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スピルバーグといえば。
1941のニセ・ダンボ・ポスターきっかけに、ただいま進行中のスピルバーグ製作総指揮、アルマゲドンのマイケル・ベイ監督作トランスフォーマーの旬な話でもできれば、店主、昔のように映画好きのお役にたてられるのに、ゴメン、近ごろのデジタルてんこ盛りのリアルなアニメ映画について、ことさら語る気になれないんだよね。
トランスフォーマー世代じゃないし。
夫婦50割引の店主にとって、映画は2種類っきゃない。
観終わってそれっきりっていう映画と、観たあとも語りたくなるような映画。
007カジノ・ロワイヤルなどは数少ない後者の部類に入るし、トランスフォーマーは観るまえから前者の仲間入りを果たしている。
と思っていたら、店長や常連の中谷さんから、トランスフォーマーは店主の大好きなP38アンクル・タイプと大いに関係ありと教えられた。
もとはタカラのミクロマンがアメリカに渡ってトランスフォーマーになったとか、あっちでアニメ化されて、日本に逆輸入されたの観てたとか。
でもって、ハスブロがドーシタコーシタ。
細かいことは覚えられなかったけど、銃に変形する悪役のボスがいて、その銃というのがどーみてもP38アンクル・タイプなんだと。
バクレツさん、ロジックさん、知ってました?
べつに、どーでもいいすよね。
とかいいながら、タカラトミーから3月下旬に発売される商品のプロトタイプの写真をみたら、よく出来てるじゃん。
これのカービンなんかも出るのかなぁなんて、少々期待です。

留之助商店も負けてはいられません。
突然ですが、開発コードネーム“おいちゃん型諜報銃計画”を発表しちゃいます。
続報を、乞うご期待!
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「究極の圧制」を開発コンセプトに、デストロン破壊大帝「メガトロン」がマスターピース化! メガトロンからワルサーP38にトランスフォーム! ガンモード時にはトリガーが可動。ガンアクションも楽しめます。スコープにはLEDを内蔵。・・・とあります。


by tomenosuke_2006 | 2007-01-04 16:51 | プロップ
アンクルタイプを忘れちゃいませんぜ!
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デッカード・ブラスターの話ばかりしてたけれど、0011ナポレオン・ソロのP38アンクルタイプのことを忘れてたわけじゃない。
まずは最近アメリカから送られてきた上の写真を見てちょうだい。
本物モーゼル・ベースの最初期型アンクル・カービンだ。
大きめの画像を貼り付けたんで、クリックすればもちょっとディテールが見られはず。
けど、エクステンション・バレルと先端のマズルブレーキ(アメリカではFlash Hider=フラッシュハイダーと呼ぶ人が多い)はP38用、分かる人には分かるよね。
しかもバレル・グリップの向きが逆さまだから、じっと見ているとムズムズ気になってくる。
写真を送ってくれたのはTheUncleGun.comの主催者ブラッド・ファーガソン氏。
ときどき店主の喜びそうなレアな写真をメールに添付してくる。
そのファーガソン氏が今年のはじめP38アンクルカービンを本物とまったく同じサイズとデザインと材質で復刻する計画を立ち上げ、日本では店主ただ一人が仲間に加わり出資して、たった20セットだけ作られるうちの1セットをマルゼンのP38エアガン・ベースに製作してもらう約束をとりつけた。a0077842_1161920.jpg
まではよかったけれど、正確を期するがための試行錯誤に思わぬ時間が費やされ、最近ではストック用のメタルパーツのネジ穴の位置がズレてたり、修正したら今度はネジ穴の径が大きくなったりと問題が続発、やっと年内に完成しそうなメドがたった。
ほぼ1年がかりのプロジェクトだった。
1日も早く手にして、お披露目したいと思っている。
日本の2傑カスタムメーカー、ロジックさんやバクレツパイナップルさんとも懇意にさせてもらってるし、今度、彼らの傑作をうちの店長がメタル風に仕上げたバージョンを再販する計画もある。

さて、本題はこれから。
ブラッド・ファーガソン氏がメタルバーツを専門業者に作らせてるあいだに、P38アンクルタイプ用ショルダー・ホルスターの完全復刻(TheUncleGun.comサイトで紹介している商品とは異なる)に漕ぎ着け、購入希望者を募り始めたのだ。
イリア・タイプとソロ・タイプの2種。
イリアの方が複雑なステッチ加工のためチョイ割高で300ドル(39,000円)、ソロは250ドル(32,500円)。
希望者のジャケットサイズと利き腕に合わせて、ひとつひとつ人件費の高いアメリカでハンドメイドされるんで、この値段はいたしかたなしか。
とりあえず店主、38サイズの右利きバージョンをひとつ注文することに。
欲しい人がいたら名乗り出てちょうーだい。
さらにアンクル・カービンを分解して腰に下げられるユーティリティパックも限定で作られることに。
こちらは留之助商店で日本版アンクル・カービンのメタル仕上げを販売する際、セットにするつもりだよ、乞うご期待。
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こちらがユーティリティ・パックです。
by tomenosuke_2006 | 2006-12-13 10:47 | プロップ
こーいうのは、いかがです?
ゴリラズのフィギュアがよく売れてます。
10月に入荷したCMYKエディションは最初の入荷分が完売となり、その後も問い合わせが相次いで、いま最終追加分8セットの入荷待ちといったところです。
カラーリングとパッケージ・デザインが異なる先週入荷したばかりのWHITEエディションも、ヤフオクに出品するたび希望落札価格(送料サービス)で落ちていきます。
こちらは追加入荷の予定なし、残り僅少です。
ゴリラズのネームバリューのなせるワザといったところでしょうか。
ひきかえ、ホアック・ジー作のキッドロボット君やダレク作のアイスボットの売れ行きスローなのが、ちょっとさびしいかなぁ。
銭勘定じゃなくって、この子たちの良さがなかなか分かってもらえないようで。
ゴリラズあたりをきっかけに→留之助商店得意のデザイナーズトイの世界に触れ→興味をお持ちいただいて→しまいには抜けられないところまでいってもらう。
これって、まだまだ夢のまた夢?
なら、この際だ、きょうはさらにもっと微妙なフィギュアを紹介しちゃうぞ。
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1964年から数年間、アメリカのMARX-TOYから発売された“0011ナポレオン・ソロ”(MFU=The Man From U.N.C.L.E.)のフィギュアです。
硬質ビニール製で高さ約14センチ(は、48分の1のプラモタンクと同スケールのミニソルジャーの3倍強のサイズ)。
同時期のシンクレアの恐竜フィギュアといい、これといい、小さすぎないところがじつに店主の好みを突いてます。
写真左のナポソロと右のイリクリのほかにも、レオ・G・キャロル演じたウェバリー課長(オヤッさん)をはじめ、スラッシュ・エージェント3人、シカゴギャング5人が発売されました。
特徴をうまくとらえた造型といい、手にした小道具の的確な作り込み具合といい、申し分なしです。
もちろんスラッシュ・エージェントのひとりはスラッシュ・ライフルをかまえてる。
しかし40年もまえのモノだけに、完品を探し出すのは至難のわざです。
やっと見つけたと思ったら、イリヤが手にしたアンクル・カービンやスラッシュ・ライフルの先っちょがモゲちゃってたり。
かわりに、子供の歯形がいたるところに。
そうなんです、歯が抜け代わるころの成長期の子供には、ほどよい大きさと歯ごたえを合わせ持つ硬質ビニール製のこのオモチャ、噛みつきたくなるくらい愛らしかったんでしょう。
んで、これの何が微妙かというと、ワルサーP38アンクルタイプを追求している硬派なMFUファンにはオモチャすぎて、これといってこだわりたくなるような特色もなく、しからばイマモチャのフィギュア・ファンにはというと、年齢的にも何のことだか分かるまい。
つまりまたしても誰が買うとも知れない不良在庫がいっぱいあるということ?
でも、とりあえず宣伝しておきます。
アンクル・エージェント3点セットが20500円、スラッシュ・エージェント3点セットが18900円、シカゴギャング5点セットが31500円也。
もし先っちょがないスラッシュ・ライフルを持ったのとか、サイレンサーが食べられてなくなったアンクル・カービンのイリヤでもいいから、噛んでみたいという人はお申し出ください。
送料ご負担いただければ差し上げます。
とりあえず店主も試したヤツですが、きちんと洗って送ります。
by tomenosuke_2006 | 2006-11-21 17:40 | ムカシモチャ
バクレツさん、ありがとう。
ワルサーP38アンクルタイプ(ハンドガン)のカスタムメイドで有名なバクレツパイナップルさんが、やってくれました。
マルゼンP38ガスブローバックエアーガン対応のアンクルタイプ・ロングマガジン(下の写真)の製作を開始されたんですよ。
これでロジックさんのパーツといっしょに組み上げれば世界で最初のガスブローバックするアンクルカービンの出来上がりです。
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アメリカのU.N.C.L.E. Gun.Comもマルゼン用のロングマガジン(下の写真)を作ってますが、こちらは外見だけのダミー。
手にしてほくそ笑み、飾って満足するアメリカ式の価値観に基づく製品で、じつは1年近くまえに受注しながら、まだ製品化できてません。
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バクレツさんのロングマガジンは延長部分にマルイ製の“作るモデルガンキットP38”のマガジンを応用し、両サイドのマガジンホールからは内部のスプリングが見えるという凝りようです。
ガス注入用のロングアダプターと、ガスボンベのノズルにかぶせる逆噴射防止用オーリングが付属して、仕上げはマットブラック塗装。
詳しくはバクレツさんのホームページをご覧ください。
これが届いたらお店にアンクルカービンを1セット、出そうかと思います。

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上の写真は店主の書庫から苦労して見つけ出した米誌Popular Scienceの1965年12月号の記事のスキャン。ナポソロの珍発明品(クレイジーガジェット)が真面目な科学雑誌に紹介されました。今度はリアルなスラッシュライフルが欲しいなぁ、個人的に。どなたかCMCのM1かM2カービン・ベースに作っていただけませんでしょうか。


by tomenosuke_2006 | 2006-11-15 10:00 | プロップ
復活!バクレツパイナップル!
2,3日まえ、ワルサーP38アンクルタイプの現況をお伝えしましたが、その中でバクレツパイナップルさんがアンクルタイプの製作をやめたというようなことを書きました。
が、なんと9月に復活してたことが分かりました。
ここに訂正をかね、ご紹介させていただきます。
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上の写真が最新のバクレツ・アンクルタイプです。
ベースはマルシン製HWモデルガン。
焼き入れ着色仕上げした12ホールタイプのスチール製一体削り出しマズルブレーキを、短くカットしたバレルに接着固定してあります。
またグリップはプラキャストを磨き上げ、ストック取付け用T字のスリットをリアルに再現、これまでのグリップ以上に肉厚な仕上がりになってます。
ほしい人はベース用のモデルガンを用意して、バクレツさんに加工してもらってください。
詳しくはバクレツさんのリニューアルしたサイトを参照。
ここのコラムが、また面白いです、タメになります。

ところで、奇遇かなバクレツさんも店主と同い年の53才。
53才は話が合いますというわけで、留之助商店でもバクレツ・アンクルタイプの完成モデルを再販させていただくことになりました。
用意できしだい、当店サイトの入荷新着情報でアナウンスします。
ご期待ください。
by tomenosuke_2006 | 2006-10-18 14:08 | プロップ
ワルサーP38アンクルタイプの現況。
a0077842_10154410.jpgムカシモチャのカテゴリ(7/24の記事)で紹介した0011ナポレオン・ソロの傑作変身銃P38アンクルタイプの写真を見た方から、MGCと中田商店製の鉄モノ売ってくださいと電話がありました。
残念ながら売買はご法度です。
銃刀法違反で、売る方も買う方も、お縄になってしまいます。
詳しくは知りませんが、所持する場合も分解した状態でないといけないとかいいます。
といって、リアルなアンクルタイプが欲しい人にはアメリカのアイディアル製ムカシモチャ(7/24の写真参照)では満足できないでしょうし、当店の値段を聞いたら大いに戸惑われるに違いありません。
そういう人にちょっとだけ朗報。
アンクルタイプに魅せられ、現代に蘇らせようとしているツワ者が東京都墨田区にひとり、アメリカ・テキサスにもひとり、いるのです。
さいわい留之助商店はご両者とも懇意にさせていただいておりまして、精巧に再現されたアンクルタイプの再販許可も、一応はもらいました。
一応というのは当店のほとんどの品物と同じく、次から次に補充できるお手軽な商品ではないということ。
再販許可はあっても、在庫がないような、あるような。
そこらへんのところを、東西ふたりのツワ者をご紹介がてら現況報告したいと思います。
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まずは日本代表ロジック(上の写真)さんです。
日本にはほかにもバクレツパイナップルという優秀なカスタムガン屋さんがアンクルタイプのハンドガンまわりだけを製造販売してましたが、いつの間にかやめちゃいました。
睨みのきいた直線的で堂々としたデザインのグリップが特徴的で、店主、大いに気に入ってます。
一方、'70〜'80年代の自動車パーツの製造販売が本業のロジックさんは、4年前の2002年からアンクルタイプの試作をスタート、MGCのモデルガンをベースにした無可動銃やマルシン製P38モデルガン用のパーツなどを、一部のファン向けに手作りしてきました。
今年2月、ついに究極ともいうべきマルゼン製P38エアガン・ベースのアンクルカービンを完成させ、受注生産に入りましたが、その2カ月後、予約注文を一時打ち切り、現在にいたってます。
ロジック版アンクルタイプはアルミニウムとプラキャストを組み合わせた、じつに見事な作りです。
実物との相違点は、主にグリップに見受けられます。
グリップが規制前のモデルガンやバクレツ製品と同じく、左右に分割するタイプであること。
実際は一体成型、通称フラットグリップと呼ばれ、樹脂製とアルミニウムの2種類がありました。
ロジックさんのグリップはエッジがわずかに削り落とされ、丸みを帯び、実物以上に握りやすい感じがします。
店主くらいの平均的日本人の手にぴったりです。
また右側のグリップにはスコープマウント取付け用のネジ穴(規制前のモデルガンにもあった)が用意されていますが、実銃にはありません。
グリップに施されたくさび形のレールにスコープマウントを挿入し、マウントのネジをグリップ表面に直接締めつけ、テコの応用で固定するという相当に荒っぽい方法が実銃ではとられていました。
ロジックさんはグリップを痛めかねないリスクを避け、あえてネジ穴式にしたようです。
あと、目立つ違いはストックのチークパッド部分のすべり止め加工が省略されている点でしょうか。
短く切ったバレルの先に取付けるハンドガン用マズルブレーキ、別名バードケージといわれているパーツは、2種類用意されています。
すみません、写真ではその区別がつきませんが、先端部分が開放型と小径型の2種類をきっかり作るところが凝り屋のロジックさんらしい。
現在はこのアンクルカービン用の最後のパーツのロングマガジンを試作中で、ベースのマルゼン製P38のエアガン機能を損なわない精巧な作りになりそう、とても楽しみです。
店主の分、全部で4本、お願いしますね。
そのうち1セット、いずれお店に飾って、再販させていただくかもしれません。
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上は本邦初公開の本物のアンクル・ハンドガンの写真です。この夏、LAで密かに開かれたアンクルタイプ・マニア(オッサンとジィ様のみ)の集いで撮影されました。上がP38ベースのアルミニウム製フラットグリップ着き、下がモーゼルM1914ベースの初期型。不法所持で叱られるの分かってるけど、でも欲しい!



次はアメリカ代表、アンクルガン・ドット・コムです。
by tomenosuke_2006 | 2006-10-15 18:18 | プロップ
スパイモチャ/その3/ナポソロもの
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毎月欠かさずボーイズライフを読んでいた。
さいとうたかをの連載劇画“女王陛下の007号”、怪獣の製作現場を紹介した“ウルトラQの舞台裏”、ハインラインの長編傑作シリーズ“人形つかい”、今月の誌上ロードショー“砲艦サンパブロ”、カラー特集“世界のレーサーカー”、それから、“モンキーズに関する20の知識”に“夏休みガールフレンド作戦”・・・
どの号も、どのページも、くまなく目をとおした。
取り上げられる記事に境界はなく、まさしくバラエティーに富むとはこのことをいうのだと思った。
厚さ2センチ足らずの月刊誌ボーイズライフは知識の宝庫であり、情報の大海原だった。
1960年代少年の大冒険そのものだったのだ。
もしかしたらいちばんの冒険は、巻頭に綴じられた正方形のピンナップ写真だったかもしれない。
白いビキニのナンシー・シナトラ、大きく開いた胸元から豊かな谷間をのぞかせるアン・マーグレット、バーバレラのきわどい衣装を着けたジェーン・フォンダ・・・ドキドキしながら釘付けになった。

1966年のボーイズライフの定番記事といえば、日本ロケされた007は二度死ぬの速報で、毎号かならずボンド俳優ショーン・コネリーの小さな顔写真と007のガンシンボル・ロゴがセットで表紙に印刷されていた。
そしてもうひとつ、1年まえの1965年に終わったバークにまかせろの後続番組として登場するやいなや、圧倒的な盛り上がりをみせていたアメリカのTVシリーズ“0011ナポレオン・ソロ”。
その関連記事が、あるときは主演俳優のインタビュー、また別の号ではスパイ兵器特集といったぐあいに、つねに誌面を賑わしたのだった。
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ソロとイリヤのスーパースパイ・コンビが毎回活躍する0011ナポレオン・ソロ(先のブログのリンク先を参照)。
イギリスのスパイが007なら、こちらはアメリカ代表の0011。
ナポソロは電波にのり、TVアンテナのある場所ならどこにでも現われ、文字通り世界をまたにかけて大活躍した。
いまみれば、低予算のご都合主義と気の抜けたアクションのナポソロだが、ましてや007と比較するのはかわいそうすぎるけれど、007より唯一すぐれている点、とりわけ印象深く、脳裏に刻まれ、いつまでも忘れることのできないモノがあった。
この際だ、ナポソロのシンボルと断言してもいいだろう、彼らスパイの所属する諜報機関U.N.C.L.E.の名をとり命名された銃、P38アンクルタイプである。
短く切り詰めた銃身の先に小さな鳥カゴ状のマズルブレーキを着けたハンドガンと、各種アタッチメントで大きく強化させたカービンタイプの2種類。
M2カービンに赤外線スコープを載せた敵組織スラッシュの専用銃、スラッシュライフルもまた、変身銃の魅力を放っていた。
1960年代スパイモチャのお約束、付け足し育てる変身銃の家元こそ、我らがナポソロだったのである。

アメリカのオモチャメーカー、アイデアルが最初のライセンサーとして、TV放映と同時期の1964年にアンクルカービン(商品名ナポレオン・ソロ・ガン=上の写真)とスラッシュライフル(左下の写真)を含む4種類のプラスチック製キャップガンを発売した。
紙巻き火薬を金属製マガジンに入れ、グリップ下から装填するという作りは4種共通で、しかも同じマガジンがすべてに流用されるという賢い作りだった。
対象年齢は小学生ぐらいか、店主がもし中学生のとき見たとしても、スラッシュライフル以外、親にねだることはなかったと思う。
ベースとなった実銃ワルサーP38からはほど遠く、むしろSF的ともいえる形状は、いまだからこそ愛らしく、物欲を刺激する。
1年遅れて1965年にはイギリスのローンスターからも、アンクルタイプが出た。
こちらは同社がすでに発売していた3分の2サイズのダイキャスト製キャップガンのモーゼルに、U.N.C.L.E.のロゴをあしらったもの。
サイレンサーとホルスターの3点セットのほか、豪華アタッチメントをアタッシュケースに収めたカービン・タイプが、おもにヨーロッパで売られた。
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アンクルタイプと呼ぶには貧弱な子供仕様の外国製ナポソロ・ガンとは、あきらかに一線を画するハイエンドなヤツが、ちょうどいまから40年前の1966年、東京上野で産声を上げた。
いまだにヤフオクにかかると、激しい争奪戦が繰り広げられるファン垂涎の品。
モデルガンメーカーのパイオニア、MGCのP38アンクルタイプ(右上のチラシと下の写真の右側)である。
ボーイズライフにも広告が載った。
マテルのスパイモチャやスナッブノーズにはじまり、ついにはMGCのモデルガンでオモチャ遊びの最前線にいた少年時代の店主にとって、それはトドメの何ものでもなかった。
モデルガンの売りでもあった“リアル”とは微妙に異なる、夢と遊びのメカニズムで動くオートマチック・ピストル。
当時、ステージガンという言葉を知っていたら、もうそれだけで気持ちの整理がついただろう別格のモデルガン、それがMGCのアンクルタイプだったのだ。
猫も杓子も同じ黒革なのが気にくわないと、あるとき茶色のアタッシュケースに替えた父からお古をもらい、アンクルタイプがきれいに収納できるよう改造して、遊んだ。
アタッシュケースから取り出し、組立てたり、分解したり、また組立てたり。
あまりイジりすぎて、スコープマウントを取り付けるネジ山を潰してしまい、泣いた。
MGCのライバル、中田商店からもアンクルタイプ(下の写真の左側)が出た。
こちらはオリジナルにはない(アイデアルのカービンにはあった)ビポッドが用意された。
プラスチック製のグリップに鉄の重いストックを着けると、ギシギシきしむイヤ〜な音がして、取り回しには十分気をつけねばならなかった。
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毎週、欠かさず観ていたナポソロだったけれど、前後編からなるいくつかのエピソードはTV放映されないまま劇場版として公開されたために、未見のままだった。
1965年の映画“0011ナポレオン・ソロ/消された顔”もそのひとつで、最近やっと機会を得て、噂どうりだったことを確認したのである。
映画がはじまってすぐ、イリアが2台の小型ロボットに襲われアンクルタイプで反撃するシーン。
じつはそのロボットこそ、構造がやっかい過ぎて小学生の店主には完成できなかった懐かしのプラモ、ビッグサンダーボーイの原形となったロボットコマンドだったのだ。
赤い頭と青のからだがカラフルポップなロボットモチャの代表選手(当店サイトのトップに登場)。
ナポソロのライセンサー、アイデアルの大ヒット商品だったばかりか、それは1960年代のアメリカ少年たちを熱狂させたオッキモチャ・ブームの火付け役でもあった。
スパイモチャからオッキモチャへ、店主の玩具道は果てしなく続くのである。

アンクルタイプ大行進!
by tomenosuke_2006 | 2006-07-24 18:47 | ムカシモチャ