葛飾北斎のあの有名な怒濤逆巻く浮世絵風景画を立体化したと思しき作品。
去年、SDCC 2009のMunky Kingのブースで、そんなレジン・ピースに目を奪われた。
480ドルのプライスが付けられた10個限定。
とっくにソールドアウトと言われ、未練がましく見つめていると、なんと白い波しぶきはウサギの姿をしているではないか、独創的でユーモアさえ感じさせて、ますます見とれたのだった。
で、調べると、この立体作品はGiant Robot誌の通算28号、2003年春号の表紙を飾った
Kozyndan(KozyとDanというアーティスト・デュオ)のイラストに基づいているのが分かった。
鉛筆、水彩、デジタルを巧みに使い、現実と非現実、童話と春画を綯い交ぜにして、ユニークな世界を綴るLAベースの自称マッド・サイエンティストのふたり。
Kozyは日本の子かな、作品のいくつかは舞台がTokio Japanだったりして、いい感じの混血な作風が新鮮だ。
で、富嶽三十六景・神奈川沖浪裏的立体版、正式名Uprisings(アプライジング=反乱)の出来立てほやほやのソフビ化作品の入荷が決まったのだ、うれしいね。
400個限定、高さ9.5インチ(24センチ)、ブックエンドとしても使える気の利いた仕様で、ご希望の方はおふたつまでお求めいただけます。