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太っちょティラノのバックアップ作戦、その5。
ひさしぶりに沖縄の比嘉Bros.さんからファッティをFRPでキャスティングしたと連絡あり。
このあとバブル等を修正し、ペイントしたら送ってくれるんだって。
勝手にクリスマス・プレゼントのつもりになってます。
さらに吉報が。
ファッティを彫刻したジム・ダンフォース氏から商品化の許可が出たんですよ。
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by tomenosuke_2006 | 2010-10-01 19:00 | プロップ
太っちょティラノのバックアップ作戦、その4。
比嘉Bros.さんによるファッティのシリコン・モールドの製作が着々と進み、半身が完成したと連絡をいただいた。
それが下の画像である。
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1/水性粘土を敷いてファッティの原型ベースの水平出しの後、角材を周りに当ててウォールの高さを調整する。2/水性粘土を使ったセパレーション作業。3/ウォール及びキー作業完了後、シリコン待ちの状態。4/シリコン流し後、FRPでジャケット製作。

ファッティの製品化についても進展ありだ。
『おかしなおかしな石器人』のSFXを監修した故デイビッド・アレン氏のかつてのアシスタントで、比嘉Bros.さんと親交のあるクリス・エンディコット氏を通じて、いま、ファッティを彫刻したジム・ダンフォース氏に直接製品化の可能性についてたずねてもらっているのだ。
当初、専門エージェントにライセンスの取得を依頼したのだけれど、ビジネスの規模が小さ過ぎるからなのか、なかなか返事がもらえない。
むしろ映画会社の許可よりも、ファッティの生みの親のダンフォース氏の了解を得ることの方が礼にかなっていると思われ方向転換、比嘉Bros.さんのネットワークにすがることにしたのだ。
製品版ファッティはレジン製で、おそらく比嘉Bros.さんが1点ずつキャスティングすることになるだろう。
限定50〜100個ぐらいか、ダンフォース氏のパッケージ・アートをはじめ、直筆のエディション・ナンバーとサインが入った保証書なども用意できたら最高だ。
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by tomenosuke_2006 | 2010-07-24 19:33 | プロップ
家捜しして見つけた、こんなベタ焼き。
きょう5月10日午後からGWの振り替え休みを利用して沖縄へ行くんですが、梅雨に突入しちゃったんですってね。
プールサイドでのんびりするつもりが、たぶん全滅、比嘉Bros.さんに遊んでもらえるのがせめてもの救いです。
で、祝比嘉Bros.さんと再会&石膏複製版ファッティ完成記念、いたいけな頃の店主撮り下ろし『おかしなおかしな石器人』(1981年)のアニメーション・セットとアニメーターたちのビハンド・ザ・シーンを一挙公開。
無地のシャツを着たヒゲの人物がモデルアニメ部門のリーダーを務めた故デイビッド・アレンで、チェックのシャツでおヒゲの男性がファッティのほとんどのアニメを担当したピーター・クレイノウです。
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by tomenosuke_2006 | 2010-05-10 02:25 | TV・映画・ビデオ
太っちょティラノのバックアップ作戦、その3。
仕上げのサフ吹きも終わり、ついに比嘉Bros.さんによる石膏複製版のファッティが完成した。
すべてのダメージに見事な整形処理が施され、生まれ変わったというよりは、1980年代はじめ、映画『おかしなおかしな石器人』のためにJim Danforth(ジム・ダンフォース)がデザインし自ら彫刻した粘土原型を思わせる美しさ、神々しさである。
次のステップはこの石膏ファッティを旭化成のワッカ・シリコンで型取りすること。
そこではじめてバックアップ用のファッティがキャスティングできる準備が整うのだ。
まだ先は長い。
とりあえず来週10日、様子をうかがいがてら沖縄の方へおじゃまさせてもらおうと思います。
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by tomenosuke_2006 | 2010-05-05 13:01 | プロップ
太っちょティラノのバックアップ作戦、その2。
豊富な経験におごることなく、どんな仕事も初心にかえって真摯に取り組む。
比嘉Bros.さんとは、そういう信頼の置ける好漢だ。
スポンジ素材の劣化が進みファッティが崩壊してしまうまえに、何とかバックアップをとってほしいという店主のわがままを、気軽に聞き入れてくれたのが今年のはじめだった。
人一倍ていねいなところへもってきて、仕事の合間を縫っての作業だもの、時間がかかるのは当たり前。
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現物をシリコン型にとってからおよそ2ヵ月。
現在、そのモールドから石膏で抜いた複製版のバリ、バブル、欠けなどを鋭意修正中だ。
上の画像はその模様、かなり根気がいる。
楽しみは尽きません、じっくりやってくださいね。

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by tomenosuke_2006 | 2010-03-28 21:59 | プロップ
太っちょティラノのバックアップ作戦開始、その1。
ポリウレタンフォームやフォームレイテックスなど、スポンジ素材で作られた映画撮影用のクリーチャーが留之助商店には何匹も棲みついている。
1980年代に生業としていた映画ジャーナリストの役得?
親しくさせてもらったスペシャル・メークアップ・アーティストやモデル・アニメーターから譲り受けた思い出の品々たちである。
思い出は色褪せるというけれど、店主の場合は年老いて大脳辺縁系の記憶装置がほころんできたせいだと思う、最近、ものすごい勢いでいろんなことを忘れる。
そこへ持ってきて、思い出のよりどころでもあるクリーチャーたちの一部が経年劣化で崩壊の危機に瀕し、このままでは1980年代の記憶が欠落してしまいそうな気配なのだ。
中には30年近くたつというのに、当時のまま、びくともしない状態のものもあれば、スポンジ材料の調合方法や、まわりの温度湿度の微妙な変化が原因で変質し、塗料が干からびて剥がれたり、スポンジが弾力を失いヒビ割れてきたものさえある。
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そこで取り返しがつかなくなるまえに、店主の記憶喪失を食い止める意味でも、最近、著しく痛みが激しい『おかしなおかしな石器人』(1981年)の太っちょティラノサウルス(通称ファッティ)を、留之助商店開店3周年記念アニメを製作してくれた比嘉Bros.さんにお願いし、きちんと型取りしてバックアップをとることに決めたのだ(上下のファッティ画像は無数の傷やほころびを何度もアクリル系塗料などでレタッチしている)。
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比嘉Bros.さんこそ、格好の修復チームはいない。
『おかしなおかしな石器人』のSFXを監修した故デイビッド・アレンの元で修業を積み、アニメ・モデルの何たるかを熟知する日本でも稀有な存在だから。
できたらライセンスをとり、比嘉Bros.さんに成型・塗装をお願いして、限定頒布なんかできたら面白いと思っている。
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1/オリジナル・ファッティの脚裏に湯口用の突起を増設。2/型取り用木枠。3/木枠セッティング中の比嘉Bros.。4/ファッティ下部のアリジネイト流し込み。

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5/ファッティ上部へアリジネイトを流し込む直前。6/ファッティ上部のアルジネイト流し込み完了。7/オリジナル・ファッティを取り除いたあとのアリジネイト製モールドに石膏流し込み完了。8/石膏の複製ファッティをアリジネイト製モールドからとり出す。

アリジネイトによる型取り作業は一発勝負なので、朝から準備を整えて気温の下がる夜まで待機し、兄弟で担当を決め、水を注ぐ係、こねる係と、石膏流し込みまで何度もタイミングを計り、練習までして事に当たりました。大変でしたが良い経験が出来、今後の作品制作にも役立てたいと思います、と、比嘉Bros.さん。
このあとも、リポートをよろしくお願いしますね。
by tomenosuke_2006 | 2010-02-09 23:59 | プロップ