フレッド・ムーア・ガール
COMING SOON: Fred Moore Girl summer edition polystone statue

フレッド・ムーア(1911年9月7日〜1952年11月23日)って、ご存知ですか。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの伝説のアーティスト兼キャラクター・アニメーターのことです。
1938年公開の短編『ミッキーの巨人退治』に登場した通称 "パイアイド"(酔っぱらった目=白目なしの真っ黒の目)のミッキーマウスもムーアの仕事でしたが、何より歴史的なのは、その年に製作がはじまり1940年に公開された『ファンタジア』の第3話『魔法使いの弟子』のために、ミッキーを再設計したことでした。
そう、誰もが知っている人間のような白目のある目のミッキーは、ムーアの創作だったのです。
その他、ムーアは『白雪姫』(1937年)、『ピノキオ』(1940年)、『ダンボ』(1941年)でアニメーション監督を、『シンデレラ』(1950年)、『不思議の国のアリス』(1951年)、『ピーターパン』(1953年)ではキャラクター・アニメーターとして活躍しました。
そのいっぽうで、フレッド・ムーア・ガールと呼ばれる無邪気でセクシーな女の子の絵でも名を馳せたのでした。
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フレッド・ムーア・ガールの絵の中でも、とくに麗しいのが "スツールに座った女の子"。
それがポリストーン・アート・スタチューとなって蘇りました。
下の画像をご覧ください。
食べちゃいたいくらい、おいしそうでしょ?
大喝采間違いなしの出来栄えにして、高嶺の花の100個限定生産。
うまくいけば今月末に入荷しそうです。
と、ムーアについてもうちょっと説明させてください。
彼はアルコール依存症のため1946年にディズニー・スタジオを一時的に解雇され、2年間ほどユニバーサル・スタジオのアニメ部門で働きました。
その時、ミッキーのようにユニバーサルのマスコット・キャラクター、ウッディー・ウッドペッカーを再設計したのでした。
血走った目と鋭い歯が特徴的な、見るからに凶暴そうな初期のウッドペッカーを、温和で親しみやすく可愛らしいイメージに変えたのもムーアだったのです。
アルコール依存症を克服し、古巣のディズニー・スタジオに戻ってしばらくたった1952年11月22日、彼は妻の運転する車で交通事故に遭い、翌日、脳震盪による脳内出血でこの世を去りました。
ディズニー・スタジオの向かいにあったセント・ジョセフ病院で、仲間に見守られながら、働き盛りの41歳でした。
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by tomenosuke_2006 | 2020-07-15 23:55 | イマモチャ
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