カーク・ライデンのモー・ホーク
Moe Hawk Original by Kirk Ryden

本日ご紹介させていただくカーク・ライデンとは、あのマーク・ライデンの10歳年上のお兄さんなんですよね。
マークといえば、最近の留之助商店ではシュールリアリスト・プレートフレンドリー・アニマル・プレートなどの食器で度々話題にのぼるポップ・シュルレアリスム・イラストレーターですが、その兄のカークこそは、自らを雑種のポップカルチャー・アーティストと呼び、マークに最も強く影響を与えた人物なのです。
カークはコミックスのイメージやスタイルを自作に活用していますが、アメコミを題材にした明るい色調で有名なロイ・リキテンスタインとは異なり、古き良き時代の漫画のタッチで"いま"を描き、過去・現在・未来を一度に表現できる画家ともいわれています。
1970年代に故郷のウィスコンシン州マディソンで漫画家兼デザイナーとして働くかたわら、ハードコア・バンドの音楽活動にも関係し、1983年にハリウッドに移るとラジオDJとして活動をはじめ、やがて自分の番組"The Radio KRK Show"を持つまでになりました。
ちなみにKRKとはKirk Ryden Kreationsの頭文字で、屋号のようなもの。
その時、とくに入れ込んだのがテクノ・ロック・バンドのDEVOで、アルバム・デザインを手伝ったりもしたようです。
カーク・ライデンのモー・ホーク_a0077842_03274966.jpg
そんな彼のスケボーに乗った少年モー・ホークの絵に着目し、立体フィギュア化しようと奮闘したのが3DRetroのオーナーのベンさんなのでした。
このまえ彼に会った時、あからさまには言わなかったけれど、年長のカーク相手に相当苦労したみたい。
3DRetroの歴史はじまって以来の、完成までにもっとも時間のかかったモチャだと言ってました。
これは店主の勝手な想像ですが、カーク・ライデンって、店主より19日だけ早く生まれた今年65歳になるジジィなんです、けっこう小難しかったのではないでしょうか。
が、完成したフィギュアは生みの苦労を一切感じさせないノーテンキさで、すがすがしくさえあります。
カラフル・パンク・スケーターは、まさしく立体漫画の佇まい。
サイズも3DRetroらしく、大きすぎずの高さ15センチ(モヒカンのヘアを足すと20センチ)。
ぜひお手にとってご覧ください、じつに愛くるしいですから。

ご注文はこちらから→https://goo.gl/oLhAL1
カーク・ライデンのモー・ホーク_a0077842_03125659.jpg

by tomenosuke_2006 | 2018-01-08 21:28 | 3DRetro 新製品情報
<< アレックス・ソリスのトランプ・... kaNOのスーパー・ヒーロー・... >>