スーパープラスチックとグッチの夢のコラボ・フィギュアです
SUPERPLASTIC x GUCCI = SUPERGUCCI
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告白しますが、留之助はグッチが大好きです。
なので公開以来片時も心酔が止まない映画『ブレードランナー』の監督、リドリー・スコットの最新作『ハウス・オブ・グッチ』は、当然のことながら公開初日に、ウルトラペース・スニーカーを履いて出かけました。
パンデミックの中、『最後の決闘裁判』の撮影が終わるやいなや、休む間もなく撮り上げたイタリアの華麗なる一族のスキャンダルを描く大作でしたが、いちばんの驚異はリドリー・スコット監督の80代とは思えない、精力的というよりは、映画作りに取り憑かれた人の執念さえ感じさせる仕事ぶりでした。
映画は両作品とも、プロダクション・デザインの美しさや俳優陣たちの素晴らしい演技が際立つものの、私的には感情移入しずらく、よそよそ過ぎて遺憾と思いました。
それでも『ハウス・オブ・グッチ』の、高度なスペシャル・メークアップで挑んだジャレッド・レトには、主演のレディ・ガガ以上に見とれてしまったのでした。
前置きが長くなってしまいましたが、本題はですね、またまたSuperplasticモチャについて。
なんとGUCCIがSuperplasticとコラボして、特別なジャンキーをリリースするんですよ。
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GUCCIといえば、THE NORTH FACEとコラボしてドープなアウトドア・アパレルを発表したり、去年の秋にはMattel Creationsとタッグを組んで1982年式キャデラック・セビルのGUCCI仕立てのミニチュアカーを出したばかり。
で、今度はSuperplasticのジャンキーのGUCCI版、その名もスーパーグッチというわけで、なんて素敵な2022年でしょう。
2006年にポール・スミスがデザインしたダニー以上の歓びです。
THE NORTH FACE GICCIはGICCIだけの専売、キャデラック・セビルは1000個限定のうちGUCCIが750個、Mattelが250個を分担販売しましたが、スーパーグッチはというと、来たる2月1日、たったの500個をGUCCIのイタリアのオンライン・ストアが直販します。
この特別なジャンキーはGUCCIのクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレがデザインし、いつものメイド・イン・中国のソフトビニール製ではなく、GUCCIおかかえのイタリアの陶芸職人が焼き上げた、もはや美術工芸品なのです。
とにかくプライスは別にして、世界限定500個ですもの、留之助は初めっから手に入らないと諦めています。
どなたか幸運にも購入できた方がいらっしゃいましたら、転売に応じますので一声かけてくださいな。



ところでもう少しだけ映画の話をさせてください。
じつは『ハウス・オブ・グッチ』を観た日、今年92歳になるクリント・イーストウッドの『クライ・マッチョ』を先に観ていたのでした。
おそらく『ハウス・オブ・グッチ』の製作費の10分の1ぐらいの予算で作られたのではないかと思われる小品。
イーストウッドのしわがれ声のように閑かにして、けれど身をまかせたくなるような芯のある映画。
登場人物たちの人間味あふれるお芝居といい、ゆったり心なごむ展開といい、スクリーンにエンドマークが投影されても、映画はその後に続く物語の序章のようでもあり、いつまでも心に響き終わらない。
これはちょっと素晴らしい経験でした。
映画の中のイーストウッドの物腰穏やかで年相応の所作、やや腰が曲がり、がり股ながらも老いることがけっして醜くはない、むしろ美しいとさえ思えるほど感動的でした。
比較するのはナンセンスだと知りつつも、80代だとは思えないリドリー・スコットより、明らかに90代らしいクリント・イーストウッドに強く惹かれたのでした。
そういえばGUCCIとのコラボを成功させたSuperplasticの創業者ポール・バドニッツさんは、2006年、Kidrobotの社長時代にイーストウッド主演のマカロニ・ウェスタン『続・夕陽のガンマン』(1966年)に着想を得て、映画の原題『The Good, The Bad, The Ugly』をそのまま使ったフィギュア3点セットをプロデュースしていたことを思い出しました。
ので、『続・夕陽のガンマン』公開当時のアメリカのアドを最後に貼っておきます。
上記の文章を読まずに画像だけ見た人は、「いったいなんのこっちゃ」と思うんでしょうね。
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by tomenosuke_2006 | 2022-01-27 22:01 | Superplastic 新製品情報
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