TTF 2011現地リポート-4/Plastic Cultureのアーティストとモチャたち。
赤道直下の国インドネシアでがんばる才能豊かなアーティストを世界の桧舞台で活躍させたいというPlastic Cultureの創業者Joshua Artono(ジョシュア・アルトノ)が、いまいちばん力を入れているのがThunder PandaBismarck Toy Labだ。
いずれも氏名ではなく屋号で呼んでほしいということなので。
しかし300以上もの民族が集まる多様性に富んだ国というだけあって、同じインドネシアでも両者は似て非なるもの、変で普通でないオブジェモチャであることに違いはないけれど、一方はレジンで、一方は木、前者はほのかにファンタジーを目指し、後者はハードにSFを追求しているのだ。
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で、前者のサンダー・パンダはポッチャリ体型の男子でレジン・フィギュアのロボット風Lemi the Space Wanderer(レミ・ザ・スペース・ワンダラー)140個限定とタコ的なPerry the Sea Wanderer(ペリー・ザ・シー・ワンダラー)50個限定をハンドペイントで仕上げ、ここTTFでデビューさせた。
さわやかターコイズ・ブルーのからだに旗本退屈男のようなひたいの稲妻、赤い丸目がいいよね、あくまでも屈託なくて、いいヤツっていう感じの作者をそのまま表している。
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なんでも子どものころの積み木で作ったロボットの思い出を、エコロジカルデザインで蘇らせたのがSolidboy(ソリッドボーイ)50個限定なんだとか。
ビスマルク・トイ・ラボの細身の彼はアートスクールで木工芸を学んだ職人肌。
エキゾチックな紋様を所狭しとエッチングし、未開のジャングルを探検するのがお似合いの木製モビルスーツを完成させた。
手にしてはじめて分かる木特有の香りと柔らかな感触に、こころ和むこと間違いなしなのだ。
もちろんプラカルのジョシュアとは何から何まで卸値で譲ってもらうべく商談成立、これからも彼らの新作を積極的に紹介していくことに決めた。
そうそう、ジョシュアをはじめサンダー・パンダやビスマルク・トイ・ラボ出演のこんなビデオがあったのでご覧いただきたい、いい感じなんだから。


by tomenosuke_2006 | 2011-07-11 09:46 | モチャ行脚
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