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『アウターリミッツ』50周年記念本
OUTER LIMITS at 50



1963年9月16日、月曜日の夕方、アメリカ。
全国ネットのABC-TVから無感覚な男の声が流れ出た。
「あなたのテレビ受像機が壊れているわけではありません。画像を直そうとしないでください。我々が送信機を操作しているのです。我々は水平調整や垂直調整のツマミを操作します。これからの1時間、静かに座っていてください。そうすれば、あなたが観たり聴いたりするものすべてを制御します」
最高によくできたSFアンソロジー・シリーズ『アウターリミッツ』の、これは象徴的なオープニング・ナレーションだった。
TVのような小さなスクリーンでSFを真剣に取り上げようと試みた番組の、記念的な第一声だった。
日本では抑えのきいた低い声の名声優・若山弦蔵さんがナレーターをつとめ、もうその声を耳にしただけで、怖いもの見たさの少年は想像を絶するSF異世界へと迷い込んでいったもんである。
全49話のほとんどのエピソードに、不条理な生い立ちの、かつ趣向を凝らしたデザインのモンスターが登場し、刺激が強過ぎて、心地良過ぎて、いまの変な自分は『アウターリミッツ』のせいなんだと思う。
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あれからザックリ半世紀が経つんだね、老いぼれるはずだ、なんて思っていたら。
つまり『アメリカン・グラフィティ』よりも、さらに10年もむかしむかしの大昔から、ずっと『アウターリミッツ』に拘りつづけてきたドイツ生まれの脚本家で小説家のデイビッド・J・ショウ(店主より2才年下)が、素晴らしい仕事をしてくれました。
SFアンソロジー・シリーズの古典のすべてが分かるビジュアル・ドキュメンタリー本『アウターリミッツ・50年』を書き上げたのだ。
ビハインド・ザ・シーンの未発表白黒写真をはじめ、コレクターによっていまも大切に保管されているプロップの撮り下ろしカラー写真や、当時発売された関連グッズなど、図版の豊富さは驚異的である。
こういうのを見せられたりすると、もうちょっとだけガンバロウなんて気になってしまうのだった。
入荷はすでに予約受付中の『オーロラ・モンスター・シーン』と同じ。
少年時代、『アウターリミッツ』に震え上がったそこのおじさんだけじゃなく、若いあなたもどうですか。

ご予約はこちらから→http://tomeshoten.exblog.jp/i0
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THE OUTER LIMITS AT 50! Written and edited by David J. Schow, author of the essential OUTER LIMITS COMPANION and the world’s leading expert on the series, this unprecedented look at the beloved show presents over 150 new pages of rare photographs and collectibles—including many in full color, unearthed here for the first time ever.

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by tomenosuke_2006 | 2014-10-04 01:26 | TV・映画・ビデオ
さらに、どんどんNEW荷。
どーしよう、仕入れ過ぎて飾るとこも置く場所さえない。
お店までが徐々に倉庫化しつつある。
2階の事務所など3部屋はとっくに、3階の2DKもけっこう、在庫で埋まってる。
出ていくより、入ってくる方が圧倒的に多い、つまり需要と供給のバランスが完全にひっくり返って、もはやアウターリミッツなのだ。
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こういう60年代キャラの絶版チョイマモチャなんかも好きで並べてるから、で、分かる人がほとんどいなくって、なかなか売れないからすし詰め。
そこへ大きな10インチものや6個セットなんていうカサバルものがまとめて送られてきたもんだから、さぁ大変、っていっても店長が整理するわけだけど。
たとえばとっくに品切れになってプレミアついてたブランク・テディ・トゥループ(下)、メーカーで見つかったデッドストックがLA経由で送られてきた。
が、絵がついてないでしょ、雪だるまみたいに真っ白の膨張色、ほんとに大きく見えて、さらにカサバルオーラを放ってる。
なんて前置きはこれくらいにして、ぼちぼち入荷新着情報の更新準備でもしましょうか。
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by tomenosuke_2006 | 2007-10-19 12:01 | 留之助商店計画
大頭(オオアタマ)怪人が好き。
a0077842_6465671.jpgこの場合、頭でっかちという言葉は適当ではない。
理屈っぽいヤツ、生半可な知識をひけらかすヤツ、口先ばかりで行動の伴わないヤツ、そういうヤカラをちょいと小馬鹿にして頭でっかちと呼ぶわけで、頭がからだにくらべてやけに大きく、とっても不釣り合いなヒトのことは、大頭怪人といって区別すべきである。
店主は小学生の昔から大頭怪人が好きだった。
小学4年生のとき、父の背に隠れるようにして観ていた怖〜いテレビ番組空想科学劇場アウターリミッツ
この番組こそ大頭怪人の宝庫であり、子供の店主を大頭フェチにしてくれた張本人なのだった。
これから取り上げるキャラや話の内容はけっこう古臭いが、引用するモチャはそれほどむかし製ではないということで、チョイマモチャのカテゴリで話を進めたいと思う。
さて、どっぷり平和に浸り、無気力になってしまった現代人を憂えるがあまり、科学者がある男を異星からの侵略者に改造して衆目にさらし、社会に喝をあたえようとする。
ずいぶんと強引な計画も子供には説得力に満ちて、はじめは顔にできたデコボコの異変に苦しむ実験台の男が、とうとう肩幅の倍はあるかと思われる大頭の怪人に変身するのを見て、怖い反面、これは我が身を棄ててまで世の中の役に立とうとする人の美談なのだと感動した。
彼に敬意すら抱いてしまった。
アウターリミッツ第3話“ゆがめられた世界統一”。
大頭怪人が好きになる第一歩だった。
そして2週間後の第5話“狂った進化”。
今度は人間の進化を遺伝子操作で模擬実験する科学者が登場し、素朴で学問のない鉱夫を騙してムリヤリ未来人に改造してしまう。
未来人は現代人より手先が器用だから、指は細長く、1本増えて6本になる。
未来人は現代人より頭がいいから、当然脳みそも大きくなり、大頭怪人になるのだ。
子供にはじつに分かりやすい未来人の解釈。
そして、なんと儚く悲しい青年の物語であることか。
上のサイドショートイのパッケージがその未来人本人であり、のちに0011ナポレオン・ソロで人気を博すデビッド・マッカラムが好演した。
大頭怪人との遭遇2度目にして、子供の店主はもはや完全に気の毒な彼らの虜になってしまった。
見た目の不気味さとは裏腹の悲し宿命と計り知れない能力を、その大頭に秘めた者たちよ。
彼らと苦悩を分かち合うため、店主自ら大頭怪人になることを決意して、脳裏に焼き付いた未来人を参考にTVの中のイカれた科学者気取りで工作をはじめたのだった。
いくつものサイズの針金の輪を用意し、提灯の骨組みのように組み合わせて障子紙を貼り、大頭のカタチをした帽子をこしらえた。
今度はその提灯状の帽子に新聞紙を煮込んで作った手製の紙粘土を塗り固め、乾かして肌色に着色した。
試行錯誤の大頭変身計画はおよそ2カ月に及び、とうとう完成の日が訪れた。
大頭怪人になるため、けっこうな重さに膨れ上がったその帽子をかぶる日が来たのだ。
が、あろうことか額を包む針金の輪が何かの理由で縮んだのか、あるいは成長期にあった店主の頭がひとまわり大きくなっていたのか、どうやってもかぶれない。
憧れの大頭怪人になりきれず、泣きそうな顔で変なかたちの提灯を見つめる少年の姿があった。
大頭怪人にますますのめり込んでいく幼き時代の店主、文字通り頭でっかちな小僧っ子がそこにはいたのだった。
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重要な役をになっている風でもなく、むしろ添え物の如き存在だったにも関わらず、この映画といえば真っ先に思い浮かべるくらい強烈なメタルーナミュータント。
物質電送機の中で蝿と男が合体してできた、まんま蝿男。
地球で好き放題の火星人も、みんな立派な大頭の持ち主だった。
先の2名は'60年代アウターリミッツ以前の'50年代キャラだが、知ったのは中学生のとき、大伴昌司先生の本“世界怪物怪獣大全集”でのことである。
その本の表紙には“ゆがめられた世界統一”の大頭怪人がひときわ大きく印刷され、旧友と再会したときのようなうれしい気分で目頭が熱くなったのだった。
売れようが売れまいが、だから当店は、ここに紹介した大頭怪人の12インチ・フィギュア以外にも、バーサルモンスター・シリーズの7インチ版やそのスケルトン版、マーズアタックの小さい版や醜さからいったら右に出る者がいない大頭の円盤人(暗闇の悪魔/1957年)も網羅する。
その円盤人はプロのモデラーによるガレキの完成品で、ひとむかし前のビリケン製ソフビもあれば、US輸入品のレジンものもある。
大頭怪人には、店主、年季が入ってる分だけ、いろんな意味で誰にも負けない自信があるのだ、ど〜でもいいけどね。

見てちょ、お店で戯れる大頭の円盤人です。
by tomenosuke_2006 | 2006-10-29 23:27 | Sci-Fi Classicモチャ