Dudeboxのおいしいところ、入荷
アメリカでは老舗のSTRANGEcoが休業したりで、kidrobotのような企業体はとんと珍しくなり、ショップやアーティストによる、より個性的でプライベートな、かつ生産数を抑えたセルフ・プロダクション・モチャが台頭しているように思えるけれど、UKではオブジェモチャの花がやっと咲いたという感じか、RAJE ToysArts Unknownといった新興メーカーの健闘が目立つ。
中でも、今夏のNYCCで世界デビューし、いっきにこの業界に躍り出たRobert Beecham(ロバート・ビーチャム/下の画像)率いるUKのDudeboxの躍進は脅威的なのだった。
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Dudeboxの生い立ちがちょっと面白いから紹介しておきたい。
もともとロバート・ビーチャムは石鹸メーカーの社主であり、1977年にダース・ベイダーの子ども向けシャンプー・ボトルを考案して巨万の富を築いた人物なのだ。
2002年にその権利をハズブロに譲渡すると、自身は不動産業を興しこれまた成功したものの、キャラクター・シャンプー・ボトルを作ったころの夢に溢れた日々が忘れられず、ついにオブジェモチャ・メーカーを創業することにしたのである。
潤沢な資金を背景に、おもにヨーロッパで活躍する気鋭のロウブロウ・アーティストたちを多数起用し、プラットフォーム・フィギュアやブラインドボック・ミニ・フィギュアなどを大挙プロデュース、その種類たるや40種に達しそうな勢いなのだ。
で、NYCC 2012でロバート・ビーチャム氏と名刺交換したあと、何度かメールでやりとりしながら、とりあえず2カートン(12個)ずつ3種類のフィギュアを送ってもらった、のうちの2種類が下の画像である。
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ロンドン在のイラストレーター兼モンスタリスト(モンスター作家)のPete Fowler(ピート・ファウラー)がプラットフォームそのものもデザインしたPete Fowler and Fiends(ピート・ファウラーと達人たち)シリーズの最初の2作。
左がピート作の船乗りDai Ocian(ダイ・オーシャン)と、右がNY在でDunnyの生みの親でもある大御所Tristan Eaton(トリスタン・イートン)作のウソを食べる妖精Fib Fairy(フィブ・フェアリー)。
高さ13センチと小粒ながら、作家の絵を見事立体に転写した色合いもおいしそうな2体、表裏ふたつの顔を持つこの2体は、シリーズの先頭を切るにふさわしい2体でもあるのだった。

ご注文はこちらから→http://tomesyoten.exblog.jp/tags/Pete%20Fowler%20and%20Fiends/
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Dudebox presents Pete Fowler and Fiends, featuring a set of new platform figures with designs by some of the world's top character artists...I am looking forward to seeing next release.



下はNYCC 2012の大がかりなDudeboxブースの画像である。
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by tomenosuke_2006 | 2012-12-18 10:59 | 商店入荷新着情報
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