定のポール・スミス版は、ちょいとしくじっちゃったわ。
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セルフォン・ダニー同様、キッドロボットでの取り扱いはなく(アナウンスもなく)、ポール・スミスのみでの販売。
イギリス、アメリカ、ホンコンで発売初日にソールドアウトになったと聞いて、あわてて名古屋高島屋のポール・スミスに問い合わせるといまいち要領を得ず、なんとはなしに日本では出ないものと思い込んじゃって、eBayで高いの落札した。
で、そのあと念のためポール・スミス・ジャパンに電話を入れると、もうじき日本でも発売されるんだと。
しかも店主が落札した半額以下で。
ポール・スミス・デザインのこのダンディ・ダニー(店主はドン・ガバチョ・ダニーと呼ぶことにします)の8インチ版(上の写真)単体が8400円、3インチ版とTシャツのセットが10000円。
日本での販売数は未確認だが、とりあえず東京は渋谷店、渋谷JEANS SHOP、青山SPACEで。
その他、仙台、京都、福岡の合計6個所の路面店で来週11月25日土曜日に発売される。
もちろん店主、当日は富山空港から羽田へ出て、青山のSPACEへ行くつもり。
8インチはすでに3個取り置きをお願いしたが、Tシャツは種類があるらしく、見て買いたい。
開店早々のSPACEでダニーを3つ買ってうれしそうにしている変なオヤジを見たら、それは店主のことです。
帰りの飛行機まで時間ありそうなので、お茶でもごいっしょにいかかです?
ぜひ、声をかけてくださいね。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-18 00:02 | イマモチャ
キッドロボットのキッドロボット・シリーズ、改めキッドロボット君。
a0077842_1703994.jpg日本ではまだまだ知名度の低いキッドロボット製品(たとえばダニーやアイスボット)だが、中でもキッドロボットというブランド名をそのまま商品名にしたキッドロボット・シリーズをせっせと集めている人を、店主、はっきりいってひとりも知らない。
ややこしいから当店では今後ブランド名はキッドロボットのまま、このフィギュア・シリーズをキッドロボット君と呼ぶことにする。
で、キッドロボット君について書くまえに、まずキッドロボットそのものの生い立ちをおさらいしておきたい。
まえにも少し触れたと思うが、キッドロボットを立ち上げたのは核物理学者を父に持つ元データシステム・プログラマーにしてアーティストのポール・バドニッツで、2002年初めのこと。
同年10月にSF店、2003年9月にNY店、2004年11月にLA店を開店し、現在はNYを拠点に世界中のすべての世代の人が楽しめるオモチャ作りを目標に掲げて、アメリカはもとよりヨーロッパ、日本、香港などのアーティストがデザインした限定版トイを製造販売している。
オモチャというサブカルチャーの申し子に「安く手に入るファイン・アート」としての付加価値を与え、アートとコマーシャルの結婚を慎重に守り続けているのがパドニッツでありキッドロボットなのである。(オブジェモチャ専門店の留之助商店も、そんな感じです)
そのバドニッツともうひとりのアーティスト、トリスタン・イートンによって、ダニーよりも少し前に生み出されたのがキッドロボット君だった。a0077842_17117100.jpg
ウルトラマン風の頭にパックマン目玉の大きな顔が安定感あるA型体形にのるというのが基本設計で、高さ8.5インチ(約21.5センチ)。
アクションフィギュアのように様々なポーズをとらせて遊ぶのではなく「飾る」ことを意図しているため、可動部分は首と腕と手の付け根の合計5ヵ所と少ない(が、ダニーの3ヵ所よりは多い)。
ダニーと異なる点は付属のアクセサリーで変装させられるもの(シリーズ05、06、06.5、08)がいくつかあることだろう。
すでにシリーズ11を数え、2005年の夏までは01から07が順番に発売されたが、その後、06のバリアント06.5(上のナイフを持ったヤツ)が出たり、最新の10(ホアック・ジーによるウェスタンもの3体)のまえ、今年のバレンタインデーに11が出たりと、不可解なリリースのされ方だ。
いまだに09が出ないことを含め、店主、そのあたりの理由など未確認のままで、勉強不足を恥じるばかりである。
これまでにバリアントを含め全部で21点リリースされたキッドロボット君は、さらにいくつかに分類される。
Kidrobber(キッドロバー=チビ強盗)の01、02、03、04、06、06.5。
Kidbomber(キッドボンバー=チビ爆弾犯)の05。
見た目はともかく、呼び名は物騒である。
El Robo Loco(エルロボロコ=メキシカンレスラー)の07、08の別名はテング、11の2点はラブとヘイト、例のウェスタン3点はKidrifter(キッドリフター=チビの仲たがい)と呼ばれている。
シリーズ04まで限定100個で発売され、05、06が300個限定、新作が発売されるたびに数が増えたとはいえ、10のウェスタンものでも各800個しか作られていない。
バービーのファッションモデル・シリーズ(店主、これも大好き)のゴールドラベルが25,000個限定だと考えると、相当少ないナンバーといえるだろう。
また、数あるキッドロボット君の中でもレア度が際立っているのが05の新宿バージョン(いちばん上の写真)である。
2005年の春だったか、キッドロボットとヴィジョネアがコラボで出したフィギュアを日本では新宿伊勢丹だけが直売したのだが、その際、何の予告もなく付け足しのように売られた。
その売り場、1F解放区には制服姿の社員さんたちが10人くらいいたかと思うが、どなたもそのイワレ、限定数など、答えられなかった。
だから新宿バージョンだけ、いくつ作られたかが分からない。
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留之助ホームページでキッドロボット君の全種揃い踏みが、もうじき見られます(いまレイアウト中)。
上の写真は、左から記念すべき01のキッドロバー、07のエルロボロコ3種の内の紫バージョンで2005年のSDCC限定版、右が08のテング3種の内のオレンジ、以上。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-12 18:03 | イマモチャ
レドラム・ダニー、本国アメリカでソールドアウトになりました。
また、びっくりなんですが、本家キッドロボットのサイトをのぞいたら、発売から1週間もたたないのに、もうレドラム・ダニーが売り切れてました。
アクセサリー(バナナ)ひとつとっても細かく作り込んである今回のダニー、確かにいい出来です。
店長の報告では、お店での評判も上々とのこと。
きのうもコジックを知らない人が、かわいいといって買ってくれたようです。
さて、次なる8インチの新作は下の写真。
トーマス・ハン作のイタミドメ・ダニー(10-22に紹介済み)、2000個限定、11月16日発売です。
歴代ダニーの中でも一等キレイ。
シークレット版があるという話は、いまのところ聞いてません。
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by tomenosuke_2006 | 2006-11-04 11:32 | イマモチャ
びっくり。
a0077842_1031545.jpg2000個限定で発売されたコジックのレドラム・ダニー。
その12分の1、つまり166個が、例のうつろな目のマサカリ握ったバージョンなんですが、eBayで305ドルで落札されました。
もう、びっくりです。
ということは、ですよ。
ハロウィンの夜、6時から9時の3時間だけ、レドラム・ダニーの発売を記念してNYのキッドロボット本店でコジックのサイン会が開催されたんですが、そのとき手に入れたとおぼしき、いまeBayに出ているサイン入り12分の1バージョンって、いったいいくらになるんでしょうか。
8インチのダニー・シリーズ全種類を在庫する世界で唯一のお店、留之助商店としては何がナンでも落とさねば。
これって使命感? それとも単なる蒐集癖? いやいや明らかにビョーキです。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-04 10:05 | イマモチャ