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ブレランのに〜ぜき、立ち上がる。
ブレランファンならもうご存知ですよね。
に〜ぜきさんが、ご自身のブログにブレードランナー・ファイナルカットの劇場公開をワーナーにお願いするコーナーを設けました。

http://ameblo.jp/allbr/day-20070907.html

署名運動のようなものです。
まだご存知ない方、映画好き、オブジェモチャ・ファンのみなさん、ご協力をお願いします。
せっかくの映画、劇場の大きなスクリーンといい音で楽しんでみたいと思いますよね。
by tomenosuke_2006 | 2007-09-09 00:40 | TV・映画・ビデオ
緊急入荷・ブレラン The Final Cut プロモプリント!
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ポスターやスチルなどムービーマテリアルの販売で有名なTOY HAWKSから、8X10サイズのプリント8枚セットが極少数入荷した。
ものはイワクつき。
7月30日の記事で紹介したブレードランナーの新DVD“ The Final Cut”のプロモーション用に作られながら、結局は使われなかった8X10なのだ。
ようはSDCC 2007でのサイン会用の色紙みたいなもの。
じゃ、なぜ使われなかったかというと諸説紛々、TOY HAWKSの説明を箇条書きすると。
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1.最終的に会場で配布されたポスターの印刷が、じつは諸般の事情で遅れていたため、万一納期が間に合わなかったときのために用意されたレイザープリントによる代替品という説。
確かに印刷が荒れて見えるものもある。
2.サイン会に参加予定だったジェームズ・ホンが、配布用ポスターに自分の演じた目玉屋のチューがいないことにヘソを曲げたため、急きょ個別版が作られたという説。
結局ジェームズ・ホンはサイン会には顔を出さずじまい、別のブースでサイン入りTシャツなどを売っていたとか。
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デザインからするとロビーカード風。
でもそれぞれに俳優の名前とキャラクター名が印刷されてるあたりはサイン用色紙。
不思議なのは目玉屋チューのプリントが2種類ある点。
スピナーの絵だけが異色だけれど、シド・ミードのサイン用だったんでしょう。
そういえばサイン会に出席予定だったエドワード・ジェームス・オルモスとダリル・ハンナのプリントもセットに含まれている。
とにかく信用あるTOY HAWKSが卸してくれたこのプロモプリント、今夜、新入荷情報にアップしたり、ヤフオクにも出品することにしたよ。

あとの3点のプロモプリント画像はこちら。
by tomenosuke_2006 | 2007-09-06 16:09 | TV・映画・ビデオ
SDCC 2007 実況/SDCC班、でかした店長。
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こんな顔(右上の写真)を当ブログに載せてしまっては、これまで保ってきた品格というものがいっきに損なわれるのではないかと大いに気がかりなのだが、ったく、店主にやっかいな交渉事を押し付けて、ウチの店長はブレランのサイン会でほとんど我を忘れてハシャギまくったようである。
ま、あの人混みの中のさらに激しい京浜東北線のラッシュアワーなみに混雑するブレラン・ブース(左上の写真)で、ひとり1枚ずつくばられたポスターにきっちりサインをもらってくるところなどは、あっぱれではある。
が、シド・ミードの左隣りの金髪の女性(右下の写真)が、あまりに若く美しすぎてジョアンナ・キャシディーだと気付かなかったところなど、まだ“女”をよく知らない店長のウブが出ていて、それはそれでよろしい。
モデルメーカーのマーク・ステットソン(左下の写真の中央)がサプライズ・ゲストで登場し、店主のことをよく覚えていたと興奮気味に報告してくれたが、おかげで日ごろの店主の言動がまんざらホラ話でもないことが証明できたようでよかったのだった。
ちなみにマークの向こうの白のブラウスに黒のジャケットをはおった女性はショーン・ヤングである。
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ブレランのに〜ぜきさんには原寸大高解像度のカラー・コピーをお送りする予定です、ごめんなさいオリジナルじゃなくって。
by tomenosuke_2006 | 2007-07-30 17:23 | モチャ行脚
ブレランのに〜ぜきさんのブログ。
ブレードランナーがなかったら、私の人生は
もっと無味乾燥で、味気なくて、退屈だったことでしょう。
今年は25周年。
25周年DVDだの、ファイナルカットだのゾクゾクする話題が
いっぱいです。
ではでは、四半世紀をブレランに捧げてきたオッサンの
ナンギな日常をつづるブログ、今日から始めます。
どうぞご贔屓に。
Have a better one!

ということで“ブレランのに〜ぜき”さんのブログALL THAT BLADE RUNNERがはじまったね、すっごく楽しみにしてるから、みなさんも遊びによってくださいね。
思えば、東北地方にブレランのとっても濃いマニアで関連グッズのコレクターしている男子が約1名、秘かに棲息していることを聞きつけて、当時、店主がちょっと関係していた(いまじゃ幻の)オモチャ雑誌COOL TOYSに引っ張り出したのが1998年、かれこれ10年になるんだね。
そのとき“ブレランのニーゼキ”と命名、最近になって“ブレランのに〜ぜき”を名乗るようになったみたい、とにかくずっと公私ともにいいお付き合いさせてもらってる。
店主との共通のキーワードは“ブレラン”と、最近では“病弱”も加わって、ますますシンパシーを感じる間柄なのだ。
に〜ぜきさん、楽しいお話ついでに、ブレランのお宝も拝ませてちょうだいね。
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↑は、に〜ぜきさんに頼んでスピナーをウンチクしてもらった
COOL TOYS 1999年1月30日発売号のページです。


by tomenosuke_2006 | 2007-07-08 17:54 | TV・映画・ビデオ
いいんですか、この値段?
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いいんですか、にーぜきさん、2800ドル(35万円弱)がオークションの開始価格なんですよ、ブレランに出てきたビークルのどれに使われたかまでは分からない鉄板製のナンバープレートが、eBayに出てるじゃありませんか。
これがポリス・スピナーのだったら・・・でも高い、高過ぎる。
出品者はハリウッド・オークションで有名なPROFILES IN HISTORYで落札、そのときのオークション・タグと請求書もいっしょに付けるっていってるんで、ニセモノでもなければボッタクリでもなさそう。
これが相場ってもんなんでしょうかねぇ。
だったらこれですよ、8月2、3日に開催されるPROFILES IN HISTORYの次回オークションの目玉のひとつ、女優ジョアンナ・キャシディのサイン付き本革製ゾーラ・コスチューム一式。
12,000ドル(150万円弱)が開始価格になる見込みとか。
ナンバープレートよりはずっと価値がありそうに思えるんですが、どーでしょう?
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by tomenosuke_2006 | 2007-06-17 10:33 | プロップ
コイルさんからメール。
リチャード・コイル氏からワールドコン・モデルを一部修正させてほしいとメールが届いた。
実物(2006年のワールドコンで公開されたブラスター)をくまなく検証して造ったはずなのに、どうしたことだろうと思ったら、じつに仔細な変更。
グリップエンドのネジ穴の位置を1/16inchほどズラすためにグリップフレームそのものも造り直したとか、サイドカバーやグリップのカーヴィングにも微小な修正を施した、ウンヌン。
コイルさんからは、ワーコンモデルは改良を重ねながらバージョンを上げていくこれまでの手法は採用しないと聞いていた。
実物のレプリカである以上、それと瓜二つのものはたった1種類しかないという理由からだ。
初期出荷の15挺とその後に追加製作された5挺を、その1種類にするために最終調整させてほしいという申し出は、じつに彼らしい。
送料はこちら持ち、ただし新しいパーツ代や組替え料は無料とのこと。
一時的とはいえ、ワーコンモデルが手元を離れるのはさびしいけれど、善は急げである。
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by tomenosuke_2006 | 2007-04-22 23:31 | プロップ
ブレランをめぐる暴言 2/3 「クォーター・センチュリー」
2007-02-28の記事のつづき。
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↑ 日本版スターログ1981年10月号より、ボーヤ時代の店主が寄稿した取材記事を転載。映画の時代設定を2020年と書いたり主演女優の名前を間違えていたり、一部誤表記あり。大目にみていただければ幸いである。


図面さえあれば製品化は簡単らしいですが、金型代を考えると3000個が採算ベース。
この種の銃はしかし実銃ファンにウケるとは限らず、販売は自信がないと言ってました。
思ったより難しいものなんですね。
映画のマーチャンダイジングの仕事をしている知人からブレランの相談を受けておよそ半年、途中何度か情報交換してきたが、その彼がモデルガンメーカーのM社と打ち合わせをした直後、こんな電話をくれたのだった。
ブレランをめぐり徐々に熱くなっていく、ライセンス関係に詳しく行動力もある彼に、いつしか好感を抱くようになっていた。
彼の話によると、錯綜するブレラン問題にイタリア人弁護士が介入し、1年まえから地上げ屋よろしく動いているらしい。
利権が複雑に入り組んだ地所を、絡んだヒモを解きほぐすがごとく地道に立ち退き交渉しながら買収していく、そういう都市開発の専門業者を地上げ屋というが、錯綜の極みにあるブレランのライセンスをクリアするには地上げ屋に通じる手腕が求められるのだった。
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↑ トイズシンジケートの12 inchフィギュアを使ったカスタム・アンドロイドハンター。アメリカのカスタムフィギュア・スペシャリストabc-express限定。新造型のヘッドに交換され、リアルなベルトと腕時計が追加されている。


「アンドロイドの女ダンサーと大蛇・・・君だったら彼女にどんなダンスを踊らせてみたい?」
リドリー・スコット監督がスネーク・ダンサーのゾーラ役ジョアンナ・キャシディをともなって現れたのは遊星からの物体Xへの参加が決まり、エイリアン以上にビザールなモンスター創りに熱中するロブ・ボーティンのワークショップだった。
やってみたいけれどいまの状況ではとても無理だと前置きして、ロブらしいダンスシーンを提案した。
ひとりでつまらなさそうに踊るダンサーの腹の肉が突然割れて中から大蛇が出現し、彼女のからだにまとわりつくと、まるで愛(ファック)し合うように激しいダンスを披露する。
ロブによるとスコット監督はこのアイディアをいたく気に入ったとか。
いつかいっしょに映画を撮ろうと言い残し、ロブのショップをあとにした。
いうまでもなくふたりは3年後、ユニコーンが印象的なレジェンド光と闇の伝説(1985年公開)でタッグを組むことになる。
一方リック・ベイカーはスコット監督の申し出をにべもなく断っていた。
ジャンクのアンドロイドがいくつも蠢動する朽ちたミュージアムのような(セバスチャンの)アパート。
そのシーンに出来合いのゴリラスーツを着て出てくれないかと頼まれたのである。
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↑ カスタム・アンドロイドハンターのアップ。腕時計が映画に忠実なのかどうかは未確認。研究家の意見をお聞かせ願いたい。


当時、1981年といえば店主がアメリカのインダストリアル・デザインやアール・デコに興味を持ち、LAに散在する古い建築やアンティック・ショップ巡りをはじめた時期でもあった。
中でもメルローズ・アベニューのOff The Wall(オフザウォール)はとりわけユニークなコレクションでお気に入りの場所になっていた。
そこでオーナーのデニス・ボーゼスに紹介されたのがSF映画のプロップを製作レンタルする会社Modern Props(モダーンプロップス)の代表ジョン・ザブルキーで、ブレランのセットデコレーターを兼任していた。
ブレランは未来が舞台の映画にも関わらず、50年前のアール・デコを引用するスタイリッシュな作品だ。
そう語りながら、銀色のラメ入り生地でレストアされたばかりの、じつにアメリカン・デコなオーバースタッフド・イージーチェアをバンに積み込む。
手を貸しながら、その大きな椅子の使い道をたずねると、ザブルキーはひとこと。
ヒーローのアパートメントの真ん中に置く予定だ。
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↑ 当店のブレラン専用ショーケースにならぶ関連フィギュア。左はロイ・バッティのandroid 001、ウィンドーボックス入りがトイズシンジケート製。右はCRMトイズ製デッカードでパッケージには堂々と“無許可”の文字が印刷されている。


自分のまわりでたびたびブレランが話題にのぼり、まだ撮影さえ始まっていないその映画とは見えない糸で結ばれているような気持ちになっていた。
ある時、メルローズ通りの古着屋でスタジオ・クルーが50〜60年代の古着を大量に買ったとか、彼らは撮影が終わると汚れたままの衣裳をまとめて処分しに戻ってくると聞いたが、頭の中で不思議にブレランとリンクした。
翌1982年の夏、その古着屋フリックスはブレランで使われた山ほどの衣裳を売っている店として話題になった。
もちろん店主も出かけて行き、古着ではなく映画用に仕立てられた薄手の綿コートを1着20ドル足らずで何着か手に入れた。
劇中ダウンタウンの雑踏でエキストラたちが着ていたものだった。
そのコートはブレランを指示する日本の友人たちにプレゼントした。
SF作家の川又千秋さんや日本版スターログの編集長がそれをとても気に入り、長いあいだふだん着に使っていたように記憶する。

ブレランとの巡り合わせ、運命のようなものを確信する時が遂に到来した。
件のコートを着たエキストラでごった返す撮影現場に入ることが許され、ほんの数メートル先でハリソン・フォードが銃を撃つアクションカットを目の当たりにできたのだ。
まさかその銃がのちに伝説化するなどとは露ほども知らず。
短い時間だったがスコット監督と言葉を交わすことができた。
ハリソン・フォードとは当時の店主のアパートをお忍びで訪ねてくれた日からおよそ3ヵ月後の再会だった。
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↑ カスタムメイドのロイ・バッティ12 inch.映画クライマックスの出で立ち。


最近、別のルートからブレランのライセンスが一部動いたとの情報があった。
イタリアのアパレル・ブランドDIESELがブレードランナーと名付けたニューラインを次期秋冬ものに投入するとか。
ブラスターを商品化したOFF WORL MFGの主催者は新規の刻印を使った理由のひとつに訴訟の回避を挙げていたが、まさしくそういう時期が到来したのかもしれない。
個人のガレージメーカーなら見逃してくれるのか。
関連商品を量産したり、利益を得てきた会社は窮地に立たされることになるのだろうか。
オフィシャルなブレラン製品をプロデュースすることに懸命な知人はといえば、別の問題を抱え込んでいた。
通常の契約金とは比べようもない額を要求されそうなで、このままでは何もできないというのだ。
ライセンスをクリアするために1年を費やしたイタリア人弁護士としては、半端なビジネスに興味はないということなのか、強硬な気配だとも。
今年2007年6月25日で、ブレランはアメリカ初公開された日からちょうど25周年を迎える。
クォーター・センチュリー(四半世紀)、この節目の年にブレランをめぐる楽しい出来事がひとつでも多く生まれることを期待しないではいられない。
つづく。

当店在庫より、フィギュアいろいろ。
by tomenosuke_2006 | 2007-03-27 21:22 | TV・映画・ビデオ
恒例モダニズム・ショー開催。
今年もサンタモニカのシビック・オーディトリアムでモダニズム・アートとアンティックの祭典Los Angeles MODERNISM Sow & Saleが開催される。
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モダニズムとは伝統主義への挑戦状。
20世紀初頭から1930年代(日本でいえば大正末期から昭和初期)にかけて誕生した現代主義とか近代主義、あるいは新感覚派とか新興芸術派のことをいう。
店主はそういうモダニズムの“未来を夢想したデザイン”な感じが気に入っている。
とってもSFチックで型破りなところが好き。
それはテロや水爆、環境破壊や地球温暖化、飢餓やエイズなど予想だにしなかった時代の楽天的な未来趣味。
イエスタデーズ・トゥモローとか、過ぎ去った未来とか、レトロ・フューチャーっていう言葉で語られるアレだ。
「大切なのは伝統を否定するのではなく、伝統にとらわれないことである」とは、かのEkusonemot(エクソーンモット)の言葉、つまり好きにやれってことでしょ、座右の銘。
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さてと、このモダニズム・ショー、来たる5月4日の6時〜9時がゲイラ・オープニングナイト・パーティで入場前売りが90ドル(ネットでも購入可能)、当日が100ドル、もするけれど収益はぜんぶロサンゼルス小児病院に寄付されるんだとか。
期間は5月6日までの3日間で、通常の入場料は15ドルとなっている。
モダニズムに強いアメリカじゅうのアートディーラーが一堂に会する大イベント、ブレランのセットデコレーターが足繁くかよったLAのアンティック・ショップOff The Wall(オフ・ザ・ウォール)も出展者リストに名を連ねている。
おっと、言い忘れてたけれど、オープニングナイト・パーティの名誉ホストはジョニー・デップなんだって。
モダニズムに囲まれてハリウッド・セレブといっしょにシャンパン飲めるんだから、入場料100ドルは安いかもね。
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上のモノクロ写真は1927年のドイツ映画メトロポリスに登場した未来都市。21世紀初め、つまりいまごろをイメージしてデザインされた。バリバリのモダニズムである。
すぐ上のカラー写真はことあるごとに引用させてもらってるブレードランナー(1982)から、2019年のLAダウンタウンの夜。美術的にメトロポリスの兄弟分ってとこだろう。この映画をネオ・モダニズムと呼ばずして何といわんやである。


by tomenosuke_2006 | 2007-03-04 00:13 | ムカシモチャ
ブレランをめぐる暴言 1/3 「スコット監督の恋人」

はじめに映画ブレードランナーに関する記述は、4分の1世紀以上まえに店主がLA界隈で見たり聞いたりした話のおぼろげな記憶に基づいている。店主はブレランについて書かれた研究書や論文を推考したり、公開後もたびたび改編された完全版やディレクターズ・カット版を精査するような熱心なマニアではない。店主にとってブレランはそれがつくられた時、幸運にもその近くにいたという理由から、心情的にずっと共生する映画だった。ブレランをめぐる暴言と題するこの文章は、そんな映画についての回想と、商品化に関する最新の話題を併記した雑文に過ぎない。

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↑ 日本版スターログ1981年10月号より転載。映画ジャーナリスト時代の若き日の店主が寄稿した撮影現場レポートで、この記事が日本で最初にブレランを紹介した文章となった。


去年の秋、映画のマーチャンダイジングの仕事をしている知人から、長いあいだ闇の中にあったブレードランナーのライセンスが近くクリアになりそうだが、売れ筋はブラスターとスピナーぐらいだろうかと相談を持ちかけられた。
大量生産品にあまり興味のない店主としては、反対に意地の悪い質問を浴びせたものだった。
何が売れるかではなく、きちんと製品化する自信はおありかと。
ファンの知性を過小評価しては困る。
安易な態度は彼ら(我々)の気持ちを踏みにじるのに等しく、とりわけブレランほど世界中に研究熱心なファンを有する映画はないと力説せねばならなかった。
この映画の細部にいたる作り込みの深さは尋常ではない。
神秘的ですらある。
謎の迷宮は果てしなく続くようにも思われ、詳細を知りたいとの欲求がファンの結束を固くしている。
たとえばすべてが白日の下に晒されているSWとは次元が異なるのである。
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↑ 売れ行きが奮わなかったERTL社のダイキャスト・ミニカーのセット。その後、在庫整理のために単体ブリスター版が発売された。


映像とサウンドトラック以外の主なライセンスは映画出資者で組織されたThe Blade Runner Partnershipが管理していたが、映画公開後まもなく解散した。
玩具の商品化権がダイキャスト・ミニカーのERTL社ぐらいにしか売れず(SWのようなわけにはいかなかった)、加えてその売れ行きが奮わなかったこと、またBLADE RUNNER SKETCHBOOKなど関連書籍の翻訳権の引き合いが期待したほどなかったことなどが解散の最たる理由だった。
その後、4分の1世紀ものあいだほとんど放置されてきたようなブレランのライセンスなのだ。
稀に見る濃厚な世界観ゆえに魅力的なプロップデザインも数知れず、ガレージメーカーたちがそこに創作の可能性を見出したとしても不思議ではなかった。
優れた作品がアンダーグラウンドで芽を吹き、控え目ながら地上で開花することになった。
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↑ かつてゼネプロから正規品のポリススピナーのソフビキットが発売された。ディスプレー・モデルとしてだけでなく、タムテックとのコンパチも楽しめた。


ブレランはカメラが回り出すまでに何度も不運に見舞われた映画だった。
製作直前にアラン・E・ナースという作家が同名のSF小説を発表していることが判明し、多額のタイトル使用料が支払われることになった。
その問題が解決すると、今度は映画の独立プロ系製作会社フィルムウェイズが当初の製作費2200万ドルを徐々に削減しはじめ、ついには企画そのものを放棄してしまったのだ。
それが1979年12月、映画にはタイミングの問題がある。
スタッフやキャスト、スタジオのスケジュールなどがすべて考慮されて、ブレランは1982年6月の公開に向けて企画されていた。
プロデューサーはマイケル・チミノのディア・ハンターでアカデミー賞を獲ったマイケル・ディーリー。
13もの映画会社に協力を求めたが反応はかんばしくなかった。
1979年12月といえばハリウッドは天国の門の前評判で大作映画のリスクに対して神経質になっていた時期。
チミノのディア・ハンターをプロデュースした人物が、こともあろうにチミノの新作で意外なしっぺ返しを食う、そんな皮肉に見舞われたのだった。
1980年の1年間は出資者探しに費やされ、1981年3月、やっと独立プロダクション、タンデムとラッド・カムパニーの援助を取り付けることに成功した。
さらに香港の富豪、ラン・ラン・ショウの資金も投入されることになった。
その結果、これら出資者の複雑な力関係やライセンス・ビジネスに対する見解の相違により、いったん解散したThe Blade Runner Partnershipのような組織を再編することはほとんど不可能になってしまったのだった。
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↑ フューチャーカー/MEDICOM。1:18 scale、ファンメイドになるデカールを貼り付けクリアコート。バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2で使われた元スピナーを製品化する権利を取得、フューチャーカーという商品名で発売してブレラン・ファンを唸らせた。


ちょうどそのころだったと記憶する、ヴィデオドロームの準備に追われるSFXメイクアップ・アーティスト、リック・ベイカーの工房で店主はリドリー・スコットに対面した。
あのエイリアンの監督は店主がこれまで見たこともないような絶世の美女を伴っていた。
リックの言葉をかりれば、彼女はスコット監督の恋人だった。
同じ時期、遊星からの物体Xのクリーチャー部門を指揮していたロブ・ボーティンからスコット監督が美女とふたりで訪ねてきたと聞かされた。
リックとロブが語るスコット監督の訪問理由は、いずれも仔細な点にまで完璧を期そうとする当代切ってのヴィジュアル・スタイルストの有り様を裏付けるものだった。
本来なら、その程度の用事はプロデューサー補の仕事なのだ。
リックとロブのブレランへの参加は実現しなかったが、この出来事だけでも今度の映画がエイリアン以上に緻密な映像の集積になるに違いないと確信させられたのだった。
スコット監督からどのようなオファが2人にあったかは後述するとして、それより翌年、つまり1982年の春、ブレランの試写を観て店主はスコット監督の恋人の正体を知ることになる。
あのときの美女、一瞬目が合い、どぎまぎしてついうつむいてしまった店主の見た女性は、スネーク・ダンサーのゾーラを演じた女優ジョアンナ・キャシディその人だったのである。
つづく。

当店在庫より、その他のスピナー。
by tomenosuke_2006 | 2007-02-28 20:15 | TV・映画・ビデオ
正式名称は、CS&T Worldcon Model。
クリスマスにグリーティング・メールをもらったあと、しばらく静かだったRichard Coyle氏から新作に関する連絡が入ったのはおよそ3週間まえのこと。
「満を持して放つ」という言葉がぴったりの最新作CS&T Worldcon Modelは、まず15挺が製作され、いまからおよそ1週間後、幸運なコイル・ブラスター・ファンに向けて発送される。
その画像データがついいましがた届いた。
当ブログで公開する許可もいただいている。
新しいフレームに前バージョンのグリップを置いた興味深い写真(下)の他にぜんぶで4点、じっくり鑑賞してください。
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その他の画像はこちら。
by tomenosuke_2006 | 2007-02-15 09:10 | プロップ