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ロジック製、懐かしすぎるアンクル・グリップ。
P38やM1914ベースのTV版プロップの再現だけでは飽き足らず、現行のABS製ブローニング・ハイパワーを昭和46年規制前に中田商店から発売された珍品アンクルガンに変身させるグリップを復刻したロジックさんなんである。
だからマルシン製ABSモデルガンのP38用に中田商店型アンクル・グリップを作りはじめたと聞かされたって驚かない。
亜鉛ダイカスト製のストックを取り付けると、あまりの重さにブヨブヨと軋み、いつヒビがいってもおかしくないと思わせた懐かしのプラ・グリップ。
それをマルゼンのエアガンではなく、マルシン用に復刻させたところがとくにうれしいのだった。
マルシンのP38と中田商店型アンクル・グリップこそは最高のコンビネーション、というか、当時マルシンは社名を丸真ダイカスト工業といい、中田商店ブランドのモデルガンのほとんどを下請け生産していた。
つまりあのアンクルガンは紛う方なきマルシン製品だったのだ。
だから同じDNAのマルシン製ABSモデルガンにロジックさんが手作りしたグリップが似合わないはずがない。
ロジックHPの画像を見ると、40ン年前のモデルガンをめぐる大人たちの喧騒と、その成り行きを不安に駆られて見守るしかなかった少年時代が蘇るのだった。
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ロジックHPの詳細画像ページはこちら→http://www.logic.ne.jp/p38mrnaka/
by tomenosuke_2006 | 2011-07-27 15:48 | ムカシモチャ
レトロ恐竜4人組、3年ぶりにお出かけしました。
親しくお付き合いさせていただいている飛騨高山の温泉付きリゾート・ホテルひだホテルプラザさんへ、あのレトロ恐竜4人組を季節労働者として派遣することにしました。
家族連れで賑わう夏休みのあいだ、玄関ホールでお客さまをお出迎えしたり、子どもの相手をしたりと、きっと活躍してくれることでしょう。
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エアキャップをグルグルに巻き、ガレージの奥にしまい込んでいたレトロ恐竜、こういう機会がないと会うこともできないわけで、3年ぶりに梱包を解いて対面したのだけれど、いまさらながらに図星のクリエーションだと自画自賛したのだった。
恐竜はやっぱいいね、レックス・アンド・デイジーもよろしく。
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by tomenosuke_2006 | 2011-07-16 15:19 | ムカシモチャ
君はO.M.A.を知っているか!?
ひさしぶりのムカシネタである。
1964年、学年別だったか、クラスごとだったか、家庭科室のカラーテレビを囲んで毎日1時間ぐらい、東京オリンピックの実況中継を観るのが楽しみだった。
っていうか、テレビ観戦で授業がつぶれるのがうれしかった。
そんな小学5年生の頃、じつは第一次アニメブームとも重なる至福の時代を謳歌していた店主のオモチャ・ライフといえば、1個50円の今井科学製プラモデル『狼少年ケン』や『伊賀の影丸』や『8マン』や『忍者部隊月光』などのぜんぜん似ていないマスコット・シリーズをはじめ、ワンランク上の、当時風にいえば“デラックス”な『鉄人28号』や『鉄腕アトム』や、なぜか主役の『ビッグX』より先に発売された敵役の『V3号』といったロボット・シリーズを、セメダインがはみ出さないよう必死にきれいに組み立てることだった、成功したためしはなかったけれど。
それと、父に買ってもらったMattel製のトミーガンを握りしめ、『コンバット』のサンダース軍曹になりきったりもした。
つまり人形に鉄砲、いまも昔も、あまり代わり映えしない人生を送っていることになる。
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もし日本に輸入されていたなら、オモチャ好きの父のことだから子供用といういつもの口実で買って来たにちがいないのが、アメリカのメーカーTopper Toysから東京オリンピックの年に発売されたJohnny Seven O.M.A.(ジョニー・セブン・オー・エム・エー)。
人気のMattel製トミーガンを凌駕する『コンバット』ブームが生んだ究極のトイガンなんである。
ちなみにジョニー・セブンとはTopper Toysの少年用玩具のマスコット・キャラクターで、少女版のPenny Brite(ペニー・ブライト)や赤ちゃんのBaby Brite(ベビー・ブライト)なんて子もいた。
一方、O.M.A.とはOne Man Army(ワン・マン・アーミー=一人軍隊)のイニシャル。
何とこの銃はオートマチック・ピストルをはじめ、マシンガン、連発ライフル、対塹壕ミサイル、徹甲弾、対戦車ロケット、手榴弾を装備して、1挺7役をこなす万能兵器なのだった。
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1980年代にLAで開催されたアンチック・ショーでO.M.A.をはじめて見た。
子供のオモチャにしては大柄で盛りだくさんの仕掛け、これを持てば無敵になれそうな“勇気”溢れるデザインが大いに気に入った。
オリジナル・パッケージも程度良く、パーツやアクセサリーもすべて揃ったミント・コンディションで、問題はただひとつ、とんでもない値段だったということ。
財布とにらめっこしながら、涙を呑んであきらめた。
以来、O.M.A.への憧れは年を追うごとに強まり、数年前からeBayをチェックするも、一部欠品ありとか、外見は完全だけれどランチャーが壊れているとか、箱がないとか、なかなか良品に巡り合えないでいた。
が、辛抱強く待った甲斐あって、ついに3週間前、奇跡の完品を発見、激戦の末に落札できたのだ。
よく見れば『エイリアン2』のパルスライフルにそっくり、っていうかパルスライフルがO.M.A.に似すぎている。
ジェームス・キャメロン監督が60年代のトイガンを参考にしたかどうかは分からないけれど、マシンガンとポンプアクションのグレネードランチャーを装備するパルスライフルより、ずっとこっちのO.M.A.の方がエイリアン退治には威力を発揮しそうな感じなのだ。
そのスゴさは当時のTV-CMでご確認を。

注)ほぼ完ぺきなかたちのパッケージに収まったピッカピカのJohnny Seven O.M.A.は、店主のコレクションのため、販売の予定はございません。



More: O.M.A.の追加画像はこちら。
by tomenosuke_2006 | 2011-06-03 23:59 | ムカシモチャ
飛騨高山一位一刀彫のミニ・スケルヴ。
This is a small gift for Kathie and Brandt.
銘木“一位”の木を用いてノミだけで彫り上げるのが江戸時代から飛騨高山に伝わる伝統工芸の一位一刀彫である。
中でも樹齢1250年の大イチョウで有名な飛騨国分寺脇の鈴木彫刻さんとはご縁があり、無理を言って西洋の妖怪を彫っていただいた。
予定ではキャシーやブラントたちを鈴木さんの工房へ案内し、そこで何気に渡して驚かせるつもりでいた木のミニ・スケルヴ。
強度を得るためにネックをやや太めにしたりの小さな改変はあるものの、スカルマスクを艶なしで、他の部分を艶出しで仕上げて、それは見事な伝統工芸とオブジェモチャのコラボレーションなんである。
ふたりの元へ送るまえに、ぜひみなさんにも見ていただきたい。
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More: 一位一刀彫スケルヴの追加画像はこちら。
by tomenosuke_2006 | 2011-04-25 09:20 | ムカシモチャ
君をアンクル日本支部長に任命する。
っていう冗談なメッセージとともに、theunclegun.comのBrad Ferguson(ブラッド・ファーガソン)さんから"TOMENOSUKE"の文字がエッチング加工された逆三角形のアルミニウム製バッジが送られてきた。
それぞれのコーナーの数字が何を意味しているか、分かる人には分かると思う。
ともに小学5年生のころにモノクロTVで観て熱狂し、以来ずっと憧れ続けたスーパー・スパイの二人組。
あと2年で赤いチャンチャンコの年を迎えるというのに、いまだにブラッドさんとはこんな子供じみたお遊びを楽しんでいるのだった。
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by tomenosuke_2006 | 2011-02-26 19:24 | ムカシモチャ
ロジックさんの新作は、ますますマニアなhpグリップ。
こんなの知ってる人は、大事にしていた亜鉛ダイキャスト製鉄色モデルガンを、いわゆる昭和46年規制で黄色か白のペンキで塗るハメになった悲しい思い出の持ち主か、偏った趣味のレトロ・モデルガン・マニアしかいないでしょう。
スリングフックが付いたままの通常バレルのワルサーP38を、らしい横縞グリップに付け替えただけで、アンクルタイプの決定版とかいって売り出しちゃう中田商店の強引さが、ブローニング・ハイパワー(hp)アンクルタイプを生んだのだった。
当時、中学生の店主にしてみれば、どちらもTV番組のそれとは似ても似つかぬ嘲りの対象、やっぱり真打ちはMGCしかないと思ったのだった。
が、時の流れはしばしば悲しみや失望までも懐かしい思い出に変えてしまう。
なぜあの時、お年玉はたいて買わなかったのだろう。
買って、こっそり取っておくべきだったと後悔さえする。
中田商店のブローニング・ハイパワー・アンクルタイプこそは、銃刀法改正前の古き良き時代の、自由奔放の証しだと思うのは店主だけではないだろう。
オヤジたちのそんな少年心に、なんとロジックさんがこたえてくれることになった、朗報でしょ。
マルシン製ABSモデルガンのブローニング・ハイパワーをアンクルタイプに化けさせるための、中田商店もどきの専用グリップを売り出したのだ。
左グリップの右下にはあの“丸hp”マークを減摩合金でしっかり再現、気になる方はこちらへどうぞ。→http://www.logic.ne.jp/hi1/
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by tomenosuke_2006 | 2010-03-17 23:12 | ムカシモチャ
ロケッティアを買うと希少本とポスターが付いてくる!
さっさと予約を募りたかったのですが、プレゼント用の本とポスターが下呂温泉の倉庫にしまってあって、それを撮ってご覧にいれないことには本当じゃないでしょ。
ものはロケッティアの時代、1930年代アメリカのモダン・スタイリングを紹介した展覧会『アメリカン・デコ展』の図録と記念ポスター4種類のデッドストックなんです。
およそ20年前、店主がいまのオブジェモチャのようにハマっていたのがアメリカのアール・デコとインダストリアル・デザインで、それをまとめてアメリカン・デコと命名。
東京新聞主催で展覧会などを監修させてもらったのですが、その時の出版物の売れ残りをずっと大事にしまっておいたというわけ、こういう時のために。
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図録のサイズはA4変形の210x258ミリ、総136ページ、内カラー104ページのソフトカバー。
自分で言うのもナンですが、キレイです、傑作です。
一方、ポスターのサイズはB3の364x515ミリ。
ワシントンDCの国会図書館のライブラリーで、1930年代のオリジナルネガから焼いてもらった8x10を使っている。
ちなみに下のポスターの機関車が20世紀号(トゥエンティー・センチュリー・リミテッド)、ティキ製ロケッティアのディスプレーベースのモチーフになっていると店主が決めつけた弾丸型だ。
1938年に登場し、ニューヨーク・シカゴ間を最高速度185キロで走った。
その1938年という年は、ロケッティアの物語の時代設定とまったく同じでもある。
おっと、言い忘れてましたが、図録とポスター4枚の『アメリカン・デコ展』(1990年)での合計販売価格は4,400円でした。
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ご予約はこちらから→http://tomesyoten.exblog.jp/12271222/

More: 図録の中身を少々。
by tomenosuke_2006 | 2010-03-08 00:15 | ムカシモチャ
SDCC 2009限定モチャ速報-15。
今度のコミコンで取引先のディストリビューターDKE Toysのブースを借りてBrand Loyalty Toysという新モチャメーカーが旗揚げすると聞かされた、程度じゃ、ちょっと頭の隅にでも置いとこうぐらいで終わるところだけれど、このフライヤーを見せられたもんだから、がぜん気になって。
この3つのシルエットこそは、店主がロボット・コマンドとともに慈しむ1960年代オッキモチャの勇姿ではないか!
詳しくは2006年10月の下記のポストを参照。
1960年代アメリカのオッキモチャのこと・その1
1960年代アメリカのオッキモチャのこと・その2
1960年代アメリカのオッキモチャのこと・その3
右からGreat Garloo(グレート・ガルー)、Big Loo(ビッグ・ルー)、King Zor(キング・ザー)。
一部で有名な留之助商店のムカシモチャ・コレクションの中でも、突拍子もない造形がどこかイマモチャと相通じるモンスターとロボットと恐竜を現代にリバイバルさせようというのか、ますます気になる。
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by tomenosuke_2006 | 2009-07-17 21:14 | ムカシモチャ
マテルのエージェント・ゼロが揃う店。
アンクルホルスターの第2期生産分の発送も無事終了し、キャンセルのあった“イリヤ・クリヤキン・タイプ/右利き用/Mサイズ”1点(希望者募集中)を残し、すべて完売しました。
ありがとうございました。
ナポソロ・ファンのみなさん(おおむねご年配)からはお褒めの言葉をたくさん頂戴し、オモチャ屋冥利に尽きます。
そういうみなさんならご存じかもしれませんね、1960年代にスパイ小僧をワクワクさせたMATTELのAGENT ZEROシリーズ、ギミックガンの数々。
留之助商店はじつはそんなムカシモチャがいろいろ揃う日本一のお店でもあるんですよ。
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申し遅れましたが、当店のコンセプトは少年時代の店主がかぶれた輸入玩具にはじまり、青年〜壮年期のSF映画グッズを経由して、晩年のアーバン・デザイナー・トイ(オブジェモチャ)に至るモチャ人生のありったけを詰め込むというもの。
オンラインでは新作オブジェモチャのセールスに明け暮れてますが、地道にこういうのを探してきては、物好きさんに紹介してるんです。
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どーです、MIB(Mint In the Box)なこのエージェント・ゼロ4種。
ついに長年探し求めたポケット・ショット(最上段右側)のシュリンクパック未開封品が手に入り、まとめて箱入り完品をお披露目することにしました。
すべて百連発の紙火薬を入れてパンパン撃てる式のキャップガンですが、もちろん未発火。
他にも程度いろいろのルーズ品など在庫しています。
ご希望の方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくinfo@tomenosuke.comまでお問い合わせくださいね。
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More: エージェント・ゼロ、1966年のアド。
by tomenosuke_2006 | 2009-06-20 21:42 | ムカシモチャ
ブローニング・アンクルタイプを想ふ。
分相応をわきまえているつもりだから、誰かをウラヤムっていうことはほとんどないけれど、その昔、MGCのブローニング・アンクルタイプを手にとって見ただけでなく、自分専用をひと揃い購入され、スライドストップが壊れるまで遊んだとおっしゃるM in KYOTOさんのコメントには、そりゃもう強いジェラシーを覚えましたよ。
やはりそうだったんですね、あのチクワのような木製フォアグリップは前後し、銃のスライドそのものを動かして、先端の凹みに紙火薬を詰め込んだ真鍮カートをチェンバーに送り込む。
さすがMGCだ、こんなところにも小技が利いている。
当時、中学生の店主は京都新京極の“やまもと”から送ってもらったモデルガンと居合刀がゴッチャになったカタログのブローニング・アンクルタイプが載ったページを穴のあくほど見つめながら、丸めた人さし指と親指でセレーションをつかんで引こうとすると、あの幅広なスコープマウントがじゃまになりはしまいかと、マジ心配したものだった。
43年ぶりに合点がいった。
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MGCのブローニング・アンクルタイプは、TVシリーズに登場したモーゼルの小型銃M1914の初代アンクルカービンをベースにしていたことは自明の理だ。
しかし中学生にそれが分かるはずもなく、およそ1年後に発売されたMGC製P38・アンクルタイプのカッコよさや、矢継ぎ早に発表される大型軍用銃に目がくらみ、ブローニングへの興味は完全に消失。
その後、グリップを変えただけのP38にアクセサリーてんこもりの中田商店製アンクルタイプや、ブローニング・ハイパワーを無理矢理アンクルタイプ風に仕立てた商品名サブマシンタイプでさえ手に入れたというのに、モデルガン人生最大の不覚はMGCブローニング・アンクルタイプを触らずじまいで終わってしまいそうな気配だということ。
あのチクワ・フォアグリップをガシャガシャやってみたかった。
中学3年生の秋の修学旅行で新京極の“やまもと”をはじめて訪れた時は、すでにブローニング・アンクルタイプはそこになく、記念にMGCのS&Wハンドエジェクター用純正木製カスタムグリップを500円で買って帰ったのだった。
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by tomenosuke_2006 | 2009-05-16 16:43 | ムカシモチャ