留ブラ2019リテイラーエディション "0" 号

The Tomenosuke Blaster 2019 Retailer Edition is complete

工場から留ブラ2019リテイラーエディション "0" 号が届きました。
もしかしたらこれが最後の留ブラになるかもしれないからと、いっそう気を引き締めて製造に着手したモデルです。
黒色の亜鉛ダイキャスト製モデルガンが人気を博した1960年代の第一次モデルガン・ブームのころから、ずっとこの業界に身を置き、留ブラの製造でもつねに現場の真ん中で采配をふるい、パーツごとに異なる鋳物工場数社を取りまとめていただいていた熟練のモデルガン職人 "N" さんが、ご高齢を理由に引退されることになったからです。
2019リテイラーエディションは、2018年暮に発表した留ブラ2019と仕様は変わりませんが、2021-09-02のブログで詳述したとおり、何度も撃っているうちにシリンダーが回転しなくなるとか、引っかかるといった稀に発生するトラブルを未然に防ぐための構造的改良を加えました。
その工作現場での細かな調整も "N" さんにまかせっぱなしでした。
本当にありがとうございました。
徳信尊さんが留ブラの生みの親なら、"N" さんは育ての親に他なりません。
そんな感慨深いリテイラーエディション "0" 号を箱から取り出し、模様替えが終わったばかりの新しいオフィスで記念のスナップを1枚。
徳信尊氏による留ブラの手書き図面が印刷された同梱のB2ポスターを広げ、同じく同梱のポストカードや取説や白手袋も並べてみました。
留ブラ本体は、今回のリテイラーエディション製造と同時に再生産したウォルナット突き板仕上げ（ロゴなし）のディスプレー・スタンドに載せました。
このスタンドもこれで廃盤になるかもしれません。
リテイラーエディションを全国のホビーショップ等でご予約のみなさまには、早ければクリスマス、遅くても年内に届けられるのではないかと思います。