iBot G3、入荷します
iBot G3 from Classicbot

香港のオールドMacファン、フィリップ・リーが立ち上げたブランドClassicbotの最新作、iMac G3、じゃなかった、iBot G3が入荷します。
あのセンセーショナルなデビューから、かれこれ20年以上もたつんですね。
初代iMacが発売されたのは、1998年8月15日でした。
15インチCRT搭載の一体型筐体をはじめ、キーボード、マウス、電源ケーブルにいたるまでカラフルでスケルトンでオモチャっぽくもあり、パソコンの概念を根底から塗り変えました。
Appleに戻ったスティーブ・ジョブズの元で、ジョナサン・アイブがデザインした最初のコンピュータがiMac G3だったのです。
ま、本体にマッチさせるべくデザインされた付属の丸いマウスと短いケーブルにはイライラさせられることもありましたが、とにかくパソコンのある風景が明るく一変したのは確かです。
iMac G3を部屋に置きたくてパソコンをはじめたなんていう人も、大勢いたように記憶しています。
パソコンと人の距離が、iMac G3で圧倒的に縮んだのでした。
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で、iBot G3なんですが、本体の高さ8センチというサイズのわりには侮れない作り込みようで、iMac G3のユーザーだった人なら心底驚かされること必至です。
半透明のプラスチックで成型されて、カラーリングから特徴的な曲線まで忠実に再現されています。
さらにCRT、イーサネット接続ポート、底部の換気ファンさえも半透明の筐体を透かして見えるのです。
前作のクラシックボット・クラシック同様、手足はマグネット内蔵で着脱可、ミニ・iMac G3にトランスフォーメーションします。
いまのところボンダイ・ブルーとタンジェリン・オレンジ(なんて懐かしい呼び名でしょう)の2色が作られ、どちらもタップリ入荷の予定です。
楽しみにお待ちくださいね。
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ところで最近は、huluで毎週土曜日配信の『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心』にハマってます。
1980年代はじめのパソコン革命を架空の企業の視点で描くヒューマンドラマ(huluの番組紹介文を引用)で、パソコン史的には辻褄が合わない点も多々あるのですが、細かいことはそこらにうっちゃって、大いに楽しめます。
2014年にスタートしたシリーズで、4シーズン全10話ずつ製作され、アメリカでは去年完結したといいますが、現在huluではシーズン1の第9話まで観られます。
で、最新第9話のエンディングがこれまたシビれました。
世界初のポータブルPCを開発していた主人公たちの前に、思いもかけない伏兵が現れるのです。
それが、世界を変えた1体型パソコンiMac G3の先祖、マッキントッシュ・クラシック(クラシックボット・クラシックの元ネタ)の、そのまたルーツのMacintoshの名前が使われた最初のコンパクトMac、マッキントッシュ128Kなのです。
メーンキャストのひとりで天才プログラマーを演じるのが、『ブレードランナー2049』で娼婦を演じたマッケンジー・デイヴィスというのも、このシリーズにハマった原因のひとつかも。
もう、今度の土曜日が待ち遠しくてしかたありません。


by tomenosuke_2006 | 2019-03-03 12:23 | PCモチャ
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