シド・ミードの精密モデル"ハイパーバン"、来春発売
Syd Mead's Hypervan Statue from Chronicle Collectibles

バブル経済絶頂期の1991年にバンダイから出版された高橋良平氏編集になる『シド・ミード/クロノログ』は、世紀のインダストリアル・デザイナーの仕事を網羅した、いまでは考えられない超豪華傑作本だった。
その化粧箱に入れられたズッシリ重い作品集をひさしぶりに書棚から取り出し、丹念にページを繰ったものの、収録されているはずはなかった。
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「ハイパーバンは高速の都市間高速道輸送を想定している。車体の大部分はシャーシから高く持ち上げられ、断面下の層流制御を可能にしている。車輪はトレッドが狭く、直径が大きくなっており、1回転当たりの素晴らしい対地速度と最低限の[吸着]抵抗を実現する。それはハイテク構造の極みなのだ」 と、シド・ミードが語る近未来のトランスポーテーションは、『クロノログ』よりもずいぶんあとの2005年の創作だったからである。
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そんなハイパーバンの精巧な立体化がシド・ミード監修の元、ハイエンドなプロップ・レプリカの製作で近年とくに話題のハリウッドの新興メーカークロニクル・コレクタブルで粛々と進行中なのだ。
長さ46センチ x 幅20センチ、世界限定1,000個、出荷は2015年1月ごろ。
シド・ミードの絵だけでは見えてこないハイパーバンの全方向デザインを満喫したい人は、いますぐ予約すべきなんである。

ご予約はこちらから→http://tomesyoten.exblog.jp/22413634/
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Here comes Syd Mead's Hypervan in real life form! The Hypervan was created under Syd's watchful eye and where needed it was updated with new drawings and blueprints. The Hypervan statue measures 18-inches long x 8-inches wide and is limited edition of only 1,000 pieces.
"The Hypervan vehicle is a high-speed intercity highway transport idea. The body mass is carried high on the chassis allowing control of laminar flow under the cross section. The wheels are narrow in tread and large in diameter, providing great over ground speed per revolution and minimum ‘suction' drag. A delight in high tech mechanics." - Syd Mead
by tomenosuke_2006 | 2014-09-24 00:15 | Sci-Fi Classicモチャ
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