これからはElectric Tikiモノ、仕入れます。
ただし何でもかんでもというわけじゃないし、売れ筋狙いでもない。
説明すると長くなるので割愛しますが、長いモチャ人生で身についた店主には自分だけの物差があり、商品選びはそれに基づいてます。
なのでElectric Tikiは粒ぞろいながら、留之助用のタマとしては極少数なのだ。
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ティキの絶版作品ではエルヴァイラ・スタチューが琴線に触れたか。
ただしアニメーターのTracy Mark Lee(トレイシー・マーク・リー)がデザインした見るからにアニメキャラなエルヴァイラの立体化(左)よりは、SIDESHOWのプレミアムフォーマット(右)の方が生っぽい分、好みといえなくもなかった。
いずれにしてもわざわざウチが仕入れるまでもない、こういうのが得意の専門ショップさんにおまかせしようと思ったのだった。
実際、ティキのロケッティアに会うまでは。
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先に出たMEDICOM TOYの1/6-リアルアクションヒーローズ版も、発売が待たれるSIDESHOWの1/4-プレミアムフォーマット版(いまのところ写真で判断するしかないけれど)も、それぞれきっちりと作り込まれて間違いのない仕上がり。
とりわけ衣裳の素材選びや仕立てのよさには目を奪われる。
が、オブジェモチャの善し悪しは1にデザイン、2に彫刻、3にペイント、4に値頃感と常々思う店主としては、デザインと彫りのよさを、プレミアムフォーマットの幾重にもスピードストライプを走らせた船の舳先のようなベースのみに感じるばかりで、肝心の本体からは大きな感動は得られなかった。
しかも判で押したように、どちらも敵との乱闘でロケットパックの燃料タンクに開いた穴をガムで塞いだところを再現しているのが、小手先ぽくってイヤだぁ。
無傷できれいなピカピカのロケッティアに、時間の経過を無視した物知り顔の細工は余計なお世話でしょう、ガムなんてない方がずっといいのに。
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ティキのロケッティア、ポリストーン製。
原作者のDave Stevens(デイブ・スティーブンス)の遺志を受け継いだ造形に酔う。
ギュッと握りしめた拳とAの字に広げた腕はロケット機の翼のようでもあり、マスクの下からアゴがのぞくくらい天空を見上げて、まさしく人間ロケット発射の瞬間だ。
ロケットパックから噴射する真っ赤な炎は鮮やかにアクセントを兼ねる。
衣裳も何もかも彫刻、ハンドキャストでハンドペインティング、エイジングも施され、背中のガムもよく似合っている。
プレミアムフォーマットのベースにはやられたと思ったけれど、こっちの流線型機関車20世紀号のようなデザインも負けてはいない。
ロケッティアそのものは1/6、約30センチのスタチューが足元でベースに取り付けられて、高さ約40センチの堂々たるジオラマを形成する。
後日、スーパースペシャルなプレゼント付き予約を承ります。
続報をお待ちください。
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The Rocketeer Polystone Statue by Electric Tiki
by tomenosuke_2006 | 2010-03-04 23:59 | Sci-Fi Classicモチャ
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