最近の娯楽な実験です
Engraving Tomenosuke Blaster OG Stunt Model

エングレーブという、熟練の職人技で武器や甲冑を装飾する伝統工芸があります。
観賞用としてだけでなく、権勢を誇示するためにも古くから取り入れられてきた技法です。
留之助的には、銃のタトゥーだと思っています。
彫刻刀で一つ一つ丹念に彫りを入れていくという点では、タトゥーでいうところの鑿(のみ)を使う手彫りのようでもあります。
エングレーブ職人の小畑杉雄氏にお願いしていた留ブラOG・スタント・モデルへの加工が終わり、本日、受け取りました。
エングレーブという神聖な儀式を経て、新たな命が吹き込まれた感の留ブラ。
生々しくも耽美的で、心底、見惚れてしまったのでした。
それが下の画像です。
今度、プロのカメラマンにお願いして、もっとちゃんとした写真を撮ってもらうつもりです。
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エングレーブという装飾銃に憧れ、初めて手にしたのは55年ぐらいまえ、第一次モデルガンブームの只中でした。
上野アメ横の中田商店の通信販売で手に入れたブローニング・ハイパワー(下のチラシの上から2段目の真ん中)で、値段は通常のモデルのちょうど倍だったように記憶しています。
ノーマル版を2挺買うか、エングレーブ版にするかで悩んだことを覚えているので、間違いありません。
しかしあとになって、それが金型に文様を凸加工した鋳造品であり、本物のエングレーブではないと知り、がっかりしたものでした。
それが、自分でプロデュースした銃にエングレーブ彫刻してもらえるなんて。
今日は50年ぶりに夢が叶ったいい日になったのでした。
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by tomenosuke_2006 | 2021-10-16 22:53 | 留之助ブラスター
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