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太っちょティラノのバックアップ作戦、その2。
豊富な経験におごることなく、どんな仕事も初心にかえって真摯に取り組む。
比嘉Bros.さんとは、そういう信頼の置ける好漢だ。
スポンジ素材の劣化が進みファッティが崩壊してしまうまえに、何とかバックアップをとってほしいという店主のわがままを、気軽に聞き入れてくれたのが今年のはじめだった。
人一倍ていねいなところへもってきて、仕事の合間を縫っての作業だもの、時間がかかるのは当たり前。
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現物をシリコン型にとってからおよそ2ヵ月。
現在、そのモールドから石膏で抜いた複製版のバリ、バブル、欠けなどを鋭意修正中だ。
上の画像はその模様、かなり根気がいる。
楽しみは尽きません、じっくりやってくださいね。

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by tomenosuke_2006 | 2010-03-28 21:59 | プロップ
太っちょティラノのバックアップ作戦開始、その1。
ポリウレタンフォームやフォームレイテックスなど、スポンジ素材で作られた映画撮影用のクリーチャーが留之助商店には何匹も棲みついている。
1980年代に生業としていた映画ジャーナリストの役得?
親しくさせてもらったスペシャル・メークアップ・アーティストやモデル・アニメーターから譲り受けた思い出の品々たちである。
思い出は色褪せるというけれど、店主の場合は年老いて大脳辺縁系の記憶装置がほころんできたせいだと思う、最近、ものすごい勢いでいろんなことを忘れる。
そこへ持ってきて、思い出のよりどころでもあるクリーチャーたちの一部が経年劣化で崩壊の危機に瀕し、このままでは1980年代の記憶が欠落してしまいそうな気配なのだ。
中には30年近くたつというのに、当時のまま、びくともしない状態のものもあれば、スポンジ材料の調合方法や、まわりの温度湿度の微妙な変化が原因で変質し、塗料が干からびて剥がれたり、スポンジが弾力を失いヒビ割れてきたものさえある。
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そこで取り返しがつかなくなるまえに、店主の記憶喪失を食い止める意味でも、最近、著しく痛みが激しい『おかしなおかしな石器人』(1981年)の太っちょティラノサウルス(通称ファッティ)を、留之助商店開店3周年記念アニメを製作してくれた比嘉Bros.さんにお願いし、きちんと型取りしてバックアップをとることに決めたのだ(上下のファッティ画像は無数の傷やほころびを何度もアクリル系塗料などでレタッチしている)。
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比嘉Bros.さんこそ、格好の修復チームはいない。
『おかしなおかしな石器人』のSFXを監修した故デイビッド・アレンの元で修業を積み、アニメ・モデルの何たるかを熟知する日本でも稀有な存在だから。
できたらライセンスをとり、比嘉Bros.さんに成型・塗装をお願いして、限定頒布なんかできたら面白いと思っている。
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1/オリジナル・ファッティの脚裏に湯口用の突起を増設。2/型取り用木枠。3/木枠セッティング中の比嘉Bros.。4/ファッティ下部のアリジネイト流し込み。

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5/ファッティ上部へアリジネイトを流し込む直前。6/ファッティ上部のアルジネイト流し込み完了。7/オリジナル・ファッティを取り除いたあとのアリジネイト製モールドに石膏流し込み完了。8/石膏の複製ファッティをアリジネイト製モールドからとり出す。

アリジネイトによる型取り作業は一発勝負なので、朝から準備を整えて気温の下がる夜まで待機し、兄弟で担当を決め、水を注ぐ係、こねる係と、石膏流し込みまで何度もタイミングを計り、練習までして事に当たりました。大変でしたが良い経験が出来、今後の作品制作にも役立てたいと思います、と、比嘉Bros.さん。
このあとも、リポートをよろしくお願いしますね。
by tomenosuke_2006 | 2010-02-09 23:59 | プロップ
アンクルカービン実射ムービー。
THEUNCLEGUN.COMのBrad Fargason氏に教えてもらいました。
実銃のP38を使ったアンクルガンとカービンの実射ムービーです。
一部にTHEUNCLEGUN.COM製パーツも使われているとか。
ロングバレル、フォアグリップ、ストックはこのYouTubeムービーの投稿者The Oregon UNCLE Groupによるもので、とくにストックの形状には疑問が残りますが、実弾をブッ放す光景は何にも増して迫力があります。
実銃用のサイレンサーの製造は州法で厳しく制限され、まだ許可が下りていないという理由から、ロングバレルの先にはフラッシュハイダーが取り付けられています。
とにかくこんなムービーを見せられると、せめてマルシンの絶版P38モデルガン(樹脂製)をアンクルカービン化してブローバックさせたくなりますが、銃刀法に抵触しないでバレルを加工する方法が思い浮かびません。
どなたかいいアイディアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともご教授ください。


by tomenosuke_2006 | 2010-01-08 17:09 | プロップ
アンクルグリップの“切り込み”について。
「アンクルP38の右グリップのスコープマウント基部より後端部分に大きな切り込みがあるものがあります。10年ほど前GUN誌で、この切り込みはフルオートにするときにシアを押さえる棒のようなものを差し込むためのものでは? なる記事を読んだことがありますが、真実はいかがなものでしょうか」というご質問を、M in Kyotoさんからいただきました。
そういえば以前、熱心にカスタム・アンクルガンを作っていらっしゃったバクレツパイナップルさんは、例の切り込みをキッチリ再現されて最高にマニアックでしたね。
で、いい機会なのでTHEUNCLEGUN.COMのBrad Ferguson氏に直接聞いてみると、以下のようなレスが返ってきました。
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cut away section(切り込み部)を持つアンクルガンを少なくとも2挺、劇中に確認できる。
しかしなぜグリップに切り込みが入れられたかの記録は一切ない。
アンクルガン研究者の間では、フルオートにするためのシアを操作する別パーツをそこに組み込んだという仮説が有力だ。
とはいえ、そのパーツを見たという人を私は知らないし、シリーズ全話を通じてアンクルカービンのフルオートの連射シーンはないように思う。
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つまり真相は"?"のままなのです。
そこで店主の見解を少々。
まずアンクルタイプのパーツはすべてNC旋盤や同時5軸加工機などない時代の手作りだったということ、当然個体差があり、むしろすべてがソックリ同じである必要もなかった。
スコープマウントやフォアグリップなど、明らかに形状の異なるものが存在します。
フラットグリップとラウンドグリップもどちらが先に作られたかというより、いまでは同時に存在したかもしれないと思うようになりました。
そこで例の“切り込み”ですが、簡単に抜き差しできるパーツで本当にP38をフルオート化できるのかという疑問がわきます。
むしろグリップ内部でダブルアクション用のコッキング・パーツを干渉させないようにするためには、ちょうど“切り込み”部分の肉厚を薄く加工しなければならず、それくらいなら切り落としてしまえということになったのでは。
撮影中にしばしばジャムり、応急処置した結果なのかもしれません。
個体差といえば、イリア・クリアキンの胸元をとらえた下の画像は興味深いですね。
スコープマントを取り付けるためのスリットが省略されて、カービン化できないハンドガン仕様だと分かります。
なのに例の“切り込み”があるということは、ハンドガンをわざわざフルオートにしようとしたのではなく、不発ミスを防ぐための処置だと考えた方が自然ではないでしょうか。
考えれば考えるほど楽しいのがアンクルガン。
現在、留之助ver.6のカービンパーツがそのまま応用できるアルミ削り出しのラウンドグリップ+オープンエンド・フラッシュハイダーを装着させた留之助ver.6.5を製作中です。
特製ヒップホルスターと留ブラAP用に考えていたハンドガンケースのオマケ付き、乞うご期待。
と、なんか最後はセールストークで終わってしまいました。
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All Photos Courtesy Brad Ferguson / THEUNCLEGUN.COM


by tomenosuke_2006 | 2009-12-16 12:16 | プロップ
アンクルタイプ留之助ver.6は22日に発売します。
右側の“Uncle Gunコレクション”のバナーをクリックされた方ならもうご存知でしょうが、アンクルタイプ留之助ver.6は22日(日)の23時に発売します。
そこで、もう少し留之助ver.6のストーリーを披露させていただきます。
ver.6は本物のサイズと形状を完全再現することを目標に完成させたプロップレプリカです。
推測や画像からの判断で造るよりは、本物を何度も手に取り、採寸し、パーツによっては型取りもしてきたTHEUNCLEGUN.COMのブラッド・ファーガソン氏の協力を仰ぐのがいちばんという結論に達し、できるだけ多くのパーツを氏から調達することにしました。
中でも単品販売していない特徴的な形状のスコープマウントは、コピーしないことを約束に2個だけ譲り受け、結果、ver.6は2挺のみの製作となったのです。
また、ストックは店主所有のTHEUNCLEGUN.COMの一般非売品(2006年版)と同じものを、ブラッドさんに2挺分お願いするつもりでいましたが、ほとんどのパーツが鉄製で重く、ABSのP38に取り付けるとバランスがことのほか悪いことに気付き、彼の了解を得て、大半のパーツをアルミに置き換えたものを日本で造ることにしました。
じつは店主、その重いストックをZEKEの真鍮製P38に取り付けていたため、マルゼンとの相性にまで考えが及んでいなかったのです。
時間はかかりましたが、いわゆるスーパーコピー品が完成し、やっと発売に漕ぎ着けた次第です。
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このアルミ製ストックは2006年版を元にしており、U.N.C.L.E. Agent Training Video.のもの(2009年版)と展開の順序が一部異なります。
ブラッドさんいわく、Collapsible Stock(折たたみ式ストック)には2種類あり、ビデオのストックはそのひとつ(2009年版)を使っただけで、どちらも本物を再現していることにちがいはない。
ver.6のストックは最初にバットプレートを起こし、リリースボタンを押してパイプを倍の長さに伸長させ、バットプレートを時計と反対方向に回すと、カシャッと音を立てて固定されます。
店主的には、こちらの方がなぜかワクワクする。
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by tomenosuke_2006 | 2009-11-16 11:19 | プロップ
UNCLE Gun Video - Assembly and Details
THEUNCLEGUN. COMのBrad Ferguson氏製作のビデオです。
ストックの固定用サムスクリューの径と、ストックをコンパクトに縮めた状態のバットプレートの向きがわずかに変更されていますが、他は留之助ver.6とアピアランス、サイズとも寸分の違いもございません。
ブラッドさんの許可をいただきましたので、留之助ver.6のPRを兼ねてご紹介させていただきます。


by tomenosuke_2006 | 2009-11-12 10:50 | プロップ
アンクルタイプ留之助ver.6、出来。
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▲ 右方向にサイレンサーを向け、右側面を表にしたフル装備のカービンが、マルゼン製P38ガスガンをベースにしたアンクルタイプ留之助ver.6の2挺である。
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▲ サイズはもとより、ストックの伸縮、バットプレートの折たたみなど、実物の機能を完全再現した留之助メイドのアルミニウム製ストック。
実物アンクルカービンに採用されたレミントン700BDLライフル用バットプレートを取り付けている。
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▲ スクリュー部分にアルミパーツを使用したサイレンサーをはじめ、フォアグリップ、ショートバレル、一体成型フラットグリップ、メタル製サムスクリュー付きスコープマウントは、すべてTHEUNCLEGUN. COM提供の樹脂製品。
ロングマガジンはロジック製、アルミ製ロングバレルは留之助メイド。
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▲ 本物のブシュネル製ファントム・ピストル・スコープを採用。
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▲ ショートバレルとフォアグリップは実物アンクルカービンのパーツを直に型取りしたモールドからのキャスト製品で、バレルの刻印まで再現されている。
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▲ 留之助ver.6には12ホールのメタル製クローズエンド・フラッシュハイダーとメタル製ディスプレーベースが付属する。
このベースには直接ガスガン用ロング・マガジンを装填したカービンをセットすることもできるが、マガジンに余分な負荷をあたえたくないため、ディスプレー専用にTHEUNCLEGUN. COMの樹脂製ダミ・ロングマガジンを用意した。
またダミ・ロングマガジンを取り外して、ハンドガンを直接セットもできる。
ということで、後日、購入希望者を募ります。

注)アンクルタイプ留之助 ver.6 はBB弾の発射機能はございません。ガスを注入しての空撃ちブローバックをお楽しみいただけます。

More: ディスプレーベースにハンドガンを飾る。
by tomenosuke_2006 | 2009-11-12 01:05 | プロップ
U.N.C.L.E. Agent Training Video updated version.
3日前にポストしたアンクル・エージェント養成ビデオ#47がアップデートされた。
ワイド画面で画像がより鮮明になり、尻切れトンボ風だったエンディングがギュッと締まって、さらにワクワクである。
http://www.youtube.com/watch?v=WRjEornNads
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by tomenosuke_2006 | 2009-10-30 13:00 | プロップ
U.N.C.L.E. Agent Training Video.
アンクル・エージェントを志す者はこのビデオを見よ。


by tomenosuke_2006 | 2009-10-27 10:20 | プロップ
ひさしぶりのアンクルガン・ネタ。
THEUNCLEGUN.COMの主宰者Brad Fargason氏が2008年4月に希望者を募り、1年半がかりで完成させた究極のアンクル・カービン・パーツがこのほど店主の元に。
これはさらにさかのぼること2006年3月に、本物を精査し、2年がかりで完成させた世界最初のレプリカ・アンクル・カービンの改訂版で、樹脂製だったグリップとスコープマウントをアルミニウムで再現したもの。
いずれもマルゼン製P38ガスガンにインストールできるよう設計されている。
1960年代から40年以上も『0011ナポレオン・ソロ』をひたすら愛し、とりわけアンクルガンに憧れ、少年時代にアメリカ・アイデアル社製のプラスチック・トイガンや日本製のモデルガン(こちらを参照)まで買い求め、ついにはソロやイリヤが手にしたものとソックリ同じアンクルガンを自分の手で甦らせ、同じ少年時代の夢を持ち続ける友人たちと共有したいと思うようになった。
ジュエリー・デザイナーであり宝石商を生業とするブラッドさんが造り上げたアンクルガンは、単に正確というだけではない、最近発表された日本製品や、もちろん留之助ver.(こちらを参照)など事も無げに一蹴する、かなわぬ憧憬と愛情を内包し、真打ちの凄みを宝石の如く放っているのだ。
一度、時間をみつけて、2挺になったTHEUNCLEGUN.COM製アンクル・カービンの紹介や、日本製品のインプレッションをまとめてみたいと思う。
とりあえずきょうはブラッドさんがお遊びで作ったこんなムービーでもご覧ください。


by tomenosuke_2006 | 2009-10-19 08:00 | プロップ