パグルー・フロム・プラネット - P
The Pugloo From Planet P vinyl figure

50年代SF映画をオマージュしたじつにチャーミングなショートフィルム『パグルー・フロム・プラネット - P』(2017年)をご存知ですか?
SF大好き坊やのお家のブラウン管TVで放送中の宇宙探検映画に、ソファで寝転んでいたペットのブルドッグが飛び込んでゴジラ並の巨大怪獣パグルーに変身し、映画の中の宇宙飛行士に襲いかかるという、少年の荒唐無稽な空想を描いた短編です。
ハリウッドの造形業界でキャリアを積んだモンスター・メーカー、自称KreatureKidのアダム・ドウアティがストップ・モーション・アニメを駆使して自主製作したアナログSFX映画なんですが、ちょっと面白いのは映画の中の宇宙飛行士をアレック・ギリスが演じているところ。



1980年、ロジャー・コーマンのニューワールド・スタジオのクリーチャー・ショップの見習いとしてスタートし、トム・サヴィーニやグレッグ・キャノンのもとで腕を磨き、スタン・ウィンストンの一番弟子としてクリーチャー・ショップを仕切ったのち、1988年に仲間のトム・ウッドラフ・ジュニアとスペシャル・メーキャップとアニマトロニクスの専門工房Amalgamated Dynamics, Inc.を立ち上げた人物です。
以来、『エリアン3』(1992年)以降のエイリアン・フランチャイズ作品や『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(2012年)でモンスターメーカーとしての不動の地位を築き、『X-コンタクト』(2016年)では脚本・監督としても活躍、ハリウッド・モンスター界の大御所といわれるまでになりました。
そんなアレック・ギリスがかわいい後輩アダム・ドウアティの自主製作映画に俳優として友情出演しているんです。
ところで1980年ごろ、店主はニューワールド・スタジオのクリーチャー・ショップで下働きしていた当時21才ぐらいのアレックに何度か会っています。
1度や2度は、他のSFXクルーたちといっしょにランチに出かけたこともあります。
まだUCLAの映画科に通う学生で、とにかくイケメンで、控えめな好青年でした。
それがね、いまでは大御所なんですもん、人生はメリーゴーランドでございます。
おっと、話がそれてしまいました。
本題はですね、『パグルー・フロム・プラネット - P』のタイトルロールにもなっている巨大怪物パグルーがビニール・フィギュア化され、それが12月に入荷するってことをお知らせしたかったわけです。
全高23センチ、500個限定、映画のロゴのタイトルプレートが付属します。
と、それからビリー・ボブのクリエイター、ジャスティン・イシュマエルがプロデュースしているので、品質に間違いはないと思います。
パグルー・フロム・プラネット - P_a0077842_15103282.jpg

by tomenosuke_2006 | 2020-11-23 01:58 | Sci-Fi Classicモチャ
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